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ハッ!とする写真ってどんなの?事故?事件?・・驚きました!





こんにちは。




昨日「O」さんという方からメールを
いただきました。


写真を始めてまだ日の浅い学生さんだそうで、
質問メールを送ってこられたのです。



一部を抜粋してみますね。





ーーーここから



・・・・・・・・・・・

写真好きな学生です。

独学で「プロ」になったという太助さんの
ブログに偶然出会って、時々読ませていただいてます。


その気になれば「独学」でもプロへの道が
可能だと知って、勇気をもらいました。

ただ、その教材が、「カメラ雑誌」 だと
いうのにはスゴク驚いています。



ところで、前回の記事にあった

「ハッとする写真」 とありましたが、

それは具体的にはどんな写真なのでしょうか?

まだ初心者の僕にはどうも「イメージ」
できないのですが、太助さんが「報道写真」を
メインで撮っておられたことを思うと、

「事故」とか「事件」とか「芸能」、「スポーツ」など、

「人目をひく写真」 

を想像してしまうのですが・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(中略)



ーーーここまで






以上ですが、メールを読んで思わず

「ハッ!」 としました。(笑)



なぜなら、「事故、事件、芸能、スポーツ」
などの単語が出てきたからです。

確かに私は「報道写真」から入っていきました。


しかし、現役を退いてから20年以上がたち、
かつてのカメラマンとしての「報道写真」は、
すっかり、頭から抜けていました。


なので、

ハッ!とするといえば、

事故、事件、芸能、スポーツ・・・

などを思い浮かべた「O」さんのことばが
妙に新鮮でした。


考えてみると、「写真」 の世界に常日頃から
いない人にすれば、ごく当然のことかもしれませんね。


多分「O」さんも今回のブログを読んで
下さっていると思うので、質問へのご返事も
かねて書いていきたいと思います。




  < ハッとする写真 >



前回、上達しにくい原因を3つあげました。



① 1枚の写真に多くの被写体が入りすぎ。

② インパクトが無い。

  (ハッ!とするものが無い)

③ 学びに問題がある。

  (評の読み込みが浅い)




以上の3つでした。



私が3種類の「カメラ雑誌」3年分を
「なかなか上達しない原因」
ということに絞って調べた結果です。



細かく言えば、

「シャッターチャンス」
「手ブレ」
「ピントはずれ」
「色彩調整」
「各補正の問題」

・・・等々他にもかなり原因出てきます。

そんな中で一番多かったのが上記の3つです。



ちなみに、

 ①=約 70パーセント

 ②=これもおよそ 70パーセント
 
 ③= ③に関しては、雑誌に掲載されている  
   
   ・アマチュアの座談会、
   ・写真クラブ紹介記事、
   ・プロとアマチュアの対談記事、
   
   さらに、私自身が関わっている3つの
   写真クラブの会員さんたちから得た
   印象なども含みます。
  
   数字的にはちょっと把握しにくいですが
   約半数かそれ以上の感触があります。   
     


まあ、そういうわけで、今日は
「O」さんへ向け、返信もかねて、


② インパクトが無い。
  
  (ハッ!とするものが無い)

に対するお答えをしていきます。



(注)

この段階は、かなりの初歩段階と
思える人ですので、もうわかっているよ
と言う人は、ここからパスして下さいね



それでは、話を戻しますね。


  
  「Oさんへの答えです」


「普通、一般に使用されてる

”ハッ!” と言う意味とはわずかに異なります。


実は、この 「ハッ!」 というのは、ある時、
偶然に知って、それからけっこう頻繁に使用
するようになった「コトバ」なのです。


日常では、普通に使っていましたが、

「写真を評するときとか、撮るとき」

に使うことは、多分なかったように思います。


先にも言いましたが、これは、偶然だったのです。


以前、このブログで主婦の「B」さんと言う方を
紹介したことがありました。

「B」さんは、2012年にカメラ雑誌「フオトコン」で
年度賞(自由の部)「1位」を受賞した方です。

写真を始めてから 15年 ぐらいたった頃
だったそうです。


確か、その翌年だったと思うのですが、「B」さんの
話をまとめた記事が「フオトコン」誌に掲載されたのです。


「B」さんは、ごく普通の主婦の方で、写真のことなど
全く関心なく、人に勧められて趣味として始めたそうです。


まあ、趣味ですから気楽に楽しんでおられたようですが、
2~3年たったころ、自分のいたクラブに、初めて写真の
講師(プロ)を招いたそうです。

「B」さんも他の仲間と同じように、自分の取った
「写真」をみてもらいました。

すると、講師が、机に並んだ「B」さんの写真
数枚を見て、ウデを組みながら言ったそうです。

「う~ん・・もうちょっと
 ”ハッ” とするような写真を撮って下さい」と。


コレを読んだとき、私は、

「この人ウマいこと言うな」

と思ったのです。


「わ、驚いた」とか「イヤー感動したよ」とか言うと、

初歩の人にとっては、かなり、響きが大きい
と思うのです。


皆さんはそう思いませんか?



でも

「ちょっと、ハッ!とするような」
と言われると、

大仰に驚いたり、心を打ったり
するのとは、微妙に違いますよね。



例えば、花を見て

「ああきれいだなあ」とか
「かわいいなあ」とか
「ちょっとこの色イカスナな」とか
「この落ち葉感じいいな」など

ちょっぴり気持ちが動いたぐらいの
感じにとっていただければいいかなと思います。


初歩の人にとっては、そのぐらいが
ちょうどいいのでは? と。



そんなわけで、
私は、主婦 「B」さんの話を読んで以来
写真の仲間うちでは、

「ハッ!とするような」

というフレーズをよく使うようになりました。



そういうことで、学生さんへの回答としては、
ひょっとして、不足かもしれませんが、

今日のところは、一応ここまでにして
おきますので、質問などありましたら、
御遠慮なくメールをください。

(「O」さん読んで下さいよ・・笑)




それでは、今日はこの辺で・・・・・・。







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