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カメラマン:プロになっても最初はこんな方法で撮ってました!





前回「おもしろい話」として、小説家の物語を

作る過程を取り上げました。


それらは、「天啓」 とか「神の降臨」とか

呼ばれたりしますが、このことは、ごく普通の

凡人には、めったにあることではないと思いますので、

ここでは深くは触れず、もっと身近な話に戻して、



今日は、私自身がプロになったあと、

最初どんな方法で撮っていたかを知っていただくのも

面白いかもしれないとおもっています。



そのあとで、

私が、「才能や個性」について、真剣に考え始めたことを

お話しします。

そして、さらに、

「個性」や「才能」伸ばす方法にもたどりついたことに

言及していきたいと思います。



あなたも、

非常に関心のあるところでもあると思いますので、

一度試考えてみていただきたいと思います。



私はこうして撮りました



先に、私が辿り着いた「才能」「個性」を

育てる方法を書いておきますね。



写真を学ぶ上で才能や能力を伸ばす方法は、

次の「4つ」をさします。

(あくまで私の場合です)



① 思考
② 感情
③ 努力
④ 頻度(繰り返し)



詳細については、のちに説明します。



ところで、

私が「才能」とか「能力」などについて、真剣に

考え始めたのは、プロになって、1年ぐらいたった頃で、

最初から考えていたわけではありません。




カメラマンの場合、それほど「能力」にこだわらなくとも、

普通に努力をする人であれば、ほとんどの人がカメラマン

になれると、今の私は思っています。


何故かというと、「カメラ」 という機材が仲介されて

いるからです。


つまり、被写体に向けてシャッターをおせば、誰でも、

写真がとれてしまいます。


音楽や美術や文学となるとそういうわけにはいきません。



なので、写真を学ぼうとすれば、まずカメラの

使い方さえ覚えれば、写真というものは撮れるわけです。

たまたま子供が撮った写真が、入選するというような

ことも起こり得ます。



逆に言えば、写真家への門戸は誰にでも

開かれているといってよいでしょう。




私は、プロになって「1年」ぐらいは、とにかく

注文者(クライアント)に気にいってもらえるような

写真ばかりを夢中で撮っていました。



<例えば>


「雑誌のグラビアの写真をとってほしい」

という注文が入ったとしましょう。


次の写真をご覧ください。


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<文芸春秋バックナンバーヨリ>


デザイナーと作家が「本について語る」という

雑誌「文芸春秋」のグラビア写真です。



二人の人物が、二つの書棚をバックに写っています。


もちろん「プロ」が撮った者です。

普通は、撮影者の「ネーム」が入っているのですが、

この写真には、ありませんでした。


それは、ともかくとして、私もこれと同じ様な写真は

かなり撮ってきましたが、こういう場合、撮り方というものは

大体「パターン」がきまっています。

多くの雑誌を開けば、いくらでも類似写真が

出てきます。


私は、こういう写真を撮る場合前もって、

アレコレと雑誌類をかたっぱしから開いて、

そのパターンを頭につめこみました。


どんな人が撮っても、こういう写真は、そう変化のある撮り方

をしてはいません。


だれが見ても、分かるオーソドックスな撮り方を

しています。


それを覚えていて、大体似たような撮り方を

してきました。


こんなところで、「個性」だの「オリジナル」だの

と言ってる場合ではありません。


二人の女性が

「本について語る」 

という雰囲気が読者に伝わればいいわけです。


その雰囲気は、この場合、バックの高い本棚を

配置することで、果たせていることになります。



個性にこだわらなくとも、雑誌の写真が撮れる

ということが大体分かっていただけると思います。


もちろん、雑誌の種類によって、そのへんは、変わってきますが、

私の場合最初の頃は、とにかく上記のような「要領」で

撮っていました。



まあ、カメラマンにもよるでしょうけれど、

プロが、要求にこたえる写真を撮る場合、

こんな撮り方をする者もいるという一例です。


構図に執着しすぎると失敗することも・・



私は、構図など熱心に勉強したほうではありませんが、

上のように、すでに撮られた多くの写真を乱雑にあさることによって、

写真の型というものを身に付けていったように思います。



もう大分前ですが、「構図」を見てほしいといって、

相談してきた男性がいました。



送られてきた10枚ほどの写真は実によく撮れていました。


ただ、

それは構図の方程式にキッチリはまっているという意味においてです。

内容は、正直なところ「イマイチ」でした。


率直な感想を送ってあげたのですが、ご本人も、

なるほどと納得されたようでした。



構図にこだわるあまり、肝心な作品がウマく出来上がっていなければ

本末転倒であるということになってしまいます。



かなり前にこのブログでも取り上げていたと思いますので、

そのうち探して投稿してみますね。


ひょっとしたら、あなたの参考にしていただけるかもしれません。




それでは、次回で「才能」「個性」の伸ばし方に

ついてお伝えしたいと思います。



今日はこのへんで失礼しますね・・・・・・・・・。




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