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写真家・土門拳の写真撮影は眼光紙背に徹す!絶妙の作品誕生の一瞬!




土門拳といえば、言うまでもなく日本を代表する写真家。
写真をトコトン追求して止まない闘魂の作家でもあった。
需要を満たすプロを超え、対象に迫る姿勢は類をみなかった!




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こんにちは。


さて、今日は「OT」さんの、「写真作家を目指すには」
という相談にお答えする第3回目として、お伝えしたいと
思います。


  ● <写真作家とプロ写真家>


ココで言う「写真作家」 とは、プロの写真家では
ありません。

A)
プロカメラマン(プロ写真家)は、写真で稼いで、
それによって、生活する人のことをいいます。

人によって、多少、認識が異なるかもしれませんが、
大同小異といってよいだろうと思います。


B)
「TО」さんの言う「写真作家は」アマチュアであれ、
プロであれ、自分の撮りたい対象を、
納得いくまで追求するカメラマン(写真家)を言います。


・一生、竹の美を追求した「高間」さん。
・前前回ご紹介した、福島菊次郎(92)
・山陰をこよなく愛した「上田正治」さん。
・「海」をライフワークとした歯科医「緑川洋一」さん。
・近いところでは、「森と水」をテーマとする「米美智子」さん。
・・・・・・・等々まだまだ、いくらでもおられます。

そして、その最たるお人が冒頭の「土門拳」ではないか
と私は、感じています。


「土門拳」は、神社仏閣を撮り、写真集 「古寺巡礼」を残した大家ですが、
その仕事ぶりを知ると、きっと、皆さん驚かれると思います。

ここでは、彼の次のコトバを記すにとどめておきますね。

「たとえば、僕の撮った壷(つぼ)の写真は、 壷の裏側まで撮っているのだ!」 と。


当時、著名なジャーナリストであった「草柳 大蔵」は

「日本17人の名匠」として、「土門拳」を挙げ、

上記の土門拳の 「言葉」 を鮮烈で強い衝撃を
与えたと述べています。 

そして、土門拳の写真に関して、

「眼光紙背に徹す!」 と述べているのです。


土門.jpg



さて、それでは、
「写真作家を目指すには」どうすればいいか?

ということに入っていきましょう。


それには、


 ■ ① 写真を3者に評価してもらう。 ■ 
         ② 写真関係の職場にいたまま、実践するか、    
アルバイト的な仕事のかたわら、実践するか?


問題は、この2点にあろうかと思われます。


自分の写真が一体どのレベルかを知らなければなりません。

それには、まず、他人に評価してもらえる場所を選択
しなければなりません。


そこで前回からの続きになるわけです。

前回はココで終っていました。


・前回分です
http://00naoki.blog.so-net.ne.jp/2015-03-05



ーーーー (前回終わりの一部分です)


このあと、撮りためた作品の発表をどうするかです。


・個展か、
・出版社へ持ち込みか、
・全国的な各種コンテストか、
あるいは
・カメラ雑誌の月例か、
はたまた
・新聞社への売り込みか、
・新人対象の公募か、


私は、さまざまな方法を考えました。


この後、私が、何に発表の場を選んだかを
お伝えしたいと思います。

私の場合、非常にタイムリーな幸運を得ました。


ーーーココまで。(続きは下)



では、続けて、私の体験をお伝えしますので、
拙い体験ですが、

「TО」さんも、このブログを読んで下さっている
かたも参考にしていただけたら幸いです。




  ● <私の写真発表の場所>


その頃、たまたま目に付いたのが

「フォト・ノンフィクション」の募集でした。

ある健康雑誌に出ていたもので、
健康に関係あるものなら、テーマ、題材は自由というのです。

私は、健康面(病気治療)から宗教(密教)に
アプローチしていましたので、実に良いタイミングでした。


全く自信はありませんでしたが、
「ダメモト」 の気持ちで気軽に応募してみました。


原稿用紙15枚程度。  それと関連写真5枚。


文章のほうは、仕事上多少は書いておりましたので、
この時、さらに、ニワカ勉強して、応募してみました。


2ヶ月後、なんと、それが入賞したではありませんか!

それも、大賞(1位)だったのです。

応募者は、全国から1000人ぐらいだったと思います。

いやあ、これには、正直、ホントニ驚きました。

雑誌に発表された自分の名と写真を見ながら、

「これで、少しは、密教(宗教)の隠された部分を 人に知ってもらえる!」

そう思って胸が躍ったものです。(笑)


さて、以上、恥をしのんで、私自身のつたない体験の
一部を書かせていただきました。


入選したなんて言いますと、何だか 「自慢めいて」
聞こえるかもしれませんが、決してそうではなく、

「この分野だと誰にも負けない!」

と言えるフイールドを
持てたということを知っていただきたかったのです。


ちなみに、入選できた理由として、

「密教 が、現代医学をも凌駕(りょうが)するほどの、
奇跡的効果 を持つ 事実を 知って興味深い!」


と挙げられていたのです。

私は、満足でした

私がこの応募で一番言いたかった事が
評価されていたからです。


それからは、ポツポツと 「密教と健康」 に関する、 撮影依頼が入るようになりました。


「 これで、自分の興味ある分野で、
勝負できるかも知れないなあ 」

と思えた初めての経験でした。


以来、いまだに、「密教の修行」と「健康」を 扱ったカメラマンは、みあたりません。


やっと、自分のオリジナル分野を、開拓できた
と言えると思います。


せっかく撮った写真を、誰も見てくれない
というのであれば、それは、自己満足でしか
ありません。


そんなわけで、私の体験がわずかでも、
参考にしていただけたらと思います。


このブログを読んでくださっているかたは、
働きながら、「カメラマンになりたい」 と
希望しているかたが、多いとおもいますので、

カメラマンになる上で、
究極、自分の好む作品作りをするにはどうしたらいいか?

カメラマンになる道のりと、仕事の兼ね合いは
どうなのか?


①全く写真と関係のない仕事をしながら、余暇を利用して、
好みを追求する。

②写真関係の仕事をしながら、「好き」を追求する。


幸いにして、私の場合は、ある程度の評価を得ることが
できましたので、そのまま、そのテーマを深めることができました。


それでは、今日は、この辺で、失礼します。




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