芥川賞受賞者語る書くのは業だと!これも個性の表れか?
芥川賞受賞者語る「書くのは業」
前回、ミュージシャン「ヨシキ」さんについて書きました。
実は、ヨシキさんの番組(録画)を見たその晩、
多分10時前後だったと思います。
芥川賞と直木賞の受賞者が発表されました。
直木賞の受賞者からは、
飛び上がらんばかりの喜びが伝わってきました。
芥川賞受賞者は二人で、
その一人は60代後半の方。
「人生の最終章でこんな栄えある賞をいただくとは・・・」
やや、なみだぐんでおられたようです。
ボクが、注目させられたのは、もう一人の受賞者です。
50代の女性ですが、受賞を終えて、
「書くのは、ゴウのようなもの・・・」
とおっしゃっているのが、風邪で早めに寝床に
就いていた僕の耳朶を打ちました。
受賞者であるこの女性は、気負うでもなく、
淡々とした口調で、述べていました。
「何で業なん??・・・」
僕は、それが気になっていました。
「業=ごう」 というのは、日常よく使われますが、
意味は意外と「曖昧なこと」が多く、
「そういう定めなんだ」 とか
「前世からそうなってたんだ」 とか
言う風な意味で使われたりすることが多いような気がします。
つまり、
「自分の人生は、いつからかこういう
流れに乗って進んでいるんだ」
と思い込んでいるような節があり
そこには、意志の力より、何か目に見えない
大きな力に動かされているというような、
背後にある何かを感じている印象があります。
芥川賞を受賞した、この女性が、
「業のような気がする」
といったのも、そんな何かを自分のウチに感じていたのでは
ないか?
僕はそんな風に感じていました。
石井さんというこの女性は、受賞の際「司会者」との
話しのやり取りで、過去100作という大変な作品を
書いてきていることを知りました。
「必ず作家になる」 と思い続けていたことも
分かりました。
これで、僕の疑問も解けたような気がしました。
ご本人は、「もはや、いずれ作家になれる」 と
思い込んでいる。
いや、そうなれる「資質」も持ち合わせている。
と見えない大きな力と確信めいたものがある。
だから、受賞の時も、決して焦り感もなく
淡々とインタビューに応じられた。
「書くことは業のようなもの・・・」
というコトバが出たのも、彼女にとっては、
自然だったのでしょう。
これは、いつからか、彼女の 中(うち)に育った
「個性」 と言っていいのではないかと
僕は思うのです。
さて、ここで振り返ってみて下さい。
「滝沢秀明=タレント」 さんのマグマ。
「ヨシキ=ミュージシャン」さんの野生。
「石井」さんの「書くことの業(ごう)。
どういうわけだか分かりませんが、これらの出来事が
1日に3つ連続で、テレビで知ることが出来ました。
「個性」 について、書こうとしている
僕の前にとても好都合な事柄が表れて
くれたというわけなのです。
それでは、写真を撮る上での「個性」について、
次回でまとめてみたいと思いますので、
どうぞ、この次をお楽しみにお待ちください。
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