カメラマン:初心者が個性や才能を発揮する鉄則と実例!
こんにちは。
前回、
「自分のような写真オンチだった超凡人が見つけた
「才能の育て方、能力の伸ばし方」
について、2回に分けてお伝えすると申し上げました。
今日は、その2回目です。
誰でも才能は伸ばせます!
もう一度、その方法を挙げますと、
① 思考
② 感情
③ 努力
④ 頻度(繰り返し)
⑤ 楽しむ
ということになります。
読まれて、どうでしたか?
「なんや、こんなこと?」
とおもわれましたか?
そうです。
こんなに「シンプル」なことなんです。
私が、調べて、調べて、調べた挙句にまとまったのが、
この 「5つ」 だったのです。
自己流ではダメと思いましたので、
調べた資料、書籍、雑誌なども挙げておきますね。
1)能力開発研究者
2)自己啓発書
3)大学教授:体験
4)大学出身者で・企業に落ちこぼれ、
能力開発に没頭して成功した人。
特に4)は、参考になりました。
ともあれ、上記の「ノウハウ」で、
写真に全くの無知だった私の「写真脳」が
わずかづつですが、育ってくれたのです。
そうして、いろいろある新人賞の候補になったり
個展を開かないかという話なども出始めました。
こんな話をするのは、正直、私にとって、
ずいぶん「おこがましいこと」と思うのですが、
ド素人でも、「方法」 を地道にこなしていけば、
実力は伸びるものだということを知っていただけるのでは?
と思って書いております。
ただ、ここで誤解する人がいますので
言っておきたいのですが、
「賞」 を取ったからといって、一気に収入が伸びると
勘違いしないでくださいね。
私の場合は、注文が増え、
収入もそれなりに高くなっていきましたが、
それは、一般企業に「フリーカメラマン」として、
勤務していたからにほかなりません。
例えば、
「酒田市土門拳文化賞」を10年かけて受賞した人(50代)が
あります。
かなり前にもこのブログで触れましたが、
この方は、その後、独立したものの、なかなか
生活できるには至らず、ずいぶん苦労されていたようです。
そんな人はザラにあります。
この辺を誤解しないで、読んで下さいね。
このブログを読んで下さっている皆さんには、
あまり関係ないことかも知れませんが、
参考までに聞いておいてほしいと思います。
個性を活かし&伸ばす方法
才能を伸ばす方法として、ここでは、
分かりやすいようにポイントを、「3つ」 に
絞ってみました
① 思考
② 努力
③ 頻度(継続)
この3つを続ける精度と頻度によって、上達のグレードが
変わってきます。
それでは、「説明」 に入りますね。
次の写真をご覧ください。
①
<アサヒカメラ誌バックナンバーヨリ>
②
<アサヒカメラ誌バックナンバーヨリ>
コレは、美容師(Mさん)として働くアマチュアカメラマンの写真です。
年齢は50代ですが、30代初期の頃、写真を
始めたそうです。
1999年にカメラ雑誌「アサヒカメラ」の
年度賞カラーの部「1位」を受賞しています。
写真を初めて、大体「6~7年ぐらい」かかっているようですね。
Ⅿさんの場合コンテスト応募の初期の頃から、
一貫して、女性写真を撮っていたようです。
私が、この人を知ったのは、「長谷川・今人」
という名に関心を持ったのが初めです。 (笑)
「長谷川」というのはよくありますが、
「今人=いまじん)」という名は珍しくありませんか?
サヒカメラのバックナンバーを見ながら、
この「今人」という名が時々入選するたびに、
目につくようになりました。
入選写真は、みな 「女性」 です。
複数の女性であったり、一人であったり。
とにかく、女性ばかりを撮る人でした。
美容師という職業柄かもしれません。
山の小道を歩く二人の少女であったり、
時には、ポーズを変えて、草原に二人を、
頭を寄せ合うような形で
仰向きに寝かせて撮ったり、
いずれも、被写体は、女性ばかりです。
入選作の一連の写真を見る限り、「テーマ」 は
女性なのです。
つまりは、この場合は、「女性」 を撮ることが
Ⅿさんの 「個性」 であるといってもよいでしょう。
個性については、これまで随分触れてきましたので
ここでは、とりあげずに次に行きますね。
さて上の3つのポイント
① の「思考」 についてです。
これは、文字通り、
「思いをめぐらせ、考えを深める」ことです。
別名、「複眼思考」 とも言います。
「アングル」、対象の「格好」、「表情」、
・・・・・・等々納得のいくまで、対象を
動かします。
天候や風の強さなどもそうでしょう。
センスを磨くには、「情報を増やすこと」 と
以前に書きましたが、Ⅿさんの持ってる情報を
「ああでもない、こうでもないい」と
すべて出し切って、シャッターを押します。
ストーリーを描くか?
形を追求するか?
幻想的な状況を追うか?
女性の美しさを表現するか?
・・・・・・・・・・・
Ⅿさんの思考を広げることによって、
被写体は、いかようにも変化していきます。
ここでは、自分の思いがどこにあるかを
徹底して追及していきます。
ここで、絶対あきらめてはならないです。
コレが、「思考」 です。
「思考」 は「コトバの組み合わせ」 です。
あなたの持つ「情報」、「コトバ」 が
存分に発揮されるところです。
これからは、「何となくとっている」 と感じた時、
もう一度、踏みとどまって、「思考」 して下さい。
必ず、「何か」 があるはずです。
ここで大事なのは、
「集中」 です。
思考を、被写体に
「フオーカス」して下さい。
観察し続けるのです。
ここで、
② 努力がいるのです。
努力の意味は?
② の 努力について。
「観察し続ける努力」 「思考し続ける努力」
フアインダーをのぞいたり、はずして考えたり、
あなたは、我を忘れて、思考の中に没頭します。
他には何も頭にはいってこない!
「無我夢中」 の状態です。
今、多くの人が注目する「将棋」の
「藤井六段=15歳」 は、対局を終えての帰り道
将棋を考え続けるあまり、何度も、ミゾに落ちたことは
皆の知るところです。
「藤井六段」 は寝ても覚めても、という感じです。
しかし、私たちごく普通の人間にとっては、
たぶん、彼と同じことをするのは無理なことです。
そこで、「1時間」いや、「30分」 でもいいです。
なんなら、「10分」 でもいいです。
「思考し、観察すること」
を続けて下さい。
コノ 「無我夢中」 の状態が、
モノスゴク重要です。
いずれ分かっていただけるときがあると思いますが、
この状態こそ、「個性」 をイカス時なのです。
「創造している」 時なのです。
巨匠 「土門拳」 は、”仏像” を撮るとき、
「仏像」 と 対峙(向き合う)して、
30分でも40分でもその場を離れなかったと
お弟子さんが、「アサヒカメラ誌上」で
話しているのを読んだことがあります。
② の「努力」は、つらい努力では、ありません。
もし、苦痛で苦痛でたまらないという人は、
中止してください。
なぜなら、この場合の努力は、「われを忘れて」
対象と一体となっている時で、「つらい」 より、
むしろ、「快い」「リラックス」の状態であるからです。
撮っている自分が気がつかないだけです。
一度、意識してみて下さい。
頻度について!
では、③ の「頻度」について。
コレは、同じテーマや、同じ被写体に向き合う頻度をいいます。
簡単に言えば、
「繰り返す」
ことです。
それも、1度や 2度ではなく、
文字通り、「頻繁」 にです。
自分の「才能」「能力」 を伸ばすかどうかは、
まさに、ココ にかかっています。
天才ならいざしらず、
凡才の場合、自分の「才能」や「能力」は
「頻繁に繰り返す」
ことが、それを育て、伸ばすことにつながります。
このことが「鉄則」だといえるでしょう。
ただし、今よく言われる
「引き寄せの法則」
「宇宙の法則」
「右脳の法則」
・・・・・・・
等々は、きょうの話には一切ふくまれておりません。
ということで、
簡単にまとめてみますと。
まとめ
ごく普通の能力の人が、自分の個性や才能を
伸ばすには、
①思考
②努力
③頻度(繰り返す)
この3点が「エキス」といえます。
その傑作が上の写真①②です。
コレは、もう、「一級の傑作」 ですね。
一流雑誌に出しても充分通用する写真だと
私は思います。
もちろん、作者の美容師 Ⅿさんは、先ほどの「3点」のポイントを
長年の月例コンテストでその個性や才能を
充分、育て、伸ばしてきた人と言っても
過言ではないでしょう。
他に
・「感情」 とか ・「楽しむ」とかありますが、
これらについては、また、項を改めてお話しますね。
それでは、今日はこの辺で・・・・・・。
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