カメラマン: 発想は好きにあり!依頼や料金にこだわるのは愚かでは?
カメラマンになるには、発想は大事ですが、こだわることはありません!
好きだと思えば、それをひたすら追い続けるのは素晴らしいと思います。
依頼や料金にこだわり、迎合するのは商売写真家に任せましょう。
カメラマン、「好き」が見つかったが・・。
昨日、「ブレインダンプ=自分の棚卸し」をやったKさんから
メールが届きました。
一部をご紹介します。
ーーーここから
(省略)
・・・・「好き」に関してブレインダンプをしてみました。
そうしたら、小学の時、「妖怪あそび」が好きで、近所の友達と
公園でよく遊んだものでした。
中学、高校、大学などについても、やってみましたが、
小学生の時の 「妖怪あそび」 が一番思い出が深いことを
知りました。
妖怪について写真で表現するとすれば、どんな発想がいいと
思われますか?・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・(省略)
ーーーーここまで
このメールが届いた翌日、2月24日夕食を摂っていた時
のことでした。
いつものように新聞を広げてみていると、
なんと、「妖怪」をモチーフにしている美術愛好家の
記事が飛び込んできたのです。
「妖怪」<日経新聞ヨリ>
ボクは、新聞を読むときは、一番裏から読んでいきます。
次に一面に移り、一番下の広告欄に目をやるのが、
習慣になっています。
妖怪の記事は、一番裏側の「文化欄」に出ていました。
「妖怪」のメールをいただいた翌日に、「妖怪」に関する
記事がでていたわけです。
以前なら、「わっ!」 とビックリしたり、喜んだり
したものですが、最近は、
「またやな」 と当たり前のような
感じになっております。
「ふと、何気なく友人に電話をしようとしたら、
逆に、その友人から電話がかかったりする」
ことが、ままあります」
あれと同じ現象と言ってよいかと思います。
多分こんな経験は、みなさんにも、
あるのではないでしょうか?
「妖怪」の場合も、ちょうどこれと同じような現象なのです。
私の場合は、日頃趣味として、「瞑想」 を
習慣にしているものですから、
きっと、そのために頻繁に起こるように
なったのだろうと思います。
このことについては、いつか別項目で
記事にしたいなと思っています。
「発想」と「好き」深くかかわります。
以前、素晴らしい「風景」の個展を開いた
写真館(商売人)のご主人の話しを
させていただいたことがありました。
コンテストで「100万稼いだ」写真について
熱をこめて、夢中でその撮影のいきさつを
語ってくれた話です。
しょせん、それは、「発想」や「好き」以前の問題で
いわば、お客の依頼に合わせて料金を頂く
商売としての、「写真づくり」だったのです。
でも、さきに述べた「妖怪」は、子供の頃、
純粋に好きだと思った正直な気持ちです。
それが、結局一生のモチーフになったと新聞には
出ていました。
フオトコン誌の出版社からでている、
「一生懸命フォトグラフアー列伝」
という本には、
①
「郵便ポスト」 ばかりを撮るカメラマン
が紹介されていました。
そのカメラマンには、街のあちこちに立つ
「郵便ポスト」
が魅力的だったのでしょうね。
②
また、若くして「木村伊兵衛賞」を受賞した
人気カメラマン「梅佳代」さんは、高校の進路相談の時、
「イチローと結婚したい」
担当の先生に、まじめに語ったそうです。
「少しでも、イチローに近づくためには、
スポーツカメラマンにならなくては」
というのがカメラマンになった理由だと言うのです。
③
このブログでも取り上げていますが、
アフリカを撮り続けている女性カメラマン
「ヨシダ・ナギ」さんも
子供の頃、「アフリカ人になりたい」
というほど、アフリカが好きで、
現在、現地でアフリカ人を撮り続けています。
テレビや新聞でも、かなり取り上げられていましたよね。
④
文学に魅せられて、文学の地を散策しながら、
撮影を続けたカメラマン、故「大竹新助」さん。
⑤
一生「竹」を撮り続けた「高間信二」カメラマン。
以上5人を思いつくまま挙げましたが、
この人達は、「好き」 という「発想」のもとに、
写真を撮り続けているか、撮り続けたカメラマン
と言ってよいと思います。
注)
「発想」 という意味は一般にはとても
あいまいに使われているような気がしますが、
手持ちの辞書で調べてみると、
「発想とは、=考え、着想、見解、思いつき、概念、想像力、 理解」
とありました。
私が使うのは、「考え、思いつき、想像、ヒラメキ」
などの意味が多いですね。
そして、好きなことに夢中になったり、
好きなことに関わっている時ほど、
「考え、思いつき、想像、ヒラメキ」
などが出てきやすいですね。
それでは、今日はこれで・・・。
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