フォトコンテスト:応募続ける人の入賞作品は驚く成長を見せます! [フォトコンテスト入賞]
写真に無知であったズブの素人でも、フォトコンテストに
応募を続けるていくと、作品は、ドンドン良くなります。
今回は、その成長過程を入賞作品で追ってみましょう!
こんにちは。
コンテストで成長する作品!
前回取り上げた「S」さんの入賞作品を、月を追いながら、
その変化の様子を見てみたいと思います。
「月例フォトコンテスト」 によって、写真を撮り始めた
初心者が、どう成長していくかを、ご覧下さい。
初心者からの出発
前回の「S」さんは、写真を始めてから大分
慣れた頃に、地元新聞に2年間応募をしたと
書いております。
そこで「1位」を獲得したあと、いよいよカメラ雑誌に
挑戦することになります。
20代の後半にはいっていたようです。
応募したカメラ雑誌は「フォトコン」です。
今度は、地元だけではなく、全国のアマチュアが相手です。
そう簡単には、いきません。
私が手持ちの「フォトコン」バックナンバーを見てみますと、
「S」 さんの場合、いつからの応募かはハッキリしないのですが、
2009年、「ネイチャーの部」 で年度賞「5位」にはいっています。
30歳の時です。
(2009年・ネイチャーの部「5位」=30歳)
この年は、8回入賞しています。
入選=6回
特選=2回
推薦=1回
写真①は入選の1枚です。
選者はご存じの 「米美知子」 さんです。
①
2009年
②
(2010年=特選)
写真②=選者は、これもお馴染みの「鈴木一夫」さんです。
「2010年」 と 「2011年」 の詳細がよくわからないのですが、
成績は、ベスト 「8位」 ぐらいに入賞していたようです。
③
(2012年=入選)
上の写真 ③ は選者が「田中達也氏」 です。
海外でも高く評価されているカメラマンです。
写真 ① ②は、「葉」 ・ 「セミ」 といった、分かり易く
具体的な対象ですが、 写真 ③ になると、被写体がかなり抽象化
されてきた感じを受けます。
評にも
「・・・・絵画のような作品に導かれている・・・・・」
とあります。
「S」 さんの 「観察眼」 が年ごとに深くなってきたのを感じますね。
みなさんは、どうですか?
もう一度、上から①②③と順に写真をご覧になってみて下さい。
さて、
次の写真 ④ は、上の ③ と同じく 「2012年」 の作品で、
「特選」 に入賞した写真です。
タイトルが 「夢のひととき」 とあるように、夢を思わせる
幻想的な雰囲気を感じさせられます。
そしてこの頃になると、「S」 さんは、技術的にも、
かなり進歩してきたことが伺えます。
選評をみてみますと、
「・・・・シャドウの潰れもなく、ハイライトの飛びもなく、中間領域を
効果的にコントロールした露出ワークも見事・・・・・・」
とあります。
この記事の写真④では、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、
「フォトコン」誌 に掲載されてい写真では、ディテールが
克明に描写されています。
④(タイトル=夢のひととき)
(2012年)
5位入賞から4年目は?
2009年、「S」 さんは、フォトコン誌の「月例コンテスト」ネイチャーの部」で
「5位」 に入賞してから、次の2010年、続く2011年は、
入賞していないようです。
私の調べたところでは、どうも 「8位」 前後にとどまって
いたように思います。
仕事を持ち、2人のお子さんを持っておられる「S」さんにすれば、
大いにありうることでしょう。
それでは、「2012年」 の「S」さんはどうだったのでしょうか?
実は、写真④が「2012年」応募の作品の1枚だったわけですが、
評にもありましたように見事な作品でした。
他の応募作も、グーンとよくなってきており、
2012年の内訳をみますと、
入選=4
特選=2
推薦=1
で、7回入賞しており、1点差で、ミゴト 「2位」 に入賞しました。
どうですか? みなさん。
家族を持ったサラリーマンが、働きながらコツコツと
カメラ雑誌の 「月例フォトコンテスト」 に応募し続けた
経過を追ってみました。
「年度賞 1位 を狙いたい!」
と感想文に書いておられたので、その後も
きっと、「1位入賞」 まで、挑戦をつづけられたことでしょう。
いや、今も続けておられるかもしれません。
とりあえず、今回はここで、置きたいと思います。
2013年に入ってからの作品で、たまたま手元にあったものを、
下に載せましたので参考までにご覧ください。
(写真⑤⑥がそうです)
その後の「S」さんの情報を得ましたら、みなさんにも、
きっと、お知らせしますね。
では、今日は、この辺で・・・・。
⑤
(フォトコン2013年8月号ヨリ)
⑥
(フォトコン2013年10月号ヨリ)
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タグ:フォトコンテスト
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