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風景写真家になるには男性女性共に10年!死んで悔いなしと感動! [風景写真家になるには]




風景写真家になるには、男性・女性を問わず、10年を覚悟!
いいえ、生涯をかけるぐらいの決意がほしいです!
もう死んでも悔いは無い!と観衆を思わしめるほどの写真を!



こんにちは。


今日は、九州の 「M」 さんの相談メールに対するお答えの
5回目をお伝えしたいと思います。


 風景写真家になりたい
② 移住も厭いません。
 弟子入り(アシスタント)という選択肢についてどう思われますか?
 はっきり言ってセンスや感性なんて持ち合わせてない
④ 努力でしか道は切り開けないですし
⑤ すでに年齢的(34歳)にも厳しいと思われますか?
 食っていけるかどうかという現実的なことまで
⑦ それでも風景写真家になりたいです。


ご相談は、上記のような内容でした。


これまで、4回の記事は、少しは参考にしていただけたでしょうか?

今日は、全体の総括を私なりにしてみたいと思います。




① 風景写真は「芸術」です




(撮ったのは、ほぼ素人同然の人です)
いけだ2.jpg
(数か国から写真賞受賞した写真の1枚です)
業界グラフ誌より
鮮明ではないですが、本物は、絶品です)



池田2.jpg
(業界グラフ誌より)
(鮮明ではないですが、本物は、絶品です)


上の写真は、数か国で個展を開き、大変な反響を呼びました。

数々の国から、写真の芸術部門で栄えある賞を受賞した写真の中の2枚です。


撮影した人は、ある慈善団体のトップで、世界中をまわっている、
超多忙なお人 「K」 さんという方です。


有名なカメラマンであり、評論家でもあった 「三木淳」 氏に、
何度か 「手ほどき」 を受けたあと、見よう見まねで写真を
撮り始めたお人です。


普通のカメラマンのように、何年も就業したという経験は、ほとんど、
もっておられません。

それでも、アジアや、ヨーロッパの国々の美術関係の団体から、
写真賞を贈られ、専門家からも、絶大な評価を受けております

K さんは、団体の長であり、「写真」は、あくまで趣味的なものです。

写真は、仕事の合間に、ちょこちょこと、撮るだけだそうです。


詳細は、別の項で取り上げたいなと思いますが、それにしても、
「スゴイ写真家」 がいるものですね。

写真は他にも、何枚か複写を持っておりますので、それも
のちに掲載してみますね。    しばらくお待ち下さい。





さあ、本題にもどりましょう。


「風景写真は 芸術 です」

などと、言いますと、
オーバーに聞こえて、異論が、出てきそうですが、

ここでは、ごく一般論として聞いてくださいね。



先ごろ、(16日)お笑い芸人の 「又吉」 さんが、
「芥川賞」を受賞して、大変 話題になっております。


ご存知かと思いますが、「芥川賞」 といえば、純文学の最高賞です。


純文学といえば、大衆小説や、推理小説と違って、「芸術性」の
高い文学(小説)と言われております。



芥川賞の選者の一人「高樹のぶ子」氏は、芥川賞を選ぶに当たって、

「文章における、技術と努力は、必要ですが、
他に才能もいります」

と述べておりました。


このことは、「写真」 にも、言えると思います。


ただ、写真の場合、対象と人の間に「カメラ」という
機械 が 介在しております。

カメラ技術のおかげで、努力しだいでは、芸術の域に達する
写真を撮ることはできます。   いえ、私は思っております。


「芸術の域に達する」 ということは、

どういうことでしょう。


「もう死んでも悔いはない!」  と感動するほどの写真を撮る

ということなんです。


「死んで悔いなし!」  というと、 「またまた、大きなこと言って!」 と、

言われそうですね。(笑)

「そんな作品があるの?」 と言う人もおられるでしょう。


それが、あるんです。   例を挙げてみましょう。


早い話が、あの美しい オーロラなどがそうです。



オーロラ.jpg

[オーロラ」(双極性障害サバイバルブログヨリ)




テレビで見たのですが、恋人同士で、カナダに旅行をした二人が、
現地で、オーロラを観て、感動のあまり、涙が止まらなかったという
場面でした。

なんと、彼らは、そのままカナダに住み着いてしまったのです。




ある写真展を見ている女子高生が、1枚の写真の前で、
じーっと、立ち止まったまま、動きません。

これまで見たことのない「海と雲と夕日」のミゴトな色彩美に打たれ、
呆然と見とれてしまったのでした。

NHKのテレビカメラが、彼女の表情をとらえると、
顔が、涙でグッショリと濡れていました。





yjimage.jpg


仏像写真の個展を見て

もうこれで死んでもいい!

と言った女子大学の学長さんが、いました。

この言葉は、NHKラジオの 「ラジオ深夜便」 という 
放送だったと思うのですが、そのインタビューに応えて言われた
学長さんの 「コトバ」 だったのです。



②風景写真の究極




さて、前述のように、3つの例をあげましたが、

風景写真の究極は、これだと思っています。


「もうこれで死んでもいい!」


これほどの感動を与える作品こそ究極!


私は、本当にそう信じています。  

風景写真を志す人は、どうぞここまで目指して下さい。

覚悟があれば、必ずやれると思います! きっと!



カメラ雑誌のコンテストを、ズーッと、さかのぼって、見てみると、
最初のころは、全く素人写真を撮っていた人が、1年、2年と、
続けているうちに、しだいに、すばらしい写真を撮るようになります。

さらに、年を重ね、入選できるようになると、プロに負けないほど、
腕をあげてきます。


そして、月例年度賞の上位に入賞するぐらいになると、
確実に、プロと比較しても、ひけをとらぬ作品を発表
する人が現れるようになります。


此のあたりになると、技術も、感性も磨かれ、プロとして、
独立を目指す人もあらわれてきます。


だんだん個性的な写真を撮るようになるのは、此のころからです。

凡庸な域を脱し、心を打ち、何かを感じさせる表現が
できるようになってきます。




私に相談して下さった「松田」さんは、


⓪ 「はっきり言ってセンスや感性なんて持ち合わせてない」

とおっしゃっていますが、頑張って下さい。

「感性」は、必ず、発揮されるようになるでしょう。





③ 感性の磨き方! 





個性的な小説家の「山崎ナオコーラ」さんは、

「論理と感性は相反しない」 

と言っております。






sakka.jpg
(山崎ナオコーラさん)


この作家は、第41回文藝賞受賞を受賞し、
注目されている有望な中堅作家です。

芥川賞には 4度 も候補になっている女性作家で、
非常に高い評価を受けている、作家です。


この作家が言った


「論理と感性は相反しない」 

と同じことが、写真にも、言えると思います。

「理を極めれば、感性が高まります」
「逆に、感性が磨かれると、理が、深まる」



は真実であることを私も実感しています。




④ 感性を美術専門家が語る





販売におけるマーケテイングの専門家 「小阪雄二」氏 は山口大学で
「美術」 を専攻してきたお方ですが、

「感性」 の磨き方について、

「それはたやすいこと」 だと、いとも簡単におっしゃるのです。

「それは、情報量を増すことだ!つまり、知識を増やせばよい」 と。

「それには、まず本を読む、映画を見る、美術を鑑賞する、
絵画、写真の個展を見る、人の話を聞く・・・・・・・等々」  と。


なるほど、「宇宙の本」 をよむことによって、月に対する
知識や、見方が変わります。


子供の頃、
「お月様には、うさぎが持ちつきをしている姿が
みえるだろ・・・・・・・」

とよく聞かされたものです。

みなさんにもそんな経験ありませんか?


しかし「宇宙理論」を知ることによって、月への、
見方や、考えが当然変わってきますよね。


つまり、即、感性が 「磨かれてきた」 というわけです。


作家の言っておられることと、美術の研究者の言っておられることは、
きわめて、「似ている」 と思われませんか?


相談者の「松田」さんもぜひ勇気をもって、挑戦してみて下さいね



それでは今日は、この辺で・・・・・・・・・・・・。




    ■ <<関連記事>>


● 写真家(カメラマン)の簡単な感性の磨き方!超意外で驚きました!
http://00naoki.blog.so-net.ne.jp/2015-10-16



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