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風景画像①.jpg


         

女写真家ヨシダナギ:前代未聞の黒人写真アフリカ現地で裸で奮闘!

女性写真家のヨシダナギさん念願叶って夢のアフリカへ。
悪戦苦闘で撮った黒人写真・前代未聞と激賞される!
出演したテレビのゲスト裸で撮った彼女に驚嘆!
これこそ彼女から学ぶカメラマンの雄渾の個性!!



こんにちは。


早速前回の続きに入りますね。



  <<ヨシダナギさんの撮影について>> 



(ヨシダナギ=29)
yumeなぎ.jpg
(naverまとめ)ヨリ


前回ヨシダナギさんの簡単な生い立ちに触れましたが、

ここでは、彼女の写真家としての活動をお伝えします。


写真家にとって、個性はなにより重要視されます。


他人と違う自分独自の視点に立って取られた写真こそ
個性的な写真として評価されます。

これまで、何度も出てきた「個性」ですが、ヨシダナギさんの
撮影活動を追う中にその「個性」が見事に表れておりますので、
読者の方は、大いに参考にされて下さいね。



旅費を貯めたヨシダナギさんは、遂に念願のアフリカへ
やってきます。

23歳の時。


着いたのは「エチオピア」。


早速、現地の黒人と撮影交渉に入ります。

ところが、予想に反してなかなか撮らせてくれません。

お金をだせば「良い」 という。

ポーズやしぐさなど指示するたびに、お金を請求。

何より、誰もかれも、
「額(ひたい)にシワを寄せたむつかしい顔」
ばかり。


これは、ヨシダナギさんを最も困らせたことでした。

アフリカへ来たと喜んだのもつかの間。
大きな壁にぶつかってしまいます。


違う種族にいろいろあたったものの、状況は
やはり同じ。


一般のカメラマンなら、そのままの現地人を撮って
帰るのでしょうが、ヨシダナギさんには、

「こだわり」があったのです。

「あの子難しい顔は撮りたくない」 と。


「どうしたら自分の思う写真が撮れるか?」

それから、試行錯誤、試案の連続。

その間、英語の勉強や、バイトのようなことも
やっていたようです。


そんな中でヒラメイタのが5歳の子供の頃。
「同じ格好をしたら仲良くなれる」
と思ったことをフト思い出したのです。


今度行った先は、コマ族。

乳房をあらわにし、男も女も股間に葉っぱをつけた
まさに裸族と呼ばれる黒人たち。

しかし、ここでも、撮影に入ると、これまでと同じ。


そこで思い切って、自分も「ハダカ」になることに決めた。
さすがに勇気がいったにちがいありません。

通訳の黒人から、なんども止められた。

しかし、ヨシダナギさんは実行。

オッパイはもちろん、下半身も全部脱いだ。
いわゆるスッポンポンだったわけです。

ただ股間には現地のおばさんたちが、
葉っぱをつけてくれた。

これで、おばさんたちと全く同じ格好に
なったというわけです。


すると、どうでしょう、そこにいる皆が歌いだしたのです。
顔もまるでさっきと違って、笑顔に変わりました。

一族の長老たちも、歌って、踊りだしました。

これは、ヨシダナギさんを一族全体で
歓迎している舞なのだそうです。

「ヌグッてスゴイ!」

この時、ヨシダナギさんは思ったといいます。


こうして、ヨシダさんは、彼らとうまく
接触できるようになっていったのでした。

コツをつかんだあとは、どこの部族に行っても、
その調子で順調に撮影ができたようです。


そして、撮った話題の1枚が次の写真でした。



黒人1番良い.jpg



これは、「世界一オシャレな民族」として、
ヨシダナギさん の知名度を一気にあげた写真なのです。




   ● < 撮 影 技 法 ①>



ヨシダナギさんの撮影は、まずコミュニケーションから、
始まります。

これは、人物スナップを実践している方とほぼ同じ
だろうと思います。


まず、その人物と親しくなるということです。

私は、かつて、高校生(女子)の「覚せい剤」について、
ひそかに、取材をさせてもらったことがありますが、
初めは、撮影より、まず、高校生と仲良くなること
が先決でした。

撮影できるまでに1か月ぐらいかかったと思います。


このように、人物スナップの場合はワンステップとして、
コミュニケーションが大事になってきます。


ヨシダナギさんの場合は、女性でありながら、
全裸で黒人にアタックしたことが、とても
ショッキングで、大きな話題を呼んでしまった
というわけです。


カメラ雑誌の入選者の談話などで、やはり、この
スナップの入り口で苦労している様子がうかがえますね。



 
  ● < 撮 影 技 法 ② >



これまで、アフリカ現地の写真は多くのカメラマンが、
手掛けてきておりますが、そのほとんどは、現地人の
様子をありのまま撮ったものが多かったと思います。


しかし、ヨシダナギさんは、ボディや顔にペイント
をほどこし、中には、「タトゥ(一種のイレズミ)」
など入れた黒人もいたようです。


これは、ヨシダさんが、以前、「メイク専門学校」に
通っていたことと関係があるかも知れません。


さらに、フアッションにもそれなりにこだわっています。

持ち物とか手足の装飾品・・・等々。





   ● < 撮 影 技 法 ③ >



ドーナツストロボを使用したこと。


これは、ドーナツストロボで撮影をする
他のカメラマンを真似たものです。


ドーナツストロボを使うと、被写体をアップにしたとき、
目に光が入ります。


(こんな感じです)
kyattiaisutorobo.jpg



人物そのものが、イキイキとして見えるのです。


「少数民族の彼らがカッコ良かったら、それでいい!」
それが、私のスタンスです。」

と、彼女は言います。


また、カッコイイ写真を撮るため、モデルになる
男性も「イケメン」をスカウトます。


さらには、
「お腹の出た人より、見た目でカッコいい人を選ぶ」
と言います。


というわけで、ヨシダナギさんは、子供の頃、
憧れたアフリカで自分の好みに合ったように、
彼らを撮っていったのです。


もはや、以前のような暗いヨシダナギさんではなく、
あたかも「水を得た魚ような」華やいだカメラマン
ヨシダナギさんの姿が見られたのです。



  

  ● < ヨシダナギさんの夢と個性と写真集  >


彼女は、5歳の時に抱いた

「カッコイイ黒人に会いたい!」

という夢を抱いて、20歳で家を出て
独り立ちしました。


23歳で念願のアフリカへ旅立ち、独学で
身に着けたカメラ技術で黒人を撮り続けてきた
ヨシダナギさんは、


2015「展示会」を開いて
それを機にレッキとしたプロの女性写真家と
なりました。


そして、今年(2016)3月には、初の 「写真集」
を出すことも決まりました。


さて、写真家「ヨシダナギ」さんのこれまでを、簡単に
ご紹介しましたが、最後に、

彼女の「個性」について、彼女を知るカメラマンの
コトバをご紹介します。



「ヨシダナギさんは、5歳で ”黒人はカッコイイ” と

彼らを好きになった時点で十分 ”個性的” だと思います。

好き!とか、いいな! とかは、そこに、その人の

個性 があらわれているのです!」 と。



 ■  < 関 連 記 事>

ヨシダナギ:アフリカ現地人を裸で撮る型破り女性写真家が超人気!







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ヨシダナギ:アフリカ現地人を裸で撮る型破り女性写真家が超人気!

ヨシダナギという女性写真家がアフリカ現地人を撮影!
自分も裸になって撮った写真が超話題になりました。
型破り女性の撮影手法には、伝えたい願いがあったのです!



こんにちは。



いやあ、ビックリしました!

アフリカの現地でスリ族の写真を裸になって撮った
ヨシダナギという美人写真家がいると知ったからです。


昨年の秋に(TBS系)番組『クレイジージャーニー』に
そのユニークな女性写真家 「ヨシダナギ」 さんが出演して、
一気に話題になったそうです。



現地人1.jpg
(ヨシダナギさん・29=写真左の女性)
(ウートピより引用させていただきました)



アフリカで現地人を撮るカメラマンはけっこういるようですが、
自分が、裸になってまで、撮るというカメラマンは、
初めて知りました。


yosidanagi.jpg
表情など指示している「ヨシダナギ」さん
(円筒はドウナツストロボ=多くの光を出します))



最初、知った時は、「エッ?」 と、さすがに驚きましたが、

「これにはキット何か事情があるだろうな・・・?」

と、思っていたところ、たまたまコンビニで手にした週刊誌に
そのカメラマンの記事がタイミングよく出ていました。

これって、よく言う 「シンクロ現象」 でしょうね。



さっそく読んでみると、やはり、「わけ」 がありました。


しかし、それよりも、カメラマンを目指す人にとって、
非常に興味深く、しかも重要と思えることが、載っていましたので、

「ヨシダナギさん」という女性写真家について
取り上げてみたいと思います。



  
 ● ヨシダナギさんについて 



yosida3.jpg
「ヨシダナギ(29) さん」



ヨシダナギ さんは、現在(2016)29歳。

まだ、写真家として、日の浅い美人女性です。


それが、何故 「裸」 とか 「アフリカ」 なのか?

ネットで見ると、そういう部分が誇張されて、かなり
興味半分で伝えられているような気がします。


「ヨシダナギ」 という29歳の女性写真家が
誕生するまでには、少し複雑な経緯があったようです。


「ヨシダナギ」さんの両親の教育方針が厳しかったこと。

門限は5時。  
就寝は9時。 
テレビドラマは禁止。


これでは、友達ともあそべません。

勉強も苦手だったようです。

おまけに、人付き合いもヘタ。


でもそんな彼女に、一つの「夢」がありました。


キッカケは、5歳の時、テレビで見たアフリカの
「マサイ族」 にすっかり 「ハマッタ」 ことです。


筋肉質の黒い肌。
真っ白な歯を見せて笑うおおらかな顔。

そんなマサイ族に 「一目ぼれ」 したのだそうです。


「カッコイイ!自分も将来黒くなって、白い歯で
笑って、同じ格好して遊びたい!」


保育園の友達とは違って、ただ一人
そんな 「夢」 を抱いたと言います。

 
この時、すでに 「アフリカ」 とつながる縁が
あったようです。


前述したように、家庭が厳しかったことが、
わざわいして、風変りな女の子として、みられたようです。

中学校ではイジメに合って、自然に学校へは行かなくなったみたいです。

卒業後、「メイク 」の専門学校に通ったとあります。


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 ● ヨシダナギさんとアフリカ 





その後、両親が 離婚し、父親の厳しさや家庭の複雑さなどもあって、
20歳の時、家を出ることになったそうです。


一人になった時、飛び上がらんばかりに、

「一人ってこんなに楽しいのか!(うれしい!)」

と喜んだそうです。


「ずーっと暗かった性格も、驚くほど明るくなりました!
私の人生って悪くないんじゃないの?」


と満面の笑顔で取材記者に応えています。


これまで、よほど家庭環境に押しつぶされそうに
なっていたのでしょうね。


もともと、絵をかくのは、好きだったそうで、
彼女の描いたイラストを見たあるカメラマンが、

「写真をやってみたら・・・・?」  と

彼女に薦めたのが契機となって、写真を始めることに。


それまで働いて貯めたお金で、安いカメラ機材一式を
そろえ、いよいよアフリカへ出発したというのです。

2009年11月のこと。


これが、写真家 「ヨシダナギ」 の誕生の序章
となります。



このあと、タイトルにある「裸でアフリカ人を撮る」
ということになっていきます。



この続きは次回で書きついでいきますので、
申し訳ないですが、少しお待ち下さい。


長くなりそうなので、今日は、ここで終わりとしますね。


ゴメンナサイ! 


それでは、次回で・・・・・・・・。



  ■< 関連 記事 >
ヨシダナギ:前代未聞の黒人写真アフリカ現地で裸で奮闘!
ヨシダナギ:裸で黒人を撮る理由? 好きをテーマに!



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蜷川実花:個展新潟盛大開催!ドレスも衝撃!だが分からぬというフアンも!


蜷川実花(カメラマン)が個展を新潟で盛大に開催!
期間は2016年2月28 日迄。 
またウエディングドレスなども手掛け、話題を呼ぶ!
しかし、彼女の作品が分からぬというフアンも多い!




こんにちは。


皆さんは、蜷川実花という女性カメラマンをご存知ですか?


蜷川3.jpg
(蜷川実花さん)


俗にいえば、「派手」「エキゾチック」「カラフル」「ポップ」

などのコトバがはまりそうなカメラマンです。

大体想像していただけると思います。


最近は自分で手掛けたウエディングドレスなども公開して、
若い人たちの人気を呼んでいます。


ドドレス蜷川.jpg
(ウエディングドレス)


doresu1.jpg
(ウエディングドレス)


もともと、原色を使ったポップ調の作風が若者に好まれ、
日本だけでなく、海外でも評判のようです。


ポップ調と言えば、イラストレーター 「横尾忠則」 さんなどが、
有名ですが、



カメラマンでは、やはり、蜷川実花さんの右に出る
カメラマンは、目下のところいないような気がします。


歌手で言えば、大ブレイクした

「きゃりーぱみゅぱみゅ」
さんなど、ピッタリかもしれません。



kyari1.jpg
(きゃりーぱみゅぱみゅ)



kyari2.jpg
(きゃりーぱみゅぱみゅ)




次に、カメラマンとしての蜷川実花さんの作品の一部を
ご覧ください。



oosimayuuko1.jpg



ninagawa1.jpg



ポップ調3.jpg



こういう作品が今、非常に人気が高く、蜷川実花さん自身も、
その才能を高く買われています。


たしかこれまで、映画監督もやって、
2作以上つくっているはずです。


私自身はかなり興味のあるほうなのですが、


中には、「イヤ!」 という人もいて、

「蜷川実花さんの作品の良さを教えて!」

という女性も多いようです。


女性カメラマンの 「米美智子」 さんも、
色鮮やかな風景を撮るカメラマンとして、
いまや、人気作家の一人ですが、

ひょっとすると、蜷川実花さんと人気を2分しているかも
しれません。


蜷川実花さんの個展が、今新潟で盛大におこなわれており、

大きな話題を呼んでいるようです。

他府県からも来訪者が多いと聞きます。


2016年2月28 日迄やっているそうです。

場所は、新潟県立万代島美術館だそうですので、

興味のある人は行って見られると、

きっと良い刺激になるのでは?と思います。


400点以上の展示数ですのでかなりおおきな会場
だと思います。



それでは、今回はこのへんで・・・・・・・・。






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カメラマン:アシスタント師の模倣で出品!盗作の問題を考える!


カメラマンのアシスタント募集で採用になったMさん、
師について毎日必死にまねていきました。そして応募!
だが、独自性を考えよと叱咤されて気落ちしました。




こんにちは。



昨日、元カメラマンであった友人が訪ねてきました。

久しぶりに、会って話に花が咲きました(笑)

その中でちょっと気になる話が出てきました。

彼は、1年ほど前にある写真スタジオの募集に
「M」さんという20代の大学生をアシスタントとして
紹介してあげたそうです。


Mさんは、写真については全くの素人。

アシスタントになれてとても喜んでいたと言います。

毎日、師のいう通り、カメラマンについてすなおに働いていたそうです。

大分慣れたころ、腕試しとして、自分で撮った写真を
コンテストに応募したそうです。

その写真を師に見せたところ、Mさんは、非常に
おこられたと言います。


その写真が、
あまりにも師の撮った写真に酷似していたからです。

「これは、模倣じゃないか?盗作と同じだ!」

カメラマンは激怒したと言います。



しかし、実際、こんな話は珍しくありません。

最初、アシスタントは、師のカメラマンから、
すべてをマスターしようと懸命に努力します。

一度は師のカラーというものが、身についてしまうのは、
しかたがないでしょう。

問題はそこからで、師のカラーを破って、今度は自分の
カラーを創造していかねばなりません。




    ●  << 人まね についての 考察 >>



初心者の間は、写真について何も知らないわけですから、
大いに人のまねをして撮っていけばよいと思います。


私も、最初のころは、街を歩きながら、カメラ雑誌の
入選作を思い出して、それを真似て撮ったものです。

しかし、それは、最初の一定期間だけにしておくべきでしょう。


機材の扱いに慣れてきたら、やがて、そこから自分の写真を
撮る努力をしていかなくてはなりません。

そこが、写真の難しさであり、面白いところでもあります。



実は、先日、あるカメラ雑誌のバックナンバーを
見ていましたところ、「K」 という写真に目が止まりました。

そして、同じ雑誌の2年あとの「号」を開いて見ていましたら、
内容も、構図も、ほぼ同じの写真 「B」 に出会いました。


その写真、2枚を ご覧下さい。

(カメラ雑誌「F」から転載させていただきました)



電線1.jpg



電線2.jpg



この写真 ①と② は、撮った場所は違いますが、
状況は非常ににており、それを撮った人の
意図や考えも、ほぼ同じと推察されます。


皆さんはどうおもわれますか?


つい先ごろ、2020年のオリンピックに向けての
ポスター(エンブレム)盗作が問題になったばかりです。




上の写真は① ②、共に、上位入選を果たしています。

選者はもちろんプロの写真家です。


その評価をみますと、概ね同じような感想が
書いてあります。


概略をピックアップしますと、

「 混線した電線の間隙を飛行機が飛んでいる。

これは、現在の世相を反映しているとみたのであろう。

見慣れた日常が鋭い観察眼で切取られている 」



これは、盗作と決めつけることはできませんが、
あまりに状況がよく似ているため、私は気になりました。

確かに、乱れ、混線する電線のありさまは、現在の混迷する
社会状況を象徴しているようです。

その合間を飛ぶ飛行機には、何かしら危機感が漂っています。


まさに、現代そのものを表していると言ってもよいでしょう。


ふとした日常から、そういうことを、見た観察眼や、
想像力が激賞されているわけです。


②(下) の写真を撮った人が必ずしも写真 ① の作者の模倣だとは
限りません。 実際そう感じて撮ったのかもしれません。

これは、この写真 ② を撮ったご本人にしか分からないことです。


これは、オリンピックのエンブレムの盗作問題でも
おなじことです。


ただ、写真の場合も、エンブレムの場合も、多くの人の
目にさらされる 「公(おおやけ)」 作品 だということを、
考えれば、もう少し、慎重な配慮がなされるべきでは、
なかったのかな?  

と私は、思うのですが?



今日は、 師の真似をした写真をコンテストに応募
しょうとしたアシスタントの話を聞いて、かねてから、

ちょっと気になっていたカメラ雑誌の入選作の類似に
ついて書いてみました。


皆さんも一度、考えてみて下さい。



それでは、今日はこの辺で・・・・・。





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カメラマン:写真を見た瞬間の印象でその評価が決まる。

カメラマンが撮った写真は、それをを見た瞬間に、
受けた印象でその評価が決まる場合があります。
今回の写真はまさにそれでした。



こんにちは。


前回、読者の方の「逆行をウマク活かした写真」
の感想を思うままにかかせていただいたのですが、

ずいぶん多くの方が読んで下さったようでありがたいです。


写真の見方は人によって、さまざまですが、良い写真を
撮るには、良い写真を見分けることが第一歩だと思いますので、

そういう意味で「人の写真をみた感想」というものが皆さんの
興味を引いたのかもしれませんね。



前回 Nobuzoさんという方の写真を取り上げさせていただいたのですが、
偶然、その写真と非常に似た写真を見かけたことを、
同時に書きました。


今日は、その写真を皆さんに見ていただこうかなと
思います。



下の写真がそうです。




光写真.jpg




この写真は、カメラ雑誌「キャパ」から転載
させていただいたものです。

月例コンテスト学生の部で「2位」に入った写真です。


審査員は女性カメラマンの榎並悦子(えなみえつこ)さんです。



絵並カメラマン.jpg



炭鉱や、高齢者問題、風習など幅広く活躍しているカメラマンで、
「小人症の人」 を取材した写真集で文化賞を受賞しています。

障害をもつ人を写真で撮るのはかなり勇気と根気がいるものですが、

榎並カメラマンも、アメリカにおける「小人症の人」の取材には、
相当、苦労されたようです。





今回は、そういうカメラマンの審査で入選した写真です。


見た瞬間、「ハッ!」 とさせられる写真です。


前回の写真でもそうですが、太陽(太陽でなくても)の光芒
視覚的な刺激が強く、迫って来る感じがありますね。


さあ、みなさんは、この写真を見て、どんな感想を
持たれましたか?


この写真には、撮った本人のコメントがついていたそうです。

あっち側まで、もう少し」 と。


      
    ● < 審 査 員 の 評 >



それでは、
審査員の評にはどうあるかを、そのまま引用してみましょう。


「通りの間から見えた太陽は、一瞬目がくらみそうだったのでしょう。

遠い記憶の一片を再現したような懐かしさが
感じられると思いました。

コメントに(あっち側まで、もう少し)とありましたが、
本人の言う ”あっち側” って?

うーん、そう言われれば、そんな光かも」

とあります。


簡単に言うと、

「目がくらみそうなこの写真は、本人の懐かしく遠い記憶を
呼び起こしたのではないだろうか?」


というようなことになると思います。


そして榎並カメラマンの評は、本人のいう 「あっち」 を取り上げて、
次のように、続きます。


「あっちがどっちであれ、

とやかく言わず、

感覚的に惹きつけるものがある。

それがこの作品の最大の魅力である。」 と


まあ、言えば、いろいろ言えるでしょうが、つまるところ、

見た瞬間に、パーッと、飛び込んでくる太陽の光芒が

非常に印象的でそれだけで作品になっている。


といった感じでしょうか?!



皆さんの参考の一助になればなあと思います。



それでは、今日はこれで・・・・。






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風景写真家:有名、無名を問わず、光の使い方で傑作を撮る醍醐味!

風景写真家には、有名な人でも独学者が目立ちます。
無名であっても、傑作を撮るカメラマンは枚挙に暇がないです。
素人であっても光をウマク使った傑作の醍醐味をご覧下さい。



こんにちは。


b6.jpg



昨夜、見た新春の「サスペンスドラマ」で
すばらしい風景写真を見ました!

上の写真は、その風景によく似た写真です。
(カメラ雑誌から引用しました。)

ドラマでは、手前が青い湖になっていて、名画の雰囲気が
漂う、哀愁たっぷりの傑作でした。

テレビでこんな風景に出会うのは久しぶりでした。(笑)



さて、それでは、

昨日の続きに移りましょう。


次の「nobozu」さんの写真に何ををどう感じるか? でしたね。




いしだたみ.jpg




この写真は太陽光を非常にウマく取り入れています。

最近、人気のある女性カメラマンの「米美智子」さんなどは、
とても、「光」 にこだわる写真家の一人です。

もし彼女が審査員なら、入選に選ぶかもしれません。

ただし、ピントがバシッと合ってる場合に限りですが。



この写真では、手前の上部に森を思わせるシルエットの枝葉が
青みがかった空にバランスよく入っています。

左に見える丸い街燈もこの場を引き立てるポイントになってますよね。


よく見ると、街燈の下の少し左遠方に海が見えますね。

ひょっとしたら海ではないかもしれませんが、私には、
海に見えます。

とすれば、こちら側の風景は海沿いに造られたちょっとした
散歩道を想像させられます。


海、ベンチ、かわいい石畳の通路、ボンボリのような街燈、

それらに呼びかけるようにこちらに向かう太陽光。

もし、ベンチに男女のアベック姿がみえると、

これは、非常にロマンチックなストーリーができそうな
写真ですねえ(ニコニコ)


下の黒い部分を少しカットすれば、空の広がりが多くなり、
全体のバランスがもっとよくなるだろうと思います。



この写真を撮った「nobozu」さんという人のブログには、

以前の写真に 「夕方のクレーン」 を撮ったものがありました。



クレーン.jpg





現場仕事が終わったあとで、ぽつんと、静かにたたずむ
クレーンの姿でした。


その説明に

「・・・仕事を終えて機械も休むよ、って。

という風な一文が添えてあったのが印象に残っています。


私は、「ハッ」としました。

「この人は、無機質な機械を人に見立てて、”自分も休もう” 

擬人化してるじゃん!」



そうなんです。  

これが、感性といわれるものだと思います。

このクレーンを,人と見ることによって、そこに

一つのストーリーができたりします。



人によっては、クレーンが、
「怪物に見えるかも知れません」
あるいは、「動物に見えるかもしれません」

これは、その人の感性によって変わってきます。


皆さんはどうですか?



今回の ① の写真 にも、とてもストーリー性を感じました。


もし何も感じられない方は、こじつけでもかまいませんので、
何かを考えてみて下さい。


例えば、

「枝葉の下を少女が泣きながら歩いていたら?」
「もし、ドレスの花嫁が血みどろで走っていたら?」

など。

他のカメラマンなら、また別の見方をするかもしれません。


まあ、これは、写真の見方のほんの一例です。


参考にしてみて下さい。



     ● < 感性は情報の多さに比例する>


以前、ある「美術研究家」の「感性と情報」 の話をしましたが、

多くの情報を取り入れたら、それに比例して感性も増すという話です。

コトバは情報です。 

コトバの多い人は感性も豊かになるというようなことを
「美術研究家」が言っていましたね。


①の写真の例にもそれが言えると思います。


こじつけでもいいから、

「枝葉の下を少女が泣きながら歩いていたら?」
「もし、ドレスの花嫁が血みどろで走っていたら?」

と言いましたが、この場合も自分の持つ情報(コトバ)
を思い出して、むりにこじつけようとしたわけです。

そこから、また別の想像が生まれる可能性があるわけですね。


小説家は、1枚の絵を見て、一つの小説を
書くことができると言います。


「自分はなかなかイメージが湧かないとか、想像力が貧困だ」

などという人がありますが、今書いてきたようなことを
実行されるのも想像力をやしなう一つの訓練になるだろうと思います。


えらそうなことを、いってるようですが、私も最初の頃は
よくやったものでした。


余談ですが、趣味として、私は、「瞑想」 をやってきましたので、

これが思考やイメージを深めるのに、
けっこう役立っているように思います。



話を①のしゃしんに戻しましよう。

この写真の太陽光の取り入れ方は、有名、無名を問わず、

多くのカメラマンが行っていますが、
取り入れ方で、写真が映えてきます。


「nobozu」さんもこの方法をマスターされると、

いいですね。

とてもいい感じだと思いますよ。



では、とりあえず、今日は「nobozu」さんの
写真の感想を言わせていただいて終わりにますね。



それでは又・・・・・・・。



■ < 関 連 記 事>


カメラマン:独学で 感性、創造力、を簡単に発揮する方法!
写真家(カメラマン)の簡単な感性の磨き方!超意外で驚きました!




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カメラマン:写真の良否を評する前に見分け方を知ることが必要です!


こんにちは。



それでは、早速ですが、前回載せた写真についてご一緒に
見てみたいと思います。



いしだたみ.jpg




光写真.jpg




この2枚の写真を皆さんはどう思われましたか?

あるいはどう感じられたでしょうか?





写真を撮る場合、まず、どんな写真を撮ろうかと考えますよね。

人それぞれの状況によって内容は変わると思いますが・・。



ところが、どんな写真がいい写真なのだろうか?

ということが、多少でも分かっていなければ、

むやみに被写体にカメラを向けたところで、

シャッターを押すことさえできません。


以前、お話したことがありますが、

「良い写真の見分け方」

とはどうすればいいのか?


実は、私が、一番初めに学ぼうとしたのは、このことでした。

右も左もまったく見当のつかないズブの素人が、写真という

未知の世界で、やっていくには、なんといっても


「どんな写真がいいのか?良くないのか?」


がわからなければ、前に進むことさえできないのです。

そこで、初心者の私が手に付けたのは「カメラ雑誌」でした。


入選作に添えられた「短評」は

「良い写真とそうでない写真」を見分けるための 宝庫 でした。

それを読みながら、著名なカメラマンの

写真の見方を、ひたすら学んでいったのです。


それでは、上の2枚の写真については、明日もう一度
取り上げたいと思いますのでどうかご了解ください。


延びて申し訳ないですが、勘弁して下さいね。




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カメラマン:「光と影」を巧みに操り感動のスゴイ傑作を生み出す!

こんにちは。


今日は、

このブログに時々寄って下さる方の写真で、すばらしいのを
見つけましたのでご紹介しますね。


この写真です。 

どうですか?

「光と影」 がうまくとらえられているでしょ!

いしだたみ.jpg



これはnobuzoさんという方のブログに掲載されている
写真の一枚なんです。

この方は会社仲間と写真を楽しんでいるようで、日ごろ
撮った写真を自分のブログで公表されているのです。


前回の私の記事の一番下にある赤い□マークをクリックされると、
この人のブログに飛びますので、よかったら、一度ご覧に
なってみて下さい。


この写真を見た後、私は、偶然、よく似た写真を見かけました。

下の写真がそうです。


光写真.jpg
(雑誌「キャパ」で 2位 になった写真です。
審査員=榎並悦子カメラマン)


「光と影」 のあり方が①の写真とよく似てるでしょ?

設定はちがいますが、
「おやっ?」 と目についたものですから、
載せてみました。


① の写真を撮った nobuzoさん は、最近では、どうも
「光と影」 にこだわった写真を模索しているように、
私には思えます。

もちろん、ご本人に聞いたわけではありませんので、
真意のほどはわかりませんが・・・?


さて、皆さんは、写真 ① ② をどうご覧になりましたか?

どちらも、「光と影」 を巧みに取り入れた秀作だと思いますが、

皆さんも、一度、この二つの作品を、鑑賞、比較されてみて下さい。


「どんな感情がわいたか?」 

 冷たい、さびしい、悲しい、不思議、暗い・・・・等々。

「どんなイメージがわいたか?」  など。

皆さんなりに味わってみて下さい。

ただ、サラッと見て流すのではなく、

「もし、ここに美女が現れたら?」
「もし、老婆が現れたら?」
「もし、犬が現れたら?」

と想像を広げてみて下さい。

多くのプロは、被写体にレンズを向けながら、
そういう想像を無意識にえがいていることが
あるものです。

そんなこと、なかなかできないよ!
という方は、無理してでも作ってみて下さい。

どうしてつくるか?

コトバを引き出せばいいのです。

「人やモノや家。  乗り物、 最近見たマンガ、動画、
好きなタレント、きれいな花・・・・・・・・・」

考えれば、いくらでも出てきませんか?

この写真から、ある論理を展開してもいいです。

ストーリーを考えてみてもいいでしょう。

やっているうちに、自然にそういうことを考えるように
なってくるものですよ。

これが、以前に言いました 「論理と感性は反しない」
ということなのです。


まあ、難しいことは別にして、とにかく、
じぶんなりにこれらの写真を楽しんでみて下さい。


というわけで、今日はこの辺でしつれいします。・・・・。


私も、次回で感想を書いてみたいと思いますので、

皆さんとともに考えてみましょう。(笑)




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写真家になる為ノーファインダーの猛特訓!某社の募集にウマク合格!

写真家になる為に、まずやったのは、スナップ!
特に繰り返したのは「ノーファインダー」の特訓!
これは、某社の募集に首尾よく合格できた一因になりました。






おめでとうございます。


良い正月を迎えられたでしょうか?  元気が一番です!


私は 「この一瞬」 「今の束の間」 に、我を忘れたいなと思います。

その積み重ねが結果につながると信じるようになりました。
たとえそれが1ミリの歩みであっても・・・。

何だか、優等生のような感じですね、(笑)



でも、私は、意志の弱い 「ダメ人間」 なんです。

そんな劣等生だから、出てくる言葉なんです。

「ガン」で1年間入院して、初めて「死」 を意識してから、

なお一層、前述のような考え方をするようになってしまいました。



いやー、正月早々から、縁起でもない話になっちゃいましたね。

ゴメンナサイ!


要は、コツコツ確実に歩むという 「平凡」 なことを
言いたかっただけなのです。



さて、 
昨日写真仲間が集まりました。

話に出てきたのがスナップの一つ「ノーファインダー」でした。

先月わざわざ中国からメールを下さった「B」さんは、

「ノーファインダー」 を初めて知ったかのような感じでしたが、

皆さんはどうですか?


実は、仲間たちも、写真家になるのに、「ノーファインダー」 が、
必要なのかなー?

という感じなのです。




「ノーファインダー」について




ノーファインダー は、まあ、いわば特殊な撮り方で、ほとんどの人には、
写真家になるのには、あまり関係ない撮影法かもしれません。

しかし、私は、報道カメラマンになるつもりでしたので、
絶対必要だと、勝手に考えてていました。


例えば去年「韓国空港」の社長が有罪判決を受けた時の

写真①をご覧下さい。



スクープ.jpg



これは、建物の中にいる本人を、何とか撮りたいと、
カメラマンたちが、われを競って、なかを覗っているところです。

みな、スクープにしたいと、必死なんですね。


有名人たちの記者会見などでも、会場の周囲は、カメラの放列
で、ひしめいていますので、とても後ろからは、撮りどころではありません。


「ノーファインダー」 は、こういう時に、とても便利なのです。

私は、スクープを、もの にするためには絶対「威力」
発揮すると考えました。。



クジラ.jpg
これは、「ノーファインダー」 ではない写真です



下の写真は入選した 「ノーファインダー」 の写真です。

これは、子供の 「手の動きと恰好」 を、ファインダーを
覗かずに、素早く撮った写真です。

ノーフアインダー.jpg
(カメラ雑誌「フオトテクニック」ヨリ)




「ノーファインダー」の特訓




私は、狙った対象をはずさぬために、かなりの
練習を重ねたことがあります。

夕方、バイト帰りに、公園に寄って、毎日練習しました。

小さな街燈をたよりに、アングルをさまざまに変えて、
懸命に取り組みました。

何か、一人芝居をやってるみたいで、ちょっと、
カッコ悪かったですけどね。


毎日、やりました。


「ノーファインダー」 で、対象にほぼ命中できるようになった時、

5か月ぐらい、経っていたと思います。

とにかく、ひたすら練習を続けました。


前にも書きましたが、

・ 小走りで右へ、左へ、前へ、うしろへ。
・ 高所からも、ロウアングルからも。
・ 時には、地面を這いながら。

夢中で、時間がたつのもわすれていました。


出版社の募集で、面接時 にその話をしましたら、
担当者はみな驚いてました。

変人ぐらいに思ったのでしょうね (笑)



プロになってから、香港で 「マフィア」 の取材をしたことがありました。

この時はカメラを構えるなんて、まったく不可能でしたので、
マスターした「ノーファインダー」が実に役立ってくれました。



皆さんは、2日のNHK番組見られたでしょうか?


漫画家の「東村アキ子=40」さんがでていました。


漫画家.jpg
(東村アキ子・40)


浦澤直樹という漫画家との対談だったのですが、


東村アキ子さんは、子供のころから漫画家になりたくて、
美術大学を出たらしいです。


35歳以後、いくつかの漫画賞を受賞しています。

自作 『かくかくしかじか』 はかなり話題を呼んだマンガだそうで、
マンガ大賞を取っています。


そんな彼女が、学生時代、指導してくれた先生がかなり厳しい人だったらしく、
とにかく 「絵=マンガ」 を、繰り返し、繰り返し、描かせられたそうです。


地獄だった」 と、その頃を振り返っていました。


絵(マンガ)を繰り返し繰り返し描き続けることが
「地獄」と思えるほど、苦しい期間だったといいます。


苦しかったとかそうでなかったとかは、人それぞれあると思いますが、

「練習の反復」 が、あることを成すためには、
非常に大事だということを感じます。

それも、ハンチャじゃない」 反復です。




私の場合は、確実に報道カメラマンになる第一歩として

「ノーファインダー」 のマスターをしようと、

懸命にその練習を反復しました。


漫画家「東村アキ子」さんとは、比較にはなりませんが、

確実にカメラマンになるためには、

私にとって、「反復練習」 が必要だったのです。



みなさんにも、この点を再度考えてみていただきたくて、
書いてみました。



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月例月例フォトコンテスト入選のコツ!私の場合




注)

前回のコメントについては、次回になりますが、少しお待ち
下さいね。










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