スナップ写真・主婦が見つけた誰でもできる方法!
スナップの方法として、前回取り上げた、コンテスト1位になった主婦が実践している 「スナップ手法」 を、 取り上げたいと思います。 特に初心者の方は、ジックリと会得してみて下さい! きっと、お役に立つだろうと思います。
①
②
上の写真は、「週間文春」 に掲載されたプロの写真です。
①はご存知、女優 「末広涼子」 のポートレート。
②は、雑誌社が選んだ無名の若い女性を撮った写真です。
この2枚を見比べて、どうですか?
ここで、人物写真を撮る時の最低限の
スナップ写真の「基本」 を知っておいて下さい。
1)人物をアップで撮る方法。
2)人物にバック(環境)を入れて撮る方法。
2)の場合は、
バックをボカス方法と、バックもハッキリ撮る方法、とがあります。
1)のアップで撮る場合の注意を言いますね。
・ 思い切って、モデル(被写体)に迫り、
写真のように、頭を少し削る感じで撮る。
これで、モデルの迫力とか、緊迫感が出て、
写真が引き締まります。
今回取り上げました主婦・「牛場さん」 の作品でいえば、
コレ(下)です。 このフレーミングをご覧下さい。
こういうスナップは、つい全身の姿を入れてしまうのが、
初心者です。
「頭をこんな形でチョンギルなんて・・・・。?」
そう思って、ついつい全身を撮ってしまうんですね。
この牛場さんの写真は、審査員から絶賛されています。
特に、切り取り方の良さが誉められていたことは、注目されます。
それでは、
2)人物にバック(環境)を入れて撮る。
に移って見ましょう。
下の写真が、入選した牛場さんのものです。
(入選した主婦の写真)
子供が下駄を手にトボトボ歩くウシロ姿です。
「わびしい感じ」 がしませんか?
その向こうに、誰も通っていない一本道が、
写されていることで、いっそう 「わびしさ」 が、
強調されているのが、分かります。
そして、道が 「ボカシ」 てあることで、さらに、「わびしさ」
の表現がウマク出てきたといえるでしょう。
(ボカス方法は分かりますよね!
絞りを少し開ければ、ボケが出てきます。
その分、シャッターチャンスを速くしてくださいね。)
どうですか、
① モデル(被写体)に思いっきり迫る。
② 背景をウマク入れる。
この2点を注意するだけで、写真が、一段と、
良い写真に変わります。
もう一度、
プロの撮った写真と主婦(牛場さん)の撮った写真をご覧下さい。
ただし、例外は、ありますので、それは、現場で、
注意して下さいね。
これからは、人物を撮る場合、
この2点を必ず考えて撮るようにしてみて下さい。
スナップの方法を、たった2点変えるだけで、
写真の出来がきっと変わってくると思います。
主婦 G さんの場合は、最初は、あれこれと工夫し、
考えながら撮っていたと思われますが、長年撮っているうちに、
カメラを被写体(モデル)に向けるやいなや、
瞬間的に、上のような写真の 切り取り方(フレーミング) を
するようになったわけです。
つまり、もう 反射的に、こういう撮り方をするようになったと
言えるかと思います。
時間の遅い、早いはあっても、撮り続けているうちに、
ほとんどの人が、こういう風になっていくようですね。
それでは、今日は、ここまでにして、
続きは又次回でお伝えしていきましょう。
どうぞお楽しみに・・・・・・・。
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