カメラマン:プロへの道がこれ程苦しいとは!超有名写真家がもらす!
「プロカメラマンへの道がこんなに苦しかったとは!」
こう話した超有名女性写真家がいます。大学を出てすぐ
フリーのカメラマンになった、写真界の重鎮「大石芳野」氏!
写真学校を出てもすぐにプロにはなれない!
写真関係の大学や専門学校を出てもすぐに
プロにはなることは無理なのが普通です。
読者の中には、写真系の大学や専門学校を卒業すれば、
すぐにでもプロカメラマンとして、働けると、
考えている方もあろうかと思いますので、
「こういう例」 もあると言うことを、知っていただくために、
写真界では、多忙を極める有名な女性写真家 「大石芳野」 さんの
知られざる体験をお伝えしたいと思います。
(大石芳野カメラマン=72)
(ヤフー検索ヨリ)
これまでも少し取り上げたことがありますので、
ご存知のかたもあるのではないでしょうか。
大石さんは、日本大学の写真科を出て、
すぐフリーカメラマンとして独立します。
では、そこから、どんな歩みがあったのか
大石さんの記述から引用したいと思います。
大石さんは、
「 大学をでれば、すぐにでも、
プロカメラマンとして、活動できると 」、と
考えていたお一人ではないかと思うのです。
それでなくては、卒業後、いきなり、フリーになるのは、
無謀としか言いようがありません。
在学中に、賞をとっていたり、個展を開いたり、
コンテスト入賞経験があったり、さらに、写真集を出版する、
などの実績があれば、話は、別なんですけどね。
では、「大石芳野」さんの歩みを、ザーっとみてみましょう。
「 ・東京生まれ。
・日本大学芸術学部、写真学科卒業
・卒業後、すぐフリーランスに。
・独立後、写真で生活できるまで辛酸をなめる。
・学生時代に、訪れたベトナムに衝撃をうけ、
ドキュメンタリー写真家として、戦地や内乱の中で暮らす人々を、
撮り続けている。
・現在、大学教授。
・テレビ、雑誌、コンテスト審査・・・など多忙 」
以上が、ごく簡単な略歴です。
問題は、卒業後、すぐフリーとしてスタート
したことにあります。
営業の苦しさを味わう!
記事を見ますと、
「 フリーで、スタートしたからといっても、
仕事が降ってくるわけはありません。
若い女性ということで、屈辱的な思いをしながら、
営業と作品撮りの日々が続きました。」
とあります。
最初はたいていこの営業でつまづく人が多いようです。
「 自分の写真をもって、営業にまわるんですが、
その中身は、営業の相手によって変えていきました。
仕事で撮った印刷物がたまっていけば、
また別にまとめて、あとまわしにしたり、
様々な方法で営業しました 」
営業のくふうをいろいろ考えて回っている
苦心の様子がうかがえますね。
さらにつづけて、こうあります。
「 でも一回営業に行ったからって、すぐに仕事が、
くるはずがありません。
もう、手帳が真っ黒になるくらい、色々な人に、
紹介してもらったり、会いに行ったりしていました。
それでも何十件に一件くらいは、仕事をいただけたので、
それで息をつないで、また次の仕事に繋げていってました 」
写真に限りませんが、営業するというのはこういう苦労が
つきまといます。
私も多少の経験がありますので、分かりますね。
仕事がないかぎり、収入もないわけですから、生活も大変です。
その様子を次のように書いています。
「 バスには乗らずに歩く。
喫茶店には入らずに、公園の水道水を飲む。
バス代もコーヒー代も、フィルムや現像液を買うための、
費用にしていました。
定価の洋服なんて買ったことなかったですね。
買ってもバーゲン。
だから、父が、見かねて何着か、買ってくれたことも、
ありました(笑)。
とにかく、倹約、倹約でしたね 」
どうでしょうか?
「大石芳野」さんの苦労の一端が、
おわかりいただけたでしょうか。
他にも「大石芳野」さんと同じような経験を、
している人を、何人か知っていますが、フリーと言う立場は、
仕事が入るまで、とにかく大変なんです。
それを、~賞を取ったとか、写真集を出したとか、個展を開催したなど
実績があれば、また話は別ですが、
何の実績もなく、卒業後、いきなりフリーカメラマンとして
独立することは、暴挙といってよいでしょう。
プロへの道は、学校卒業すればすぐなれる程
「甘くはない」
という一例として、
カメラマンの大家の例を挙げてみました。
参考にしていただけたらと思います。
スポンサードリンク
2016-10-21 10:43
nice!(2)
コメント(0)
コメント 0