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風景画像①.jpg


         

写真展:若者の個性と世界観が新鮮で驚きました!




高校生の作品に世代の違いを感じました。




先日の日曜日、私の住む地域の写真展(イラスト含む)を観てきました。


今回は、高校生がメインで、一般人との合同展示会

という形をとっていました。


複数の高校からの出品作を見たのは初めてでした。


ほんとに、新鮮でしたね!


これまで、毎日のように写真を見ていますが、ほとんどが

「オトナの作品」 です。



今回、高校生の作品を観て、やはり世代の違いを

感じましたねえ!



彼らには、すでに、自分の世界があって、その表現に苦心している

作品が多かったようです。



「アニメ」 の影響が強いのでしょうか?


学生や、少女の「秘めたる我が世界」とでもいえるような


うちなる、イメージがすでに出来上がっているようなのです。



展示会の写真撮影は、基本的に禁止されていますが、

高校の先生らしい人にお願いして許可を頂きました。


(仰々しくない撮り方でならということで
ケータイで、ソーっと撮った数枚です)



<次の作品数点についての感想です。>



街頭暗闇高校.jpg



例1)


この作品をみて、どう感じられたでしょうか?



作者Bさんは、

「進路を迷っています」

とコメントしていました。



私は見るなり、ミステリー「赤い霊きゅう車」を思い出しました。

推理作家の「山村美沙」の作品です。

ドラマにもなったのでご存知の方もおられることでしょう。


娘の「山村紅葉・もみじ」さんが出演している作品で、


yamamura①.jpg
(山村紅葉さ)<ヤフー検索ヨリ>



葬儀屋を中心として女優「片平なぎさ」が事件を

解決していきます。



① の作品を見た瞬間、遠くの灯りがテレビドラマの冒頭で

あたかも、ろうそく畑のような灯りの群れの中をゆっくり歩みながら、

「片平なぎさ」 が、意味ありげなトークをつぶやくところから

ドラマがはじまるわけですが、そのときの「ろうそくの灯りの群れ」が

作品 ① の遠く向こうに群がる灯りと重なったのです。


そして、淋しそうな街頭に照らされた薄暗い坂道を

ゆっくり、下っていく霊きゅう車の姿が、見えたのです。

もちろん、作品には表れていませんが、私の頭には、

ハッキリとそれがイメージとしてありました。


ちょっとオーバーかもしれませんが、地獄へ向かう

霊きゅう車のようでもありました。



例2)

  暗い色調(ダークな青)をバックにして、
  ヒザを抱え込むような恰好で座っている女性。

  アゴをヒザに載せて、目はヤヤうつろな感じ。
  何か不安げでもあり、迷いを持っているかのようにも
  思えるような風情です。

  全体としては、暗ーい自室で考えこんでいる少女
  とでもいったらいいでしょうか。

  (作品がないのでイメージしにくいかも
   わかりませんね)




さて次はセルフポートレートです。

例3) セルフポートレートの作品は全体の色調が、

   セピアでシックな感じが印象的てきでした。

   「フロに入った時の気持ちのいい感じ」

   を幸せ感として表現してみたとコメントがありました。   


  次の ②③ のイラストを合わせた感じといえるでしょうか?

   あなたのイメージで合成してみて下さい。


 とにかく、「セピア」 の色合いがすばらしかったです。

 久しぶりに、この色に出会いました。


 以前、風景写真で、この色合いをうまく表現した

 作品を見て、感動したことがありました。



sepia①.jpg



syoujyo①.jpg




高校生たちには、すでに自分の現在の

世界ができあがっており、

それを写真でどう表現するか? 


そこを、彼らなりに、いろいろ工夫している様子が

見てとれるようで、私としては、「新鮮」 でした。


それは、概ね「心象写真」といえるような作品が

多かったようです。



帰りに主催された高校の先生と話をさせていただいたのですが、

高校生としては、「テーマ作りがおおきな悩み」 だと

語っておられました。



私は、持っていた一冊の本を、差し上げました。




このブログでもご紹介したことがありますが、


テーマ探しには、素晴らしいヒントをあたえてくれます。

他にも、多くのアマチュアやプロがどのようにして、

作品作りをしているのか、その苦労話や、失敗談、

コンテスト入賞にかける写真家魂・・・等々

普通の本では、とても読めないカメラマンの

隠れた、裏話など、とても参考になると思います。


何よりも、写真を撮る彼らの秘めた「熱意」が

大きな刺激になります。



私は独学でしたので、その当時、新聞や雑誌の

記事を切り抜いて、集めたものでした。


「彼らが、どんな考えを持ち、どんな動機で写真を始めたか?

どんな、写真経験をして、コンテストを制覇したのか?」


それらの記事に出てくるカメラマンたちの写真にかける

並でない情熱に私は、いつも励まされていました。



この本は、写真を学ぶ人にとって、さまざまなことを

教えてくれます。


写真学校などでは知ることのできない、珠玉の一冊

と言っていいかもしれません。


私は、いろいろと記事を探してその切り抜きをしてきましたが、

もはや、そんな面倒なことをする必要はありません。


この本1冊あれば、なまじ、学校に行く以上の価値が

あるのではないかと私は、思うのです。


100人以上のカメラマンたちの生きざまは、

まさに圧巻です。



高校の先生も、非常に喜んでくださいました。


写真を学ぶ高校生のみなさんの道案内に

すこしでも役立ててもらえたら・・・・・・・!

一生懸命フォトグラファー列伝




それでは、きょうはこの辺で・・・・・・・。





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