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風景画像①.jpg


         

カメラマンになる為の最短の方法! 私の場合!

カメラマンになる為の最短の方法なんてあるのだろうか?
学校より独学を選んだ私は、徹底して考えました。
約1年でプロになれた最短の方法をお伝えします。




こんにちは。


カメラマンになる為の最短の方法を書きたいと思います。


昨年の暮れに、写真グループの 「W」 さんと雑談をしていて、

「最短でカメラマンになる方法があるとすれば、どのぐらいで
なれるだろうか?」

という話が出ました。


そこで、私の経験を、お話してみたいと思います。



● カメラマンへの最短法!




写真に関しては、全くの素人であった私は、学校にはいったものの、
独学をえらびました。

写真知識が皆無の私には、ほとんど授業についていけなかったからです。


大学.jpg
(写真大学)



そのことは、これまで、書いた通りです。

独学で速くカメラマンになりたかった方法を、私は戦略として、
徹底的に考え抜きました。


その方法をまとめますと、次のようになります。


   
  
<<私の考えた戦略>>



① 努力で、確実にカメラマンになれる分野に絞る。
        同時に、写真の基礎を会得する。


② 撮影法を選ぶ。

③ 撮影機種(カメラ)とレンズの選択。

④ コンテストに入選できる被写体の選択。

⑤ 作品を持って会社へ応募す。  



以上の5つです。




少し説明を加えてみます。


 ① について、


カメラマン②.jpg



努力をすることは、当然のことなので、努力で確実に
なれる方法を模索しました。

芸術性を含む分野は、正直自信がなかったからです。

なので、「風景」を避け「報道」を選択したわけです。


さらに、被写体を 「人物」 に絞りました。

これは、時間の浪費を考えたからです。 




② について、


これは、迷うことなく「スナップ手法」を選択。

・ シャッターの操作のみで撮れる訓練をする。
・ ノーファインダーの操作を会得する。
・ 片手でも撮影できる方法を練習する。

下の写真のような場合、後ろから片手を上に伸ばし、
ノーファインダーで撮ることができます。


(取材撮影の群れ)
撮影群衆.jpg





③ について、


カメラは、スナップに適した軽量の機種にする。
レンズは、28ミリの広角にする。


軽量にしたのは、いつ、どこでも撮れる機動性に富むから。

28ミリレンズにしたのは、ノーファインダーの撮影を考えたから。
そして、シャッターを押すだけで撮れる便利性を考えた。



④ について、



コンテストの入選を視野に入れていたから。

人物、特に「表情」は、誰もが注目する「的」である。




⑤について、


上ので入選したものをピックアップして面接に使用




大体、以上です。


速く写真で生活をしたい願いが強かった為、特に「効率」
というものを徹底して考えました。


私の場合、この方法で、学校に入ってから、約1年、

独学を始めてから約 半年で 「フリーカメラマン」 として

旅行関係の会社に就職できました。




具体的な勉強や技術マスターの方法については、これまでも、
何度か、書いてきましたので、ここでは触れませんでした。




注)


あくまでも、私個人の経験ですので、それぞれの立場で
いろいろ工夫してみて下さい。

その際に、少しでも以上のことを参考にしていただけたら
いいかなと思います。



それでは、今日は、この辺で・・・・・。



■ <関連 記事>

・ スナップ・撮り方!最速でマスターした私の方法!
・ 写真家になる為ノーファインダーの猛特訓










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月例フォトコン:初心者には最適!応募を勧めない人がいる。何故?


月例フォトコン参加を勧めないと言う人がいます。
テーマを重視すれば、単発のコンテストは合わない
というのがその趣旨のようです
しかし、ホントニそうなのでしょうか?




こんにちは。



あることを調べるために、ネットサーフインをしていたところ、

「月例フォトコン参加を勧めない」 

というブログに出会いました。

一瞬、「えっ?」 と、思わず検索の手が止まりました。


何故なんだろう?    驚きました!



これまで、私は、働きながら写真を独学する人、あるいは、
初心の人に 「月例フォトコン」 をずいぶん勧めてきました。


カメラ雑誌の 「月例フォトコン」 は、独学する人にとって、
「最高の学校」 であるとさえも言ってきました。


私自身も、それを体験した一人です。


これまでの記事を読んでいただければ、
すぐお分かりになると思います。


にもかかわらず、「月例フォトコン」 を勧めないとは
どういうことなのだろうか?




私は、そのブログに立ち寄って、内容を少し読んでみました。


なるほど、「月例フォトコンを勧めない」 という主旨は、すぐ理解できました。



それは、ブログの運営者 Sさん のコトバではなく、
ある写真学校で写真を教える 講師の方 のコトバでした。


「月例フォトコンを勧めない」 という理由の概略を
分かりやすく言いますと、


「 作品を作る上で、重要なのは、”テーマ”であると、
いいます。

テーマ性を重んじれば、毎月の応募作品は、そのテーマに

関連性の高いものになるから、おのずと、類似性(似た写真)
の高いものが多くなります。


ところが、

”月例フォトコン” の場合、入選しようと思えば、

目先の異なった作品、目新しいスタイル、にしながら、
毎回、新鮮な作品にしていく必要があります。

そうなれば、テーマ性からは、ハズレてしまいがちです。


だから、テーマ性を重視する立場からすれば、そういう作品は
評価できません 」



ということになるようです。


「テーマ」 づくりから写真を始めるということを、
スローガンにかかげておられる学校側とすれば、

学生に 「月例フォトコン」 を勧めないというのも
うなずけます。


つまり、その学校での教えであって、そこで学ぶ学生さん
には、該当するのでしょうが、すべての人に当てはめるわけには
いかないと、私は思っています。



その理由を挙げてみましょう。


① 写真を初めて間の無い初心者には、「テーマ」にたどり着くまで、
  それなりの時間がかかる人が多いのが現状ではないかということ。


② 「月例フォトコン」の応募者には、テーマを持って、
  同じテーマで入選し続ける人も少なくないということ。


この二つの理由は、これまで、数種のカメラ雑誌を、

30年近く読み続けてきた実感です。




 については、大体、異論はないのではないかと思います。


 については、思いつく印象的な例を挙げてみましょう。


・ 流氷を撮り続けて、年度賞を撮った人。
・ 竹を応募して入選を続け、竹の写真に生涯をかけた人。
・ 同じ横断歩道の通行人の模様を撮り続けた人。
・ 木の葉をテーマに撮って入選を続けた人。


近いところでは、風景写真で何人かみましたが、
顕著な例でいえば、

・ 今、人気の「米美智子」さんなどその最たる例だと思います。

詳細をたどれば、枚挙に暇がないほど挙げられると思います。



今日は、以上で終わりたいと思いますが、大事なことを
お話したと思いますので、この機会に、皆さんも、


「テーマ」 ということを今一度考えてみられると
良いかなと思います。



それでは、この辺で・・・・・・・・。





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カメラマン:風景写真の撮り方にひとヒネリほしい名勝地!

風景写真の名勝地は撮るカメラマンで混雑します。
おのずと類似写真が多くなります。 そこで撮り方も、
一工夫しなければ、入選はおぼつかない!




こんにちは。


前回、取り上げましたMさんのメール


今日は、風景写真の名勝地についてその撮り方の
工夫を考えなければならないことをお話します。


前回、Mさんという方のメールをご紹介しましたね。


たまたまMさんのブログで見かけたご本人の撮った
風景写真について、私は、

「ちょっと、気になることがあります」

とコメントしました。


その「気になること」について、お答えと、感想を
書いてみたいと思います。




 風景の名勝地の撮り方




まず、次の写真①をご覧ください。



太陽の恵み.jpg
(太陽の恵み=タイトル)



Mさんが自分のブログに載せておられた風景写真です。

私は、この写真を見た瞬間、

「どこかで見たことがあるな」

と、感じたのです。


私自身、取材のために、国内は、けっこう、あちこち
行った経験はあるのですが、

その頃は、風景を撮るのが、目的ではなかったものですから、
名勝地についてあまり知りませんでした。


しかし、カメラ雑誌などで、この写真とよく似た場所
の写真を何度か見た記憶があったのです。


「気になる」 と書いたのは、そのためでした。


そこで、下の写真をご覧ください。



iwa②.jpg
(月光冥利 =キャパ誌ヨリ)
「ケータイで撮りなおした写真ですので、
画面が綺麗ではないですが、原画は
すっきりしております。」



これは、カメラ雑誌 「キャパ」に出ていた「入選作」の一つです。

場所は岩手県の「浄土ヶ浜」です。


ここは、風景の名勝地と知られ、多くのカメラマンの撮影場所
にもなっているようです。


Mさんのブログには、岩手とありましたので、多分、
Mさんもこのも近くに住んでおられる方ではないかと思います。


まあそれはそれとして、上の風景は、シルエットとして
撮られる場合が多いようで、私がみたどの写真も、
シルエットで撮ったものでした。


ところが、写真②の場合は、シルエットではありません。
岩肌がよく見えます。

シルエットを避け、光のあたった雲を入れ、
さらに長時間露光で雲に動きを与えました。


 
ちなみに、この写真の選者は風景写真でお馴染みの
「竹内敏信」カメラマンです。


t竹内.jpg
「竹内敏信」カメラマン。


ついでに、その選評も載せておきましょう。


「雲の動きが、ドラマチックで良かった。
色味の演出だけでなく、動きの演出も加わり、
面白い風景写真になった」

とありました。



さて、ここで、何を言いたいのかというと、

こういう「名勝地」は、これまで、プロ、アマチュアを
問わず、さまざまなカメラマンに「撮りつくされた感」 があります。

どうしても、似たような風景写真が多くなりがちです。


また、審査する側でも、おそらく、数多く見慣れてきているので、
感動の度合いも薄れていると思われます。



そこで、タイトルにもありますように、有名な風景を
撮影する場合、撮り方を考え、ひとヒネリすることが、
肝要だということです。


例えば、

この写真で言いますと、撮る方向いろいろを変えてみる。

アングルも考える(この場合無理かもしれませんが)

先ほど言いましたように、「雲」「光」「水」「波」
などの表現を考える。

・・・・・・・等々です。


そうすることによって、見慣れた風景も、違った
表情を見せてくれます。


新鮮な風景写真が生まれる可能性もあるということです。



「気になる」 ということのMさんへのお答えも
かねて、ブログでご返事させていただきましたので、

充分ではないかもしれませんが、参考にして
いただければと思います。



それでは今日は、この辺で終わりますね。


では、又・・・・・・・・・。







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「カメラマン・ 夢を目指そう!」の読者の方へ深くお詫びします!


「カメラマン・ 夢を目指そう!」の読者の方が増えてきました。
本当にありがとうございます。   感謝しております。
ところが、大失敗しました。 ご返事するのを忘れていたのです。




こんにちは。


先日、読者のMさんという方から、次のようなメールをいただきました。


「あっ、しまった!」 

思わず、私は、声が出そうでした。


そのメールを掲載してみますね。




ーーーーここから。



実は以前にブログの方にコメントをさせて頂き

その後、私の方のブログにコメントを頂いたことがあったのですが、

その中に

「気になったのがあったので、後にコメントさせていただきます」


とのコメントがあったのですが、

その後ご連絡がなかったので、あれはなんだったのかなと

今更ながら気になりましたのでメールさせて

頂きました。



半年以上前のことでお忘れかと思いますが、

もし記事を見ていただき、覚えておりましたら

「気になったこと」を教えていただけたらと

思います。



ーーーーここまで。




以上のようなメールでした。


「気になっていた」 ことでしたので、すぐ思い出しました。


実は、

「気になったこと」 にお答えするために、カメラ雑誌の
ある写真を探していたのですが、なかなか見つからず、

途中、他の雑用などが入ったりして、うっかり、そのまま
忘れてしまっていたのです。


答えを待っておられた「M」さんにとっては、
腹に据えかねての 「メール」 だったと思います。



そこで、ふと、感じたのですが、他にも、同じような
経験をされている方がおられるかも知れないと、
思ったのです。


このブログの読者の方から、
時々、相談メールや、問い合わせが、届きますので、

そういう方へのご返事などが、遅れたりしていましたら、
遠慮なくご連絡下さいね。


折り返しメールを送らせていただきますので。


今日は、それを、お伝えしたくて、この記事を
書きました。



いつも、お話していますが、このブログは、

「働きながら、独学でカメラマンになろうとガンバッテいる方」

を、応援するつもりで書いておりますので、上記のような
ハプニングがありましたら、いつでも、気軽に、おっしゃって
下さいね。



それでは、今日は、この変で失礼したいと思います。

では又・・・・・・・・。




注)

Mさんへのご返事はまだですが、探している写真が見つかり次第、

ご返事しますので、今しばらく、お待ちくださいね。








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写真撮影でテクニック過剰は禁物!風景、人物、広告写真等々!

写真撮影では、テクニック過剰は注意してください。
風景、人物、広告写真等々、どの分野でもです。
注意を受けた出来すぎの写真を見て下さい。



こんにちは。


先日、写真と「ストーリー性」とか「物語」について、

書きましたが、逆にそれを注意された写真があります。

その写真を掲載してみますので、ご覧下さい。


(この写真はケータイで取り直したもので、
上左部分に 「洗濯物」 がみえませんが、
どうか、その点ご了解くださいね。)




ストーリー性①.jpg
「帰省=タイトル」



この写真は、

フオトコン誌のバックナンバーヨリ転載させて頂いた

入選作(月例コンテスト)です。


この写真は、撮影する前から、あまりにも計算されつくしている

と思われる印象があります。

写真としては、純粋な風景写真ではありません。

また、人物写真とも言い難い写真です。

まあ、スナップ写真の部類にはいりましょう。



内容を見ると、

前景の「青菜」、「赤い車」、「ミニスカートの女性」、

「崩れそうな古い民家」、左に見える「洗濯物」。

非常に、テクニックに凝った写真であるかのように
見る人もいるのではないでしょうか?


さあ、皆さんは、どうご覧になったでしょう?



この作品を入選にした審査員は「菅洋志(すがひろし)」

とおっしゃるカメラマンです。



菅洋志カメラマンは、確か3~4年前に、ガンでなくなられたと、

聞いています。


すがひろし.jpg
(菅洋志)



かつて、彼の講演を、私も、一度、聴いたことがあります。


日大写真科出身。
「東川賞」 などを受賞。

内外で活躍する中堅カメラマンの
お一人といっていいかと思います。


入選作について、次のような評を述べています。


「田舎の実家に帰省・・・何やらワクワクする状況だ。
あまりにも、シチュエイションが出来すぎの感がある。

赤い車、「若い娘のうしろ姿」、ヨドバシカメラの紙袋、
・・・どこをとっても無駄がない。

坂道を登りきると、朽ちそうなカヤブキの家、洗濯物。

完璧である。
この完璧さが、これ以上のイメージ展開へ、結びついてこない。

物語に広がりが見えてこないのだ。  注意してほしい。」 と。



全く、その通りだろうと思います。

もし、広告写真の場合であれば、失敗作になるかも
しれません。

テレビのCMなどを思い出してみて下さい。


たとえば、「ビールを飲む俳優の表情やしぐさ」
を思い出せば、すぐ理解できましょう。


その場合は、いかにも、ビールのウマ さを
これでもかと言うほど見る者に訴えてきます。

飲みっぷりは、見事なものです!

そして、飲むだけでは完結していないのです。


「おいしい!まだまだ飲みたい!」 って感じを見ている人
に与えているのです。

映像の中で飲む人だけが、味わっているんじゃないのです。

テレビの外で見ているみんなに、「うわー!」  と、

呼びかけているんです。

飲んでる人だけが、「ウマイ」 だけでは、そのCMは
失敗と同じです。

そこで、完結してしまっては、だめなんです。


上の入選写真も、撮った人がそこで完結してしまっていては、
だめなんです。

もっと、見る人たちに、「えっ!?」  と思わせたり、
感動させる何かがほしいのです。   

訴えるものがほしいのです!



上の写真を見た瞬間、
私は、映画のワンシーンを見ている感じがしました。

特に、坂を上る女性の 「後ろ姿」 など、演出ではないかと
思うほど、心にくい出来のよさを感じました。


たしかに、構図も、人も、家も、車も、本当によくそろいました。

しかし、見る者のこころを、揺さぶるものがあるでしょうか?
ハートをえぐる何かが、感じられるでしょうか?


皆さんも、上の 写真① を見て、

評を読みながら、自分の感想を、掘り下げてみて下さい。



付け加えますと、私個人的には、フレーミングは、ミゴトで、
それが、この写真をかえって完結させているとも
言えるように思います。



それでは今日は、この辺で・・・・・失礼します。



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広告写真アシスタント:独自の撮り方学び、ストーリー写真で評価!

広告写真のアシスタントのポートレートをご紹介します、
撮り方に独自性を盛り込んでストーリー写真を製作!
半年間雑誌の表紙を飾る物語性を含んだ写真が話題に! 




こんにちは。


頑固な親に抵抗し、好きでもない道に入った人が
アシスタントをから広告カメラマンとして独立し、
活躍している例があります。


前々回、取り上げた先輩カメラマンが、


「 ストーリー性のあるポートレート写真で、
話題を呼んだカメラマン 」

の話をしてくれました。



● <<ストーリ性と写真>>




皆さんは、カメラ雑誌の入選作を見ながら、

その評に

「この作品からは、物語が感じられる」 とか
「写真に写る 高齢女性 の深いシワからストーリーを感じる」

といったふうの感想が書かれているのを、
一度や二度は見たことがあると思います。



10日ぐらい前でしょうか、このブログをよく見て下さる
読者の方の 「光と海」 の写真を取り上げたことがありました。

下の写真がそうです。



いしだたみ.jpg



この写真に若いカップルがベンチにいたら、

「非常にロマンチックなストーリーができそうな」

と、私は、感想を書かせて頂きました。(笑)



1枚の写真からストーリーが生まれそうな写真って
けっこうあるものです。


小説家は、一服の絵を見て、一つの小説を書くことが
できると言います。


写真でも同じです。

人にもよるでしょうが、見ているうちに、いろいろイメージが湧き、
想像を掻き立てられる写真は、非常に面白いです。



プロカメラマンの 「丸谷嘉長(58)」 は、
広告写真を専門とする写真家ですが、

親の言に反対し、大学を中退。

同時に入っていた、好きでもない、写真学校で、
写真論や撮り方を学びました。


その後ムービーカメラマンのアシスタントとして、
さらに撮り方を勉強。

30歳で独立して事務所を設立したと言います。

その後、多くのメーカーの広告や雑誌の広告写真などを
手掛け、幅広く活躍しました。

2007年に、雑誌 「週刊ウイークリー」 の表紙では、
画期的な試みをして注目を集めました。

女優をモデルに、毎回独特なシチュエーションとストーリーを考えた
撮影を行ったというのです。

意外にも、それが、非常に 「個性的な表紙 」となって、
評判となります。


約半年間、担当したそうですが、

「 ドラマな表紙 」 として、大きな反響を

読んだそうです。


次の写真が、「週刊ウイークリー」 の1部の表紙写真です。
(「週刊ウイークリー」は現在廃刊です)

S)
物語.jpg


最近私は、偶然、「丸谷嘉長」の撮ったグラビア写真を、

「週刊文春」 で、見かけましたので載せてみました。


次の写真がそうです。

A)
グラビア1.jpg
「週刊文春」より

B)
グラビア2.jpg
「週刊文春」より

C)
syasinnc.jpg
「週刊文春」より


上A、B、 の写真は 「S」 を撮ってから約10年あとの
写真になりますね。


皆さんはどんな印象を受けますか?


まあ、この場合、丸谷カメラマンも、特に 「ストーリー性」 を、
意識して撮っていないかもしれませんが・・・。


いずれにしても、「ストーリー」 を意識して
写真を撮るのも、一つの撮り方として、
参考にしてみて下さい。


それでは今日はこの辺で終わりたいと思います。・・・・・。




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写真撮影は風景人物を問わず、初心者はテクニックより好きを基準に!

写真の撮影において、初心者は、風景人物を問わず、
何をとるか迷いやすいものです。そんな時、まず、
テクニックより、好きを基準に撮ってみて下さい!


こんにちは。



あるブログを見させてもらいました。

それは、写真ブログです。

実は、わたしたちの写真クラブで、まだ、ほやほやの
初心者の主婦Dさんが、なにを撮ったらいいか、
大変迷っていました。


そこで 「あること」 を知ってもらうために、この写真を
Bさんのブログから転載させていただきました。



水辺鴨.jpg
(冬の水辺)




このBさんの写真ブログは、人物ではなくほとんどが風景です。


Bさんというのは、つい先だっても
このブログに取り上げさせていただいたお人です。


会社の休みなどに写真仲間と、撮影した写真を公開して
おられます。


カメラ・テクニックは 身に着けておられるようで、
感じの良い写真を撮影しておられます。


私も時々見せていただくのですが、ふと、
あることに気が付いたのです。

それは何かというと、

この方の写真には、
「水と川」 の写真が比較的多いのです。

ところが、そのことに、
ご本人は気づいておられませんでした。

後で知ったのですが、Bさんは、

小さな小川のイメージ がいつもあります。

さらさらと流れる飛び越せるくらいの小さな小川です。

子供の頃に憶えた ”春の小川” の唄を、
私なりに想ってしまっているのかもしれません。」

と、言っています。


「 好きなこと を仕事にする」 というベストセラー

書いた著者は、


「 自分の ”好きなこと” を探すときは、
子供の頃に遡れ! 」

と言っています。



前述のBさんの 潜在意識 には、子供の頃の
「春の小川」 が根付いていたのかもしれません。


それが、無意識に、「川と水の風景」 を撮らせてしまう!

それは、とりもなおさず、「水と川」 が好き!

ということにも、繋がるとおもいます。


Bさん の写真に、水の写真が、少なくないのは、
そのせいではないかと、 私は思うのです。


「何をとっていいかわからない?」 と
迷っている人は、テクニックより、まず、

「好きなもの」

を撮ったらどうでしょう。


参考までに、Bさんの 「水辺の曼珠沙華」 の写真を
次に上げておきました。

どうぞご覧ください。



mannjyusyage.jpg
(曼珠沙華)



Bさんの 「水」 を撮った写真は他にもあるのですが、

よかったら、ブログを見てあげてください。

http://nobuzo.blog.so-net.ne.jp/index/6




それでは、今日は、これで・・・・・。





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ポートレート撮影・モデルの個性を撮るか?戸外での構図にこだわるか?

ポートレート撮影の場合、モデルの個性にこだわる
カメラマン!  ポーズにこだわるカメラマン!
戸外での構図を配慮するカメラマン!
グラビアを飾るカメラマンの思考はこんなに違う!



こんにちは。



昨日、地域のクラブの仲間を写真のプロG さんが訪ねてくれました。

私の父が芸能人のハシクレだったものですから、よく舞台写真など
撮ってもらっていた芸能記者です。

私にとっては、大先輩にあたるカメラマンです。

余談ですが、のちに、私が 「マフィア」 の取材で
ホンコンまで行けたのは、実はこの先輩のおかげでした。

ホントに感謝している先輩なんです。

勝新太郎さんのおかげでもあったんですけどね。


ともあれ、先輩 「G」 さんは、
普通の大学を出た後、俳優の勝新太郎(奥さんは中村玉緒)
に魅せられて、あるプロダクションに、カメラマンのアシスタント
として就職。



勝新太郎(座頭市で有名)
ichi.jpg
(artistーdatabaseヨリ引用させて頂きました)




(中村玉緒さん)
中村.jpg
(ヤフー検索ヨリ)



のちに独立してフリーとなったカメラマンです。


久しぶりに合って、話をしたのですが、
プロがきてくれたことで、クラブは
盛り上がってくれました。



まあ、それはそれとして、彼が芸能人を、モデルとしたポートレート
について、いろいろ語ってくれましたので、

これまでの、集いとはかなり違った、興味深い
話が聞けました。


読者の方には、ポートレートを撮りたいと思っている人も
あると思いますので、参考になるだろうと思います。



● <雑誌の ポートレート>





次の2枚の写真をご覧ください。

共に女優さんのグラビアです。


①(モデル=黒木華)
kuroki.jpg
(週刊文春ヨリ)




②(モデル=二階堂ふみ)
二階堂.jpg
(週刊文春ヨリ)




どちらも、週刊誌のグラビア写真で、
女優さんをモデルとしたポートレートです。


ポートレートの意味は、ご存知かと思いますが、

ちょっと説明しますと、「人物をメイン」 にした
写真のことです。


とくに、モデルの全身、および上半身を撮影したものを
さす場合が多いようです。


①の写真は、モデルの足から上の部分を撮影したもの。

②の写真は、モデルの全身を戸外の明るい海をバックに
撮影したものです。



友人の G さんの話をまとめると、


「 写真①は、女優さんの ”個性” を引き出すことに、重きをおき、
ちょっと 微笑む 表情 と 額に何気なく 手をそえたポーズ にして、
ごく普通の立ち構図で撮影している。

コスチュームも、シックな黒調のドレスにしてあまり目立たぬ
ようにしている。

その分、白バラの大柄がうまく全体のバランスをとっている。



写真②は、
モデルの 個性 というよりも、全体のイメージ
重きをおいている。

ちょっとコミカルな動きで、ポーズの面白さを強調している。

モデルを、真ん中に配し、ふんわりボケた手前の縁側と
バックの明るい海でほどよいバランスが取れた構図。


モデルの全体像がくっきり浮かび上がって軽やかな
印象を与える写真になっている。」

ということです。




注)


付け加えると、

「 こういう 写真 ② は、コマーシャル(広告)などを主として
撮るカメラマンの写真に多いようです。


どういうことかと言うと、コマーシャル畑のカメラマンは、
想像力(イメージ力)の豊な人が多いようで、
撮影する前から、頭の中に、すでに撮る形ができていて、
そのイメージに沿って撮っている感じがする。


又、
モデルを見ているうちに様々な映像が次々に現れて、
モデルに指示を与えながら、スピーデイーにシャッターを押している
撮影風景を見ることが多い。」

と G さんは言いました。




皆さんどうですか?



今日は、モデルのポートレート撮影について、
モデルの個性を引き出そうとする人や、

形を強調してそれに、ふさわしい構図をつくり、
バランスよく撮っていこうとする写真家の、

二人の例を G さんに語ってもらいましたが、カメラマンによって、
そのパターンは、人それぞれであることは言うまでもありません。

①②の写真を見た感想も、カメラマンの感受性によって、
みな異なることを、ご了解下さいね。




それでは今日は、この辺で・・・・・・・。









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風景写真の堕落!カメラ雑誌上で作者不在とプロカメラマンがもの申す!



風景写真は、ただ、キレイな写真を撮るに終わってはいけない!
そこに作者在りという写真を撮ってほしい!
カメラ雑誌上でプロカメラマンが痛烈な感想を漏らす!





こんにちは。



あるカメラ雑誌を開いていましたら、最近の風景写真について
プロカメラマンの感想が目に入りました。



簡単に言いますと、そのプロカメラマンは、


「素晴らしい風景写真を撮っている風景写真家が
おられる一方、

中には、真に自然を感じて撮った
とは思えぬ写真が、少なくない。

というのが、正直な感想です。

それは、

「風景のある写真を撮った
だけの写真にしか見えない」

とおっしゃっているのです。



さらに、続けて、

「巧みなフレーミングと鮮やかな色彩による

”絵作り” の競い合いです。

そこ風景写真には、何か大切なものが抜け落ちて
しまっている!」  

とおっしゃっています。




(絵葉書の写真=イメージ)
絵ハガキ1.jpg



つまり、平たく言えば、「絵ハガキ」(写真①) のように、
ただ キレイな風景写真 がそこにあるだけ、
ということになりましようか!



そこで、


「自然というものが、

”被写体と撮影者との関わり” や、
”被写体への理解と共感”


を示すものならば、このことについて、私たちは、
もっと真剣に考えなければなりません。」  

と苦言を呈しておられます。


一人のプロカメラマンが、最近の風景写真に感ずるままを
カメラ雑誌で、書いておられるのです。

このことは、プロ、アマを問わず、謙虚に考えなければ
ならぬことだと思います。


書いたご本人は、種々のカメラ雑誌のコンテストの
審査員もつとめておられます。

なので、私には、毎月応募する読者への痛恨の感想とも
取れてしまうところがあります。


いずれにしても、風景写真を撮るものにとって、

上記のプロカメラマンのおっしゃっていることは、
肝に銘じていかなければならないと思います。


まあ、これは、すべての写真に言えることだとは思いますが。



それでは今日は、この辺で・・・・・・・・。





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カメラマン希望・報道か芸術か?東京工芸大か東京芸術大か?どちら?


カメラマンになりたい高校生ですが、東京芸術大と
東京工芸大のどちらがいいか迷っています。
報道写真と芸術写真についての進路も迷っています。
おおざっぱな意見を聞かせてください!




こんにちは。



先日、このブログの読者であるカメラマン志望の
高校の学生「R」さんからメールをいただきました。



一部を抜粋してみたいと思います。




ーーーーーここから



(略)・・・・・将来、カメラマンになりたいと

思っているのですが、

東京芸術大学と東京工芸大学のどちらがよいですか?


また、報道カメラマンか芸術関係のカメラマンになるかも、
決めかねております。

まだ高校2年生なのでジックリ考えて進路を
決めたいと思います。


たまたま、
このブログを見てメールをおくらせていただきました。

よいアドバイスがありましたら・・・・・(略)



ーーーーーここまで。




以上ですが、この学生「M」さんの悩みは、
スゴク分かりますね!!!


なぜなら、私自身も、カメラマンを希望して、
会社を退職した時、

いざ、「どの分野を選ぼうか」 ものすごく
迷った経験があるからです。


写真について、全く何も知らないズブの
素人でしたので、試案のあげく、

努力すれば、必ずカメラマンになれる

ことを考えて、私は、報道カメラマンを選びました。


これは、最初の選択として、決して間違いではなかったと、
今でも思っています。


しかし、最近は、「芸術方面」 でもやる気があれば、
写真の場合可能だと思うようになりました。



当時から、もう、30年近くなりますが、写真コンテスト、
特にカメラ雑誌の月例コンテストを通じて、
「芸術の域」 に達したと思われるカメラマンを、
実に多く見てきたからです。


芸術写真.jpg
(フォトコン誌2013年ヨリ)


ただし、それは、「風景写真」 に限ります。

それ以外の写真分野では、正直、言える自信はありません。(笑)





  ● << 報道 と 芸術 の選択 >>



前述したような理由から、まず、報道を選択
されることを、オススメします。


まず、報道カメラマンのプロとなってから、
芸術を目指されたら良いのではないか?


私は、こう思います。



    
  ● <<学校 の 選択>>


報道カメラマンをめざすなら、東京工芸大でも東京芸術大
でもよいと思います。


ただ、難易度からすれば、東京芸術大学の場合は
超難関です。


昨年のランクでいえば、北海道大学や名古屋大学

などと同じぐらいの 偏差値(64)で、超難関とは
言えないかもしれませんが、これは学力試験のみの
場合です。


東京芸術大学の場合は、実技があって、これがスゴク
難しいようです。

3年、4年の浪人はザラで、中には10年かけて
入学したというような人もあります。


「芸術の東大」と言われる所以(ゆえん)です。


それを考えれば、東京工芸大の方が無難と
言えるでしょう。

この場合私立ですので、学費がかなり高額となりますので、
受験前によく調べられた方がといいかなと思います。



学校を考えている人には参考にしていただけるかも
しれません。



それでは、今日はこの辺で・・・・・・・・・・。






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