写真家:アシスタントを望む情熱青年!だが才能の有無にメチャ迷う!
写真家目指してアシスタントを希望する人は
あとを絶ちません。 私にもそういう相談が、
これまで何度かありました。彼らの共通点は、
「才能はないけど、やる気はあります!」
と言ってることです。
写真家への一歩・アシスタントの意味は?
(写真家・アシスタント)<ヤフー検索>
前回、作家高橋源一郎さんを取り上げて、
写真家として立つためと「才能」の関係を
彼のコトバでご紹介してみました。
彼の場合「作家」ですので、作家になろうとする人
に向けて書いたものなのですが、そのコトバは、
作家だけでなく、音楽、絵画、その他、芸術すべてに
当てはまることとして述べておりました。
もちろん、写真においてもです。
一部の抜粋でしたので、
ちょっと舌足らずになっていたかもしれません。
そこでもう一度前回ご紹介した一文を挙げますと、
ーーーーーーーーーーーーーー
① 人間は、誰だって、初めのうちは何事においても、
素人なのです。
だから、人から、教わらなきゃならない。
ドンドン教わって前へ進んでいく。
けれど、いつか、必ず、先には進めなくなるところまで
やって来ます。・・・・・・
② そして、最後には、その人に用意された道は、
たった1本になってしまいます。
③ すべてを自分で切り開かなくてはならない その人だけの道が、
目の前に現れる。
・・・・・・・・・。
④ その1本に道が、ある途轍(とてつ)もない奇跡によって、
突然人々の住む広大な土地にたっすることがあります。
それを、私たちは、
「傑作」とか
「芸術」と
読んでいます。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ということでした。
この文章を「写真家希望の人に」向けたものとして、
受け止めるには、私がこのブログの「軸」にしている
「月例コンテスト」を考えて下されば理解できるのでは
ないかと思います。
このブログではカメラ雑誌の
「月例写真コンテスト」
が教材であり、教師になっております。
そして、みなさんが、アシスタントであり助手なのです。
それを、頭において、もう一度上記の文を
読み返して下されば、解りやすいと思います。
写真を学び始めた初歩の人にとっては、
① の文は、そのまま当てはまると思います。
教えてくれるのは、主として、カメラ雑誌の
「月例入選作」 に載っている審査員の
「評」 です。
これが、みなさんを少しずつ「初心者から」
「中級者」 へと導いてくれます。
そして、
② の文へと移ります。
この地点が「月例」の年度賞に当たります。
さらに、
年度賞を極めたのが、月例 「1位」 にあたります。
ここまでくれば、ほぼ、技術的にも、内面的にも
「プロ」に達していると考えてよいと思います。
年度賞を受賞した人たちの写真には、
各種の雑誌などに充分使用できると思える
写真は、いくらでも見い出せます。
少なくとも、私はそう思ってます。
年度賞に届かなくとも、入選作でも、そういう
「作品」はいくらでも見つかります。
ただ、ここからが、問題なのです。
つまり、この地点からが、上記の
② 「そして、最後には、その人に用意された道は、
たった1本になってしまいます。」
③ 「すべてを自分で切り開かなくてはならない その人だけの道が、
目の前に現れる。」
に当たるところです。
結局、年度賞から先は、自分自身で自分の道を
切り開くことになるわけです。
最終的には
④ その1本の道が、ある途轍(とてつ)もない奇跡によって、
突然人々の住む広大な土地に達することがあります。
それを、私たちは、
「傑作」とか
「芸術」と
読んでいます。
④ に関しての説明は、私には、正直
「荷が重い」 です。
ここからは、自分で自分の道を、極めていく
しかないだろうと思います。
それこそ、みなさんの誰もが「内に持っている何か」
を引き出すことになるということになります。
「誰にも、その人しか持ちえない宝(才能)がある」
と作家高橋源一郎さんはおっしゃっています。
同じことをおっしゃってる人がいます。
大学教授だった、「駒田信二」さんです。
自分の主催する「教室」から芥川賞の受賞者を出して
話題になったことがある先生です。
他にも多くの「文学受賞者」を排出した先生です。
今は、故人になっておられますが、
「駒田信二」さんは、教え子の本の最後を担当して、
次のように、のべておられます。
「 誰でも、自分一人にしかない鉱脈を持っているはずだ。
書き続けているうちに、自分の鉱脈を掘り当てる。
その時その人は、どんどんいいものが、書けるようになる 」
と。
このブログのタイトルに写真家になるため、
アシスタントを希望しながらも、
なお自分の「才能」に迷う青年を書きましたが。
その解決は、
写真を撮り続けることではないでしょうか?
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2017-03-08 12:23
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