広角レンズ:入選作すべてが広角!コレ使わなきゃもったいないです!
広角レンズの特徴や効果は、写真に見ばえを与えます!
入選作すべてが、広角で撮った写真だと気づきビックリ!
偶然ではありません。 実例をご覧ください!
見直そう広角レンズの威力!
昨日、あるカメラ雑誌をみていると、プロの指導による
撮影会の模様が出ていました。
撮影会といえば、一人のプロカメラマンが限定場所で、
希望者とともに写真を楽しみながら、指導していくというもので、
毎月、カメラ雑誌などで、よく見られる光景です。
今、大人気のカメラマン「米美知子さん」は、
こういう撮影会を精力的に開いておられるようで、
頻繁に見かけますね。
もちろん、他のプロがツアーなどで撮影会を
催している場合も、よくみかけます。
地域には、大体、有力な「カメラくらぶ」があって、
同じような撮影会を行っているようです
(関西のある写真クラブ)
各地域などには、年度賞作家がいたりして、そんな人が、
中心となって、教えている例も多いようです。
注)
年度賞作家 = カメラ雑誌のコンテスト一年間を競って
1位~5位までになったベテランの
アマチュアカメラマンのことです。
撮影会を行うと、その結果をプロが審査して、
コンテストをおこなう場合もあります。
私が、今回、ここに取り上げたのは、
プロ指導のもとで、行われたある「市」の
コンテストに参加した人たちの入選作です。
大体、どのコンテストでも、「入選作」は、
「広角レンズ」 で、
撮影したものが、多いですね。
特に、私が今回見たカメラ雑誌に掲載されていた入選作は、
撮影データを見ますと、
なんと、そろって、みな 「広角レンズ」 による作品でした。
グランプリ=1点
入選 =9点
合計10点の写真が並んでいます。
「偶然」 だという人もあるかもしれませんが、
あながち、そうだとばかりは言えません。
皆さんが持っているカメラ雑誌を開いて見て下さい。
入選作の中には、「広角レンズ」で撮った作品が
相当あるはずです。
最近は、ズームレンズがほとんどでしょうから、
広角で撮ったか、中望遠で撮ったか判別しがくいかも
知れません。
その辺は、慣れてくると、写真を見るだけで、
大体、見分けがつくようになります。
いずれにしても、入選作10点が、皆「広角」であったとは、
正直驚きました。
しかし、実際それほど 「広角レンズ」 には威力があるんです。
広角で撮った入選作の紹介
それでは、実際に入選した作品をご覧いただきましょう。
(下①~⑥の写真は 「日本カメラ」 誌のバックナンバー
ヨリ引用させていただきましたのでご承知下さい)
10点のうち、投稿の都合で6点を載せました。
ケータイで撮り直していますので、ちょっと
見づらいところもありますが、
「広角の特色」 が、
よくとらえてあると思います。
「広角の特色」をもう一度簡単に挙げておきますと、
<広角レンズの主なメリット>
1)遠近がハッキリしている。
2)手前が強調されて迫力感が出やすい。
3)被写体の大小の違いがハッキリ出るため、印象が強くなる。
あくまで、これは、私個人が感じているものですので、
あまり、神経質になり必要はありません。
一言でいえば、「パッと見た瞬間の迫力が強い」 と言えるでしょう。
それでは、写真にうつりましょう。
①(グランプリ)
手前の蓮の葉の群れ、中間の水面、その向こうの山々と雲。(遠近)
全体としてバランスがとれていますよね。
さらに、水面にうつる雲の表現が美しいです。
空の雲と水面の雲を対比させた構図はプロでも非常に多い
表現の仕方ですね。
カメラ雑誌を見る時、注意して見て下さい。
そして、その表現法も実践してみて下さいね。
写真が映えますよ!
②(入選・以下同じ)
海と灯台の夕景です。これに似た写真はよく見ますね。
手前のさざ波、中間の灯台、そして、遠景の岩(?)。
定石どおりです。
③
これは、広角の特徴が一目でわかりますね。
周囲も広くとって、田舎の田畑が、犬と散歩する人の
生活感が表れていると思います。
④
この写真は、かなり寄って撮っていますね。
餅つき、特に、「餅」 を強調しているところでしょう。
⑤
コレは、一種の 「トンネル構図」 で手前に大きく桜を捉え、
枝の間、かなり向こうに、シルエットの岩が配置されています。
さらに、かすんだ山々が、はるか向こうに見えますね。
⑥
この写真 ⑥ は、「広角」で撮ったものだと、すぐ分かる写真です。
どうですか?
手前の紫陽花をウンと手前に寄せて、「ウワッ!」 と目に入ってきそうです。
はるか遠くの山肌、空の雲の様子、ウマクまとめていますね。
<一言>
もし、これを私が撮るとすれば、もう少し俯瞰(上から)して、遠方に見える
山々をもうちょっと入れます。
さらに、下を真ん中の紫陽花の付け根までカットして、空をわずかに
広く撮ります。
そうすることによって、空気感も広がり、紫陽花も今より
強調され、もう少し「スケール」が出るようなきがします。
それでは、 どうぞ参考にしてみて下さいね。
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