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風景画像①.jpg


         

風景写真・プロになるための決意!





風景写真のプロになるにはどうしたらなれるでしょう?
中学生のS君からメールで相談してきました。        
やる気と情熱があれば、必ずなれますと答えました。



風景写真家になるにはどうしたらなれるか?







「 風景カメラマンになるにはどうしたらなれますか? 」


昨日、九州の中学生 「S」 君からメールが届きました。


少し前まで書いていたもう一つのブログを見て
メールを下さったようです。

こちらのブログには、コメント欄もありますので、
どうぞ、お気軽に使って下さいね。


さて、「S」 君の
「風景写真家 になるにはどうしたらなれますか?」
という質問を考えてみたいと、思います。

まず、私の体験と考えから言いますと、

「風景写真は、他の写真分野に比較して、プロへの道は非常に難しい」

と言えます。

しかし、心配は無用です。

あなたさえその気になれば、必ず風景カメラマンになれでしょう。


その理由について説明をしていきたいと思います。


まず、写真を

①「芸術分野」  
②「他の分野」

の2分野にわけてみますと、

「風景写真」は、① の「芸術分野」 に近いと言えます。


この分け方は、究めて、おおざっぱなわけ方で、異論もありましょうが、
ここでは、説明の便宜上、ご理解下さい。



では、「風景写真」 が 「芸術分野」 とすれば、
何故、難しいのでしょうか?

それは、必ずしも努力だけで達成できるものではないからです。
ここが、非常に、大事なところです。

それに引き換え、② の 「他の分野」 は努力のみで、
充分プロの域にたっすることができます。

これまで、多くのカメラマンを見てきた経験から、
自信を持って、そう言えます。


私が、最初、「報道カメラマン」 を目指したのは、
実は、ここに理由がありました。


では、風景写真家の場合はどうでしょうか?


S 君 に、生まれつき、芸術的天性が、
備わっていると思われる場合は、それを磨いて下さい。

芸術的天性」 などと、ちょっと、かたい言い方をしましたが、
簡単に言えば、「感動する心」 なんです。
もっと、くだいて言えば、

物事に、ハッと驚いたり、悲しんだり、喜んだりする心」 です。


1年ぐらい前の事でした。
NHKラジオで、こんな放送を聞きました。
元 女子大学の学長さんだった 「K子」さん の話です。

「 学生時代、修学旅行で、寺院見学をしたおりのこと。
ある金色の仏像の前に立った時、
私は、 ”感動” で胸が一杯になり、涙が、溢れて止まりませんでした

もう、これで、死んでもいいとさえ思ったくらいです。
何故そう思ったのか、自分でも分からないのです。 」

K子さんは、何時頃からか、歌を作り始め、そういう本も出しているお人なのです。


良い例 では、ないかも知れませんが、K子 さんには、おそらく、
芸術的素質、あるいは、感性が、備わっていたのではないかと、
私は思うのです。


もしかすると、「仏像」 に触れて、
K子さんの 感性 が導きだされたとも、いえるかも知れません。


いずれにしろ、生まれつき「芸術的感性」を内にひめている
と思われる人の場合、その素質を磨いていけばいいと思います。



しかし、そういう「素質」があるかどうかを知るのは
とても、難しいといわねばなりません。


「S」君の場合、どうでしょうか?


ごく普通の中学生の場合!




大変失礼なことですが、S君が、ごく普通の中学生と、
仮定して、そのうえで、「風景写真家」希望の場合
について説明したいと思います。



下の写真2点をご覧下さい。

(いずれも、ケータイで撮り直して掲載していますので、
原画そのままが、出ていないことをご了解ください)



上の写真は、小さい頃からとても感性豊かで、現在は、世界的詩人であり、
小説家としても、活躍している人「Ⅾ」さんの写真です。  

しかし、写真に関しては技術的なものは、
ほとんど、持ち合わせていないお方が撮ったものです。


(フオト雑誌から引用させていただきました)
素人の風景.jpg
(いわば素人が撮った風景写真です)


下の写真は、社歴20年、技術的には、ベテランの域に達した方のもの。
写真は、カメラ雑誌の月例コンテスト上級の部で入選したものです。

(フオトコン誌から引用させていただきました)
日本画的風景.jpg
(月例コンテスト上級の部で入選した風景写真です)



注)

① 
上の写真を撮った方は、外国のある有名な写真団体の会員に推挙されています。
一国だけでなく、数か国において、国際的水準の栄誉を受けております。
その芸術的才能を高く評価されているお人です。

技術的訓練など、あまり、経験なく、感動した風景に無造作にカメラを向けて、
オートで撮影を行っています。



② 
下の風景写真は、選者に絶賛された、風景写真で、日本画的、
風情をも感じさせられる秀作です。  

プロとしても、充分肩を並べる作品といって良いでしょう。
この方は、ひたすら、コンテストで腕を磨き、感性をも身につけたお人です



さて、上の2枚の写真と撮影者の経歴をご覧になって、
どう感じられましたか?


私が、ここで言わんとしていることが、もう解っていただけた
かも知れません。


そうなんです。

風景写真は「芸術」ではあるのですが、作者との間に
カメラという機材が介在しております。


写真の場合、この 「カメラ」 技術をみがくと同時に、
風景写真に対する感性を育てれば、必ずや、
S 君も 「風景カメラマン」 になることは
「可能」 だと私は思っています。



他の箇所でも、書いたことですが、趣味として写真を
始めた人が、雑誌のコンテストに応募を続けることによって、
素人から、プロの「風景カメラマン」になった人は、非常に
多いです。


その人たちの軌跡をしらべたことがあるのですが、
素人から、プロ、あるいは、プロ級のうでな達するまで
どの位かかるかというと、

大体「10年」はかかるようです。


人気カメラマンの 「米美知子」 さんも
ずぶの素人から、プロの風景カメラマンとして独立するまで、
私の調べたところでは、 「7~8年」 かかっております。

多少の誤差はあると思いますが、その点ご了解くださいね。


どうか「S」君も希望を持って、ガンバって下さいね!


大丈夫ですよ。  応援してます!



    ■ <  関連 記事 >

・風景写真・プロ中のプロが撮ればこうなります

これが、人をうならせたプロの写真です!



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