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風景画像①.jpg


         

キヤノンEOSKissX7:安く評判良く今最も売れてる一眼レフです!

キヤノンEOSKissX7は、価格は安く、評判は上々で
データでは今一番売れてる一眼レフだといいます。
軽くて使いやすさも良く、初心者に最適です!
人物・風景・動体などもちろんОKです!




初心者はカメラの選択に迷うものです!




カメラ画像トップ.jpg



先日のミーティングで、「フレーム」について、

話しが盛り上がったんですが、新しく入った会員さんで、

「初心者におススメの適当なカメラはどんなの?」

というような話や質問も出てきました。

クラブ仲間の経験と、私自身が前もって調べた資料も

合わせて、カメラについて語り合いました。


特に、今、一番売れてると言われる

「キヤノンEOSKissX7」

について、随分質問が出ていました。


これから、買おうとか、買い替えようと考えている人には、

きっと参考にしていただけるのでは? 

と、思い、取り上げてみました。


前回、「米美知子」さんの話もでましたが、

あの方も、写真を始めた最初は、カメラについて

何も知らず、いろいろ相談して買ったようですね。


米画像カメラ①.jpg



まずは、キャノンの一眼レフで普通レベルのカメラを

使用していたようです。

本格的に取り組むようになって、上位に入選するにつれ、

「ビシッ!」 と決まる画質を求めるようになったと言います。

そこで、「中判用」のカメラがほしいと思ったそうです。


「風景」 だけを被写体にしていた米さんにとっては、

もっともなことかもしれません。

それは、分かるようなきがしますね。


風景写真を撮る人は、「微細な画質」を望むように

なりますからね。


米さんの場合、たしか、「ペンタックス645」 

を求めていたと思います。

価格を聞いて、

「とても手が出ない!」

と、結局、諦めたと書いておられるのを

読んだことがありました。


平均的一眼レフからすれば、価格が、

その 数倍~10倍以上 しますから、

プロになる前の米美知子さんにしてみれば、

諦めるしかなかったのでしょうね。


私は、日頃、5~6種ぐらいのカメラ雑誌には、大体目を

通しているつもりですが、中級以上になると、

中判カメラを使っている人は珍しくないですね。


しかし、初心者から中級までの人は、決して

心配はいりません。


初歩的撮影から、中級撮影まで充分適応できる

「一眼レフカメラ」 を調べましたので、

それをご紹介してみたいと思います。



私が初めてカメラを買った時の体験



日本のカメラは、世界のトップクラスです!

いつも言いますが、基本的に日本のカメラは非常に

優秀だと私は思っています。


だから、私は、カメラそのものには、

正直、あまりこだわるほうではないです。


ちなみに、私は、初めて「一眼レフカメラ」 を買った時、

「ペンタックスSP」 レンズ「28ミリ」

だけを購入しました。

買った一番の条件は、「軽い」 ということでした。

どこでも、手軽に持ち歩きが可能で、

即、スナップができることを求めていたからでした。


買った当時は、何もカメラ知識があったわけでは

ないのですが、スナップには、「軽い」ことが、

私には必須だと思えたのです。


その頃、私は学費と生活費を稼ぎながら、学校へ

言っていましたので、「高価なカメラ」 はとても


手がでませんでした。

その上、買ったカメラは、新品ではなく、「中古の一眼レフ」でした。


行きつけの「カメラ店」を信用していましたので、

その「一眼レフカメラ」で充分通用しました。


私は、プロになっても、数年はそれを使っていました。

もちろん、他のカメラも増えましたが。



「キャノン・EOSkissx7」は価格、評判共に上々!




皆さんも気がついておられるだろうと思うのですが、

カメラ雑誌などの入選作をみますと、使用されている

「カメラ」は大体「3つ」に分かれます。


①キャノン

②ニコン

③その他(ソニー、ペンタックス、オリンパス・・・等々)



①と② は日本シェアの90%を占めるそうです。

カメラメーカーとして、歴史的に古いということが

理由にあげられるようですね。


ここでは、

「キャノン・EOSkissx7」

を選択しました。



その理由を挙げますね。


1、一眼レフで最も安価。

2、他のメーカーや機種より、軽量である。

3、カメラの操作がやりやすい。(扱いやすい)

4、ホワイト色もあって女性向きも考えてある。

5、カメラ雑誌のコンテストにも十分対応できる。





それでは、



①  の価格について。

一眼レフの価格としては、4万円台で買えます。

普通5万円以上します。



 軽量について。

  大きさは、手のひらサイズで、

  このクラスのカメラでは一番軽いです。

  メーカーでは 「世界一軽い・・・」 と
  
  うたっています。


キャノン手の平.jpg



③ 軽いため、扱いやすく、機動性がとても高いです。


  例えば、次のようにストラップを手に巻き付け、

  片手で撮ることができます。


キャノン巻いて撮る.jpg



  ノーフアインダーで撮ることも容易にできます。

  去年の「土門拳賞」を受賞した人は、このスタイルで

  街中を撮って歩いていましたね。

  
  私も、このやり方はずいぶん利用しました。

  軽いから、ホントに撮りやすいですね。

   (関連記事を参照ください)



④ について。


  女性はカラーを望む人がいますので、ホワイトの

  機種も出しているというわけです。




⑤  について。


  カメラ雑誌の「月例コンテスト」にも十分対応できます。

  画質や、カメラの性能も、高く、中級までは充分いけます。


  カメラ雑誌の入選作を下に掲載しておきましたので

  ご覧ください



コンテスト入選作①

キャノン入選②.jpg




キャノン入選①.jpg



キャノン入選③.jpg



①②③は一眼レフの機種

「キャノン・EOSkissx7」 

で撮った入選作です。

フオトコン誌のバックナンバーから、引用させていただきました。

いつものように、ケータイでとりなおしたものですから、

ちょっと、見づらいぶぶんがありますが、原画はキレイに

出ていますので、ご了解くださいね。



なお、

「キャノン・EOSkissx7」

は、初心者の方には最適ではないかと、

思いますが、中級の方にも、全くОKですね。




注)


初心者の方は最初自動で撮られるとよいかと思います。

暗い場所でも安心して撮れます。

「オート」 で撮っている入選作も、多いです。


カメラ雑誌を開いて見て下さい。

ビギナーの部だけでなく、中級以上の部でも

オートで撮っている人はいくらでもいます。


撮影場所や、天気を心配せず試してみて下さい。

http://search.rakuten.co.jp/search/mall/CANON+EOS+Kiss+X7+/




それでは、今日はこの辺で・・・・。


   < 関連 記事 >

   コレがプロの撮ったスナップの傑作!
















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写真撮影:フレーミングの方法と意味は?米美知子さんの口癖みたい?

写真を撮る時、よく「フレーミング」というのが
出てきます。あの米美知子さんもしょっちゅう
使用されます。そこで、「フレーミング」 の方法
とその意味を探ってみました。





こんにちは。

昨日(日)、3月・最後のミーティングをやりました。

写真好きの人ばかりなので、やはり楽しいですね。

まあ、雑談なんですが、今回は、「フレーミング」 

についての話題です。

いろいろと話しが出てきましたので、今日は、「フレーミング」

とその方法、撮り方等々について書いてみたいと

思います。

「フレーミング」というのは、「構図」として使われる場合が

多いですが、この場合「写真の枠取り」と考えて下さい。



前回の宇佐美さんの「マンダラ」の発想については、

この後になりますが、どうぞ、ご了解くださいね。



写真撮影:フレーミングの方法と意味!




皆さんは、ほとんどが仕事を持っておられるか、

主婦や、学生さんなどではないかなと思います。

限られた時間でどういう風に写真を撮っておられる

でしょうか?

朝の散歩の時。 休日、祝日、夜、・・・・・

人それぞれで、皆さんなりの工夫をしておられることと

思います。



次の写真は、このブログの読者だろうと思われる

NBさんの撮られたものですが、NBさんは、

どうも、休日や祝日を利用して写真を撮っておられる

ようです。

ここでは、NBさんのブログから、

その一枚をお借りしました。


のぶ釣り端①.jpg
(NBさんの写真)



NBさんは、雲をよく撮る方です。

この写真も夕日と雲を美しい感じでとらえた素晴らしい

写真だと思います。

ただ、吊り橋の支柱の部分が寂しいんじゃないでしょうか?

吊り橋がふつうの目線で写っているところに工夫を

加えると、もっと良くなるように思いますね。


3本の支柱の高さを強調するとか、少し支柱の側面より

狙うとか。



夕日に映える雲と吊り橋の対比を撮るとしたら、

「フレーミング」はいいと思いますよ。


なお、雲の美しさを強調するとすれば、もっとカメラを引いて

吊り橋をグーンと小さくしてしまったらどうでしょう。


そして、雲の形と、夕日に映える明るさを少し強調できる

のを待つとか。

その場合は、吊り橋が点景に近く、いわゆる脇役となります。


雲の状況は、秒数単位で変化しますから、タイミングが

なかなか難しいとはおもいますが。



ちなみに、「フオトコン誌」 に掲載されていた写真を

挙げてみましたので、ご覧ください。


写真①は、おもに夕景をを撮るカメラマンの写真です。


釣り端②③.jpg
(写真夕景:吊橋①)


橋の一番手前から一番向こうまで取り入れて

その大きさが強調され、ローアングルで狙っているため

力強さが表現されています。

さらには、橋の下側に夕日に浮かぶ山と家並みや橋げたの

シルエットが、写真に変化を与えています。

さらには、明暗が斜めに2分された

「フレーミング」 が見事に、

バランスをとってくれています。




次の写真③は、橋の下に客船をいれてフレーミングを

した写真です。


釣り端②.jpg
写真③


生活感が、表現され、同じ吊り橋をとっていても、

写真①とはまた異なる印象を与えてくれますよね。



3枚の写真を「フレーミング」を中心に

その撮り方と写真の意味するところが変われば、

フレーミングの仕方も変わることを、ごく大ざっぱに

見てきました。


初心者のみなさんも、そのへんを意識して撮ってみられると、

写真も、変わってくると思いますね。


私などは、

他の写真を見るとき、

「自然に、フレーミングした写真の外側は、

どうなってるのだろうか?」

と、写真の外側を想像してしまいます。

撮る時も、そんな気持ちが動いているようです。


撮っているうちに、だんだんそういう風に

なってきたようです。


プロが、

「その写真からドラマを感じる!」

などと、よく言うじゃないですか。

コンテストの入選作の「評」などにも、

そんな言葉が多々、見られるますね。

きっと、みなさんも、一度や二度は、そういう評に

出会っていると思います。


私は、そんな言葉に出会っているうちに自然に、

そういうイメージを持つようになったようです。


もう一つは、普段、簡単な「瞑想」をやってきたことが、

イメージを抱きやすくなってきたようですね。



米美知子カメラマン:「フレーミング」について!




風景カメラマンとして人気の高い女性カメラマン

米美知子さんは、「フレーミング」 について

どう見ておられるのでしょうか?


ずいぶん前ですが、私は、「米美知子」さんの

撮影セミナーに一度参加したことがありました。

どんな撮り方をされるのか、非常に興味を持って

参加させていただきました。


よく動く方だなという印象が強かったのですが、

一番印象にのこったのは、

「切り取る」 

という言葉をよく使っておられたことです。

つまり、これは「フレーミング」のことです。


カメラ雑誌・フオトコン誌上で、「米美知子」さんは次のように

語っておられます。


(写真米④
フレーⅯング屋根米①.jpg



上の写真④について、述べた件(くだり)です。

要約を抜粋しますね。


「選者によって、違うかもしれないが、余白があった方が

有利だと思います。

・・・・

余白がいいのか、余黒がいいのかは、写真の内容

にもよるが、黒のほうが、締まった感じになり、

白は明るいイメージを持ちます。


そこで、余白を付けると、それだけ、黒い部分が

小さくなり、写真そのものが小さく感じられて、不利だ

ということを聞きますが、(だから、余黒にしたという写真が

上④です)


それによって審査員の見方が変わることは、まずないでしょう。

私は、余白や、余黒を付けた方が作品性が高まると

思っています。」


つまり、写真によって、「余白」 もあり、

「余黒」 もある「フレーミング」をするべきだ

とおっしゃってるのだと思います。


どちらにするかは、人それぞれだということですね。



それでは、今日はこの辺で・・・・。





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宇佐美雅浩(写真家)の作品!発想の秘密扉は誰でも開くことが可能!

宇佐美雅浩(写真家)の作品が、今、注目されています。
例えば、広島の原爆に関する写真には、原爆投下の瞬間から、
被害者や被害状況、復興の様子などが、1枚の写真に
凝縮されて写り込んでいます。このユニークな創作に至る
着想の手法は誰にでもその秘密の扉が開かれております。



宇佐美雅浩(写真家)の隠された創作の秘密!




前回、宇佐美雅浩(写真家)さんを「Ⅿanda-la」

という作品の一部と共にご紹介しました。


宇佐美②.jpg
(マンダラ)



前回への記事へ、アクセスがとても伸びていて、驚きました。

普段の3倍ぐらい(約1500ぐらい)になっております。

普通、500前後で、多いときで、1000ぐらいの人が

アクセスして下さっています。


今回は、記事投稿時点から、伸び続けております。

いまも、わずかずつですが、ふえております。


その理由は、一枚の作品に、多くの状態を同時に

写し込んだという 「画期的手法」 が見る人の目を

引いたものだろうと、私は考えていました。


しかし、アクセスの増えた原因は、どうも違うところに、

あったようです。



何人かメールを下さったのですが、それによると、



「武蔵美大で、絵やイラストを学んだ普通の学生さんが、

”manda-la”(マンダラ) のような作品を

作り出すに至ったその過程に興味を持った・・・・・」


というものでした。



実は、私も、そこに興味をそそられて、

写真家・宇佐美雅浩さんと、作品の一部を取り上げさせて

いただいたのでした。


そのことは、前回にも、書いた通りです。


写真を始めた人は、技術がある程度すすんでくると、

今度は、自分の持ち味をどう表現するかを

苦心するようになってきます。


「ああでもない、こうでもない」 と

日々、探しあぐんでいきます。


ここで、大きな壁が立ちはだかって来るのです。


多くの人を見ていると、大体ここが、一つの

難関になっているように思えます。


宇佐美雅浩さんの場合も、作品作りにおいて、

自分なりの撮影パターンが、

一朝一夕にできたものではないでしょう。


そこには、写真家・宇佐美雅浩さんなりの苦しみや苦労

があったにちがいありません。



例えば,次の写真をご覧ください。



卒業生セルフ①.jpg
「卒業」41人すべて一人のセルフ写真 <ヤフー検索>



すべての生徒を自分で演じて1枚に収めた写真です。

この写真が当時、非常に話題を呼びました。


撮った写真家は、名を

澤田 知子・39」さんといって、

元・美大(短大)の学生さんでした。

彼女の写真創作過程が、先の宇佐美雅浩さんに

かなり似ていますので、ここでご紹介すると共に、

作品ができるまでの、創作過程を比較し、


さらに、私たちがその方法の扉を開いていくには

どうしたら良いか? その具体策に迫ってみようと

思います。



それは、次回で書きますので、それまでに、


皆さんも、どうか考えてみて下さい。


よろしくおねがいします。


それでは、今日はこの辺で・・・・・・。





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写真家宇佐美雅浩:写真集「Manda-la」が前代未聞の作品と話題に!

写真家宇佐美雅浩氏が、前代未聞の写真集「Manda-la」
話題を呼んでいます。 一人の人生すべてを写真1枚に、
凝縮するという技法を完成し、果敢に挑戦を続けています!




写真家「宇佐美雅浩」が写真集(個展)「Manda-la」発表!




こんにちは。

今日は、急きょ話題を変えて、写真家「宇佐美雅浩」さんを

取り上げたいと思います。


宇佐美本人.jpg
「宇佐美雅浩(45)さん] <ヤフー検索ヨリ>



一昨日、日経新聞に紹介されているのを知って、

一気に読んでしまいました。

写真家は、プロ、アマを問わず、日々、新しい作品を

創造しようと、努力をかさねています。


このブログを呼んで下さっている人も、

それは同じだと思います。


その意味で、今回の写真家「宇佐美雅浩」さんは、

皆さんにとって、
素晴らしい見本になってくれるのではないか?

そう感じたものですから、このブログに取り上げる
ことにしました。



まず「宇佐美雅浩」さんの作品「Manda-la」宇佐美①.jpg




宇佐美②.jpg




宇佐美③.jpg



これらを、「合成写真」 ではないか?という人も

いるようですが、「合成」 ではないことを

「宇佐美雅浩」さんは言明しています。


こういう写真を撮り続けて20年。


個展「Manda-la」をきっかけに、「宇佐美雅浩」さんは

今、とても話題を呼んでいる写真家なのです。


3月初旬には、フジテレビに出演し、今回

日経新聞に大々的にとりあげられました。

私がみているのは、多分それだろうと思います。


さらに、この5月には、「東京国際写真展」に、

出展の予定だそうです。



写真家宇佐美雅浩の経歴と作品作りに至る過程について!




 
  < 宇佐美雅浩氏の経歴・概略 >



この度、「画期的手法」を創造した

写真家「宇佐美雅浩(まさひろ)」さんの

経歴の概略をみましょう。



ーーーーーー


生まれは= 1972年。

出身= 千葉県。

学歴= 武蔵野美術短期大学 視覚伝達デザイン学科卒業。
   
    4年生大学へ編入。  

1997年= 美大4年卒業。
   
1997年= ASATSU-DK入社。

2001年= ASATSU-DK退社してスタジオ109入社。   

2004年= フリー。  現在に至る。


ーーーーーーー
  
  

  < 作品作りの過程やエピソード >




読者の皆さんには、ここからが、特に参考にしていただける

のではないかと思います。



宇佐美雅浩さんは、いろいろ調べてみたところでは、

勉学に熱中するタイプではなかったようです。

かといって、目立つような活動家でもなかったようです。

性格的には、どちらかというと、おとなしいごく普通の生徒で

あったという印象を受けます。


キラメクような才能を持った人なら、ここで取り上げる

こともなかったでしょう。


先ごろ、「最後の秘境 東京藝大~」 という本が

ベストセラーになりました。

ここには、天才的と思われる学生が、次々と現れます。


カメラマンにも、東京藝大出身のカメラマンがいますが、

さすがに、その作品は、鋭い個性を感じさせられるものでした。


今回、話題になっている「写真家・宇佐美雅浩」さんが

そういう人と同じように、才能あふれる人であれば、

私は、それほど、興味を惹かれなかっただろうと思います。


宇佐美雅浩さんが、ごく普通の人と変わらぬ人であるからこそ

関心を持ったと言えます。


なぜなら、常人と変わらぬ人が、どうして今回、

「Manda-la」のような画期的な作品を、作るようになったのか、

そこが、私には、知りたいところであったからです。



写真家・宇佐美雅浩さんがここに至るまで、

努力を重ねてこられたことは、想像にかたかたくないのですが、

その努力の過程こそ、凡人の私には、関心があるのです。


どんな、経緯をへてこういう作品を創造することができたのか、

私ならずとも、多くの人が、注目するところだろうと思います。


もちろん、それは、このブログを読んで下さっている方

にとっても、言えることでしょう。

私が、「写真家・宇佐美雅浩」さんをこのブログに

取り上げたのも、そこに意味があったからなのです。



実を言いますと、今述べてきたことは、ご本人には

大変失礼なことであろうとか思いますので、

その点は、ご本人に、この場を借りて

お許しを乞いたいと思います。

改めて、心からお詫び申し上げます。

どうぞ、ご了承下さい。




さて、話を戻しますが、「宇佐美雅浩」さんの

インタビュー記事などを読みますと、作品作りの、

きっかけや、着想までの過程などが、知れて、

「なるほどねえ・・・」と

けっこう面白いですね。


しかし、最初から、上記の ①②③ ような作品がいきなり

出来たわけではありません。




< 上写真 ① 内容について >




上記写真の3枚が、写真家「宇佐美雅浩」さんの作品の

一部であることは、前述しました。


ここでは、写真3枚のうちの ①番目 の内容を説明しましょう。



写真①)


宇佐美①.jpg


これは、「広島・被爆者の人生」 がテーマとなっています。

撮る前に、当時9歳で被爆した「早志百合子」さんに取材を行っています。


それによると、

「原爆投下の瞬間、

家族でサツマイモの朝ごはんをたべていました」 そうです。


ちょっと、分かりにくいかもしれませんが、

写真①、を見てみましょう。


1)「右側の中央」に朝食の様子を撮り込んでいます。

2)その周囲の黒く写り込んでいるのは、死体の山です。

3)写真左半分は、戦後の復興状態。

4)1本の草木も生えないと言われた地に、被爆

  から、30年後(1975)に咲いたカンナの花を置いた。

5)その上側には、たくさんの赤ちゃんと妊婦さんが写っている。

6)復興の象徴として、広島カープのマスコット「スラリー」。

7)写真上には、原爆投下の瞬間とその左に原爆ドームが見える。


大体こんな感じですが、お年寄りから赤ちゃんまで4世代

登場していて、

「未来に向かって、被爆体験を受け継いでいく」ことを

意味しているそうです。


撮影前には、多くの人に聞いて回り、この撮影には、

スタッフも入れて、総勢「500人」が関わっている大がかりなものです。

役所への説明、撮影許可なども必要で、大変な労力と

費用がかかっているようです。


ご本人「宇佐美雅浩」さんも

「本当に大変な撮影でした。」

と語っています。



写真 ②、③ についての詳細は省きますが、

② は、「神仏一体」がテーマとなっています。


 は、一人の消防団長の生きざまを撮ったもので、

  その家族や、仲間、仕事内容などがこの1枚に

  撮り込まれています。


個展「Manda-la=マンダラ」にはもっと多くの作品が

出展されているわけです。

 

   < 写真群ができるまでの経過・着想など >




写真家「宇佐美雅浩」さんは、もともと「 武蔵美大 の  短大」

に在籍していたことは経歴で見た通りです。



その後、「4年制」 に編入してからの授業で、

ある日、

「何でもいいから撮ってこい」

という課題がでたそうです。



この時、 宇佐美さんは、「友達」 というテーマなら、

友人の住居を巡って撮れば、ラクをして撮れると安易に考えたと言います。



というのも、短大時代に、初めて写真を撮影したとき、

非常に苦い思い出があったからなのです。




どういうことかというと、

ある日の授業で、「写真撮影」 に出たことがありました。

「被写体」は何でも、好きなものを撮っていいと。



宇佐美さんが選んだのは、ある「食堂」でした。

そこへやって来るお客さんを、次々に撮っていくというものです。


初めての撮影で、全く要領を得なかったのかも知れません。


多分、カメラ位置は、入口付近の場所だったようです。

やって来るお客さん一人一人に、

「撮影するという許しを得て」から、次々と撮っていった

らしいのです。


「課題のために撮らせて下さい」 と頼むだけでも、

大変だったと思われるのですが、

普段、おとなしいタイプの宇佐美さんにとっては、

なおさらのことでしょう。


それも、一人や二人じゃなく、出入りするたくさんの

お客さんにその交渉をして撮るわけですから、その苦労は、

察するに余りあると思います。



現に、宇佐美さんご自身も、

「それまで、絵やイラストを描いていて、写真を撮るのは、

初めてだったし、多くの人に声かけをして撮るということも、

初めてのことで、疲れ切ってしまった・・・・」


という意味のことを語っています。



前述の「友達」をテーマにしたというのには、

実は、こういう理由があったからなのです。



彼は、「友達」 というテーマなら、友人の住居を

巡って撮れば、ラク に撮れると簡単に考えたそうです。


美大の学生の部屋は、物が多くて、たいていは、汚い部屋が多いそうです。



「ある友人の部屋に行くと、

そこにはコーラの瓶が山のようにあった。

雑然としたところを撮ってもいいが、本人のキャラクターが

分かるように、"もの"  を強調して並べたらもっと

面白いのでは?」 


ふと、そう考えたといいます。


そこで、コーラ瓶を積み上げたり、友人が寝ている間に散らかった物を

かき集め、起きたら真ん中に座ってもらって撮ったり、

コーラを高く並べ替えて撮ったり、

自分で絵を作って撮るのが面白かった!そうです。




この時です。


それまで、絵やイラストを描いてきた宇佐美雅浩さんは、

 
「写真で自分だけの表現を見つけた気がした」


というのです。


それからは、性格的におとなしかった宇佐美さんが、

精力的に撮っていくようになっていったようなのです。



多分この時が、

写真家・「宇佐美雅浩」の誕生になるのでは

ないでしょうか!




皆さん、「ココ」 なんです。


この辺の、写真を撮る 「キッカケ」 を

知ってほしいと思います。


ここには、


「着想」のあり方。

「発想」の沸き方

「考えの展開」


等々、いろいろ感じられるところがあると思います。


「宇佐美雅浩」さんは、前回取り上げた「篠山紀信」

のような「才能」を持ち合わせた人ではなく、

ごく普通の人である写真家だと、私は、感じています。


そんな「宇佐美雅浩」さんの写真制作の過程は

非常に参考になるのではないでしょうか?


皆さんも、自分なりに考えるきっかけとなればと

思って、今回、急ぎ足で

写真家「宇佐美雅浩」さんと、作品のほんの一部を

ご紹介してみました。


宇佐美さんの個展は「Manda-la(まんだら)」というタイトルで

開かれました。  写真集も出る予定だそうです。

もしかすると、写真集も、すでに出版されているかも

しれません。

興味のある方は手にされると勉強になると思います。


どうぞ今一度振り返ってみて下さい。



それでは、この辺で・・・・。





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篠山紀信:写真集サンタフェ大ベストセラー!月で撮る心意気爆発!


篠山紀信の写真集「サンタフェ」は宮沢りえを撮った
写真集で、未曾有の大ベストセラーとなり、話題沸騰!
の社会現象となる。月でヌードを撮りたいと心意気爆発!


篠山紀信の写真集「サンタフェ」の異例な売れ行き!




写真界において巨匠とも言われる「篠山紀信」。


篠山紀信①②.jpg



彼が、「巨匠」であるかどうかは別にして、雑誌類の
「表紙」「グラビア」などは、これでもかというほど

「篠山紀信」の写真があふれています。


サンタフェ」は女優「宮沢りえ」のヌードを撮った
篠山紀信」の写真集です。


宮沢①サンタ.jpg



宮沢②.jpg



「サンタフェ」というのは、アメリカに所在する地で、
「聖地」として有名なところであるようです。

この地は、近代写真の父とも言われる
写真家 「アルフレッド・スティーグリッツ」が
愛した聖地だそうです。


「篠山紀信」は、当時「18歳の宮沢りえ」をこの地で

とって「サンタフェ」という写真集として発刊したのです。

これが、「155万部 」の大ベストセラーとなり、その頃、
一種の社会現象ともなったというのです。


2年前、お笑い芸人の「又吉」さんが、小説「火花」で
芥川賞を受賞したのを覚えておられるでしょうか?


この時も、いわゆる「文学小説」としては、異例の

「300万部」を超える大ヒットとなって、話題を呼びました。

「ミステリー」や、「娯楽もの」ではなく、「文学小説」で
こんなに、売れるのは、史上珍しいことのようですね。


写真集でも似ていて、155万部出るなんて、まず無いそうです。

よく、売れたといわれる若い女性写真家「梅佳代」さんの

写真集「うめめ」は、13万部 売り上げました。

これで、写真集としては、珍しい売り上げだと聞きました。

普通は、1~3万部売れたら良しとする世界だそうですからね。


「篠山紀信」の写真集 「サンタフェ」 が155万部出たというのは、

もはや、何をか言わんやですよね。

世界でも、例が無いそうですね。


写真集「サンタフェ」が出版されたのは、1991年だそうですから、

「篠山紀信」51歳の時です。




「篠山紀信」の写真への方向性!



女性のヌードやポートレートなどを主として撮る写真家を
「女性専科」の写真家と呼ぶことがありますが、

「篠山紀信」は、やはり、「女性専科」のカメラマンと
言ってよいかと思います。


他では、有名な写真家として、「秋山庄太郎」とか、

秋山①.jpg


「大竹省二」という大家がいましたね。

大竹①.jpg


お二人とも亡くなられて、そんなになりませんが、

作風はみなそれぞれ特徴がありましたね。


他にもいろんな女性専科のカメラマンはいましたが、

中でも「篠山紀信」は、よくめだちましたね。

私、個人的に言えば、「型破り!」 と言った感じですね。



「篠山紀信」は、日大の写真学科を出ていますが、
専門学校にも、通っていました。


最初、「カメラマンには全く興味がなかった」そうですね。

他の大学受験に失敗したから、気まぐれというか、
衝動的に「日大芸術学部写真学科」を受けたのだそうです。

専門学校を2年で卒業と同時に、広告会社に入っています。

広告会社の「株・ライトパブリシティ」就職していますね。

これは、大手の会社で、広告制作専門の会社です。

広告専門という意味では、最大手の「博報堂」とか、

「リクルート」 などとは、少し、色合いがちがいますね。

「株・ライトパブリシティ」には、けっこう知られた
広告カメラマンが在籍していたようです。


「篠山紀信」は、日大在籍のまま就職した形ですが、

入ったからには、「やる」と意欲は強かったようです。

会社には、6年半居たそうですが、ここで、写真技術を

しっかり、身に付けと言ってますね。

ただ、広告写真については、あまり好きではなかったようです。

広告写真というのは、クライアントがいて、その注文に応じて
撮るわけですから、かなり制約される部分が多くなってきます。


テレビの「CM」なんかを創造していただければ大体
イメージできるかと思います。



「篠山紀信」は、それが、自分に合わなかったと雑誌
「ビッグとトモロウ」で、語っていますね。


「ああしろ、こうしろと、いろいろ注文がつくと

気持ちがなえてくるんです・・・・・・。」

と言った意味のことをインタビューで答えている
ところをみると、やはり、広告写真には向かなかった
のでしょうね。


名門の「株・ライトパブリシティ」には、いろんな賞
を受けた優秀なカメラマンやデザイナーが多かったと
言いますから、

コレと言って代表作のなかった「篠山紀信」にとっては、
面白くなかったのかもしれませんね。


ところがですね。

会社のほうから、

「いいように撮っていいよ・・・・」

と言われてから、俄然、力がわいてきたと言います。


その時を境に撮った写真を「カメラ毎日」とか
「話の特集」などの雑誌に発表し始めるのです。

それを機に、「28歳」で、フリーとして活動することに
なったのです。



「カメラ雑誌」の「月例コンテスト」で言えば、

年度賞を取って、これから、自由に好きな写真を
撮っていこうという地点に立ったということに
なるかもしれません。


いま、人気の「米美知子」さんの場合、ちょうど

コレににているような感じがしますね。



さて、「篠山紀信」 に話しを戻しますが、

その後の彼は、雑誌などの編集に力を入れて、
自ら自由に写真を撮り出したのですが、

フリーになって1年目(1969年)大きな成果を
出すことになったのです。


以前にも、書きましたが、

それが、「死の谷」 という個展なのです。


その年人類が、初めて月へ降り立った年だったのです。
テレビでは、連日 「砂と闇の映像」 が流れていたのです。


アメリカの大統領に「トランプ」氏が当選した時、その前後から
テレビは、毎日、毎日、「トランプ」 一色でした。


それと同じく、
「月到達」のニュースが流れどおしだったのです。


この時、

月の映像を見て、「篠山紀信」 は、思ったと言います。

 「こんな ”砂と闇” のような場所で ”ヌード” を

撮ったらどうなるだろう?」 と。


こんなヒラメキが「篠山紀信」を貫いたのです。

他のカメラマンにも同じことを思った人はいるかも
しれません。



しかし、それを行動に移したのは
「篠山紀信」 だけだったのです。

「 月の表面のように見えるアメリカのデスパレーに

黒人・白人・日本人のモデル達を連れて言って撮った 」

のが、帰国後に開いた

「死の谷」という個展に終結したのです。

これが、当たったのです。

写真界のみならず、それを超えて、一般人への

爆発的な広がりを見せたのです。


これが、「篠山紀信」 の社会的デビューとなりました。


ちょっと長くなりましたので、このあと、


「篠山紀信」 の資質(才能)についての

私的な考察は、


次回にしたいと思いますので、どうかお待ちください。



それでは、今日はこの辺で・・・。




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写真を撮る方法をマスターし、能力を発揮するのは誰でも可能です!


写真を撮るための「方法」とか「能力」について、
前々回から、作家たちのコトバを参考に、考察
してきました。プロの域までは、誰でも到達できます。



写真撮る上の必要な能力と方法に関して




先日から 「写真撮る上で必要な能力」 について、

お伝えしていますが、明快に、ハギレよく、

「それは、こういうことです!」

という具合には、なかなかいきません。

多分、皆さんも、読みながらジレッタさを

感じておられたのではないでしょうか?


「写真撮る上で必要な能力や方法」


というのは、人によって、千差万別、みなそれぞれ
異なっています。

前に言いました

元「スマップ」のヒット曲


sumappu①.jpg
(元スマップメンバー)<ヤフー検索ヨリ>


「 世界に一つだけの花 」

と同じで、私たちは、皆それぞれ、個性が異なっています。

それこそが、オリジナルの能力であり才能と言えるものだ

ということを作家たちのコトバでお伝えしてきました。


つまり、
前回挙げました、

作家「高橋源一郎」さんや、

takaha」si①.jpg
「高橋源一郎さん」<ヤフー検索ヨリ>



大学国文科の駒田信二先生が、

駒田信二①.jpg
「故・駒田信二先生」<ヤフー検索ヨリ>




「誰でも、その人には内に、何らかの能力を秘めている」


という意味は、まさに、そのことことだと思います。


いいえ、他にも、年配の専門家にはそういう人が、
いくらでもいることを知ることができます。


今、写真を学んでいる「さ中」にいる皆さんには
なかなかその辺が、「もやもや」していて、
暗中模索しながら、

本や
写真仲間や
セミナーなどで

いろいろ勉強を続けておられるのだろうと、思います。


そんな皆さんが、私も含めて

「写真撮る上で必要な能力」 というのは

どうしたら、身に付け、発揮できるだろうと
日夜、頭をひねっておられる問題でも
あろうかと思っています。


それが分かれば、少しは、写真を学んでいく上で

「やれば出来るんだ!」 という「自信」を皆さんなりに

持っていただけるのではないかと、考えて、前々回から、
ひつこいように、書いてきております。


そして、

「写真撮る上で必要な能力」 というのは、

プロの域までは、普通の人なら、ほとんどの人が

「可能性」

を持っているということができると確信させられました。

実は、これまでも、それは確信をしていました。

過去に何度かそのことは、書いてきたこともありました。


ただ、それは、私自身が、多くの、プロカメラマンや
写真仲間を観察してきて、得た自分だけの確信でした。


「方法や能力」 は多少の違いこそあれ、必ずプロの域
にだれでもが到達できるという確信です。



そこで、今回は、より、広く専門家の意見聞いて、

客観的には、どうなのか、深く掘り下げて

「写真を撮る上で必要な能力」

が誰にもあるということを、お伝えしたかったのです。


プロの域までは、時間の差はあっても、誰でも
イケルということは言えると思うのですが、

では、そこからはどうなのか?


おそらく、すべてのカメラマンが腐心しているのが、

「この点」 だろうと思います。


そこで、よく知られたベテランカメラマンは、
どういう思いでその辺を考え、写真を撮っているか?


次回で 「篠山紀信」 他、実例を挙げながら

書いてみたいと思います。


今、写真を始めたばっかりの「初心者」の方にはあまり興味
がないかも知れませんが、

写真を撮る「方法」や「技術」がだんだん身に付いてくると、
やがて、直面する問題でもあると思いますので、

まあ、しんぼうして、読んでみて下さいね。



それでは、今日はこの辺で・・・・・・・。





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写真家:アシスタントを望む情熱青年!だが才能の有無にメチャ迷う!


写真家目指してアシスタントを希望する人は
あとを絶ちません。 私にもそういう相談が、
これまで何度かありました。彼らの共通点は、
「才能はないけど、やる気はあります!」
と言ってることです。



写真家への一歩・アシスタントの意味は?




①アシスタント.jpg
(写真家・アシスタント)<ヤフー検索>


前回、作家高橋源一郎さんを取り上げて、

写真家として立つためと「才能」の関係を

彼のコトバでご紹介してみました。


彼の場合「作家」ですので、作家になろうとする人

に向けて書いたものなのですが、そのコトバは、

作家だけでなく、音楽、絵画、その他、芸術すべてに

当てはまることとして述べておりました。

もちろん、写真においてもです。



一部の抜粋でしたので、

ちょっと舌足らずになっていたかもしれません。


そこでもう一度前回ご紹介した一文を挙げますと、



ーーーーーーーーーーーーーー



① 人間は、誰だって、初めのうちは何事においても、
   素人なのです。

だから、人から、教わらなきゃならない。
ドンドン教わって前へ進んでいく。

けれど、いつか、必ず、先には進めなくなるところまで
やって来ます。・・・・・・


 そして、最後には、その人に用意された道は、
  たった1本になってしまいます。

 すべてを自分で切り開かなくてはならない その人だけの道が、
  目の前に現れる。

・・・・・・・・・。

 その1本に道が、ある途轍(とてつ)もない奇跡によって、

突然人々の住む広大な土地にたっすることがあります。

それを、私たちは、

「傑作」とか
「芸術」

読んでいます。



ーーーーーーーーーーーーーーー


ということでした。


この文章を「写真家希望の人に」向けたものとして、

受け止めるには、私がこのブログの「軸」にしている

「月例コンテスト」を考えて下されば理解できるのでは

ないかと思います。



このブログではカメラ雑誌の


「月例写真コンテスト」


が教材であり、教師になっております。

そして、みなさんが、アシスタントであり助手なのです。

それを、頭において、もう一度上記の文を

読み返して下されば、解りやすいと思います。



写真を学び始めた初歩の人にとっては、



①  の文は、そのまま当てはまると思います。

教えてくれるのは、主として、カメラ雑誌の

「月例入選作」 に載っている審査員の

「評」 です。

これが、みなさんを少しずつ「初心者から」

「中級者」 へと導いてくれます。



そして、


②  の文へと移ります。

この地点が「月例」の年度賞に当たります。

さらに、

年度賞を極めたのが、月例 「1位」 にあたります。


ここまでくれば、ほぼ、技術的にも、内面的にも

「プロ」に達していると考えてよいと思います。

年度賞を受賞した人たちの写真には、

各種の雑誌などに充分使用できると思える

写真は、いくらでも見い出せます。

少なくとも、私はそう思ってます。


年度賞に届かなくとも、入選作でも、そういう

「作品」はいくらでも見つかります。


ただ、ここからが、問題なのです。


つまり、この地点からが、上記の


② 「そして、最後には、その人に用意された道は、
  たった1本になってしまいます。」


③ 「すべてを自分で切り開かなくてはならない その人だけの道が、
  目の前に現れる。」
 

に当たるところです。


結局、年度賞から先は、自分自身で自分の道を

切り開くことになるわけです。



最終的には


④ その1本の道が、ある途轍(とてつ)もない奇跡によって、
  突然人々の住む広大な土地に達することがあります。


それを、私たちは、

「傑作」とか
「芸術」と

読んでいます。



 に関しての説明は、私には、正直

「荷が重い」 です。


ここからは、自分で自分の道を、極めていく
しかないだろうと思います。

それこそ、みなさんの誰もが「内に持っている何か」

を引き出すことになるということになります。


「誰にも、その人しか持ちえない宝(才能)がある」


と作家高橋源一郎さんはおっしゃっています。



同じことをおっしゃってる人がいます。

大学教授だった、「駒田信二」さんです。

自分の主催する「教室」から芥川賞の受賞者を出して

話題になったことがある先生です。

他にも多くの「文学受賞者」を排出した先生です。


今は、故人になっておられますが、

「駒田信二」さんは、教え子の本の最後を担当して、

次のように、のべておられます。


「 誰でも、自分一人にしかない鉱脈を持っているはずだ。

書き続けているうちに、自分の鉱脈を掘り当てる。

その時その人は、どんどんいいものが、書けるようになる 」

と。


このブログのタイトルに写真家になるため、
アシスタントを希望しながらも、

なお自分の「才能」に迷う青年を書きましたが。


その解決は、

写真を撮り続けることではないでしょうか?





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有名な写真家と女性|初心者が自分の才能を見い出すにはどうしたら?

有名な写真家に、女性が多くなったような気がします。
女性の有名カメラマンをご紹介すると共に、自分の才能を
どうしたら見い出すことができるか?その考察を試みました。


有名な写真家(男性・女性の例)



有名なカメラマンの例


前回は、自分が、人に「写真について」教える人間では

ないことを、自覚して、皆さんと同じ目線で写真について

語っていこうという「反省」を書かせていただきました。


時には、立ち止まって、傲慢になっては、いけないと自省し

ながら、お伝えしていきますね。(笑)



昨日(日)写真仲間と数人でダべリました。


女性で有名な写真家って、どんな人がいますか?
そんな女性は、やはり、才能が豊なんですね・・・」


カメラを買ったばかりの女子大生Dさんから、
こんな話が出ました。


そこで男性女性含めて、有名な写真家とその才能
や初心者の才能について、いろいろ語り合いました。

わいわい、ガヤガヤといつものごとく、
雑談に花が咲きました。



写真家として、有名な女性は、たくさんいます。

もちろん、有名な男性写真家も多いです。


まず、男性の有名写真家をアトランダムに何人か
挙げてみますね。


私が、有名と思う写真家は、やはり、カメラ雑誌や、
その他種々の雑誌、新聞などで見かける写真家が多いです。


② 有名な写真家(女性)数人


 今井久恵
 大石芳野
 織作峰子
 石内都
 川内倫子
 米美知子
 蜷川実花
 梅佳代
 

中でも、下3人は、最近の超売れっ子写真家と
いってよいかと思います。

3人の画像と作品を掲載しますので、
「個性」の違いをご覧ください。


・蜷川実花


蜷川実花新.jpg


実花作品①.jpg
(米=作品)



・米美知子



米美知子森.jpg


米作品.jpg
(米=作品)


・梅佳代


梅佳代.jpg


梅作品.jpg
(梅=作品)



① 有名な写真家(男性)


 木村伊兵衛
 土門拳
 植田正治
 前田真三
 細江 英公
 篠山紀信
 竹内敏信
 

ザーッと頭に浮かんだ写真家を挙げてみました。

挙げれば、きりがないと思いますので、この辺で
おいときますね。


この中で男性写真家の「細江 英公」氏は、私の母校
(東京写真大学=現在・東京工芸大学)の先生でした。
また、個性的、写真家であり、論客であり、批評家でも
ありました。



写真家の才能とは?それを見い出すには?




ところで、有名写真家は多いですが、

「有名」と、「才能」

とは、必ずしも一致するとは限らないようです。



<例えば>


私が知る
「特撮カメラマン」 Kさんは、
芸能人や、有名人の隠し撮りに関しては、
マスコミでは非常によく顔が売れていました。


つまり、マスコミ業界では、有名な写真家でした。


プロではあったのですが、「才能」 という面では、
プロ以上の「才能」を持ち合わせたカメラマンとは
ちょっと言い難いかなと、私は思っています。


芸能界などでも、漫画家の

蛭子能収=えびすよしかず」さんは、


蛭子①.jpg
(蛭子能収さん)

漫画家としてよりも、タレントとして有名な人と言ってよいのでは
ないでしょうか? 



  < 才能とは >



さて、写真家になる上で、その才能とはなんでしょうか?

そして、写真家になる上での、「才能」を引き出す、

あるいは、「才能」を育てるにはどうしたらよいのでしょうか?


まず「才能」というコトバはどういう意味かを広辞苑でみてみました。


「才能」とは、

① 物事をうまくなしとげるすぐれた「能力」。
② 技術・学問・芸能などについての「素質」や「能力」。

とあります。


「才能」を生まれつき持っている人を「天才」などと
呼んでいるようです。



ここで、

アメリカで、多くのベストセラーを持ち非常に有名な著述家
のコトバを聞いて下さい。

この方は、アメリカ・プリンストン大学の学長さんでも
ありました。(現在故人)

名を 「ジョン・トッド」 といい、日本でも評判の著書が
多いようです。

その本の1冊が 「自分を鍛える」 という本で、

実は、私も、学生の頃から、愛読してきた本の1冊なのです。


私の場合、サラリーマンから、未知の世界に飛び込んだ
ものですから、そういう意味では、全くのダメ人間でした。


分かりやすく書かれたこの本は、そんな私をどれほど、
励ましてくれたか知れません。



人生論である 「自分を鍛える」 の中で、人間の「才能」について、

述べています。




「人間には、誰にも必ず、何か一つは、抜きんでる才能を
備えている」

と。


それは、あのアイドルグループ元「スマップ」
の大ヒット曲


「 世界に一つだけの花 」


と同じことを連想させられるのです。


花の一つ一つが皆ちがうように、「人も」世界中誰一人として、
同じ人はいないはずです。


それぞれが、何等かの「個性」や「特徴」を
持っているはずですよね。




さてもう一人、

前回ちょっと触れました小説家「高橋源一郎」さんも

「才能を見出すこと」について、

とても興味深いことをおっしゃっています。





  < 才能を見いだす過程 >





-------------



「人間は、誰だって、初めのうちは何事においても、
素人なのです。

だから、人から、教わらなきゃならない。

ドンドン教わって前へ進んでいく。

けれど、いつか、必ず、先には進めなくなるところまで
やって来ます。・・・・・・

そして、最後には、その人に用意された道は、
たった1本になってしまいます。

すべてを自分で切り開かなくてはならない その人だけの道が、目の前に現れる。
・・・・・・・・・。


その1本に道が、ある途轍(とてつ)もない奇跡によって、

突然人々の住む広大な土地にたっすることがあります。

それを、私たちは、


「傑作」とか
「芸術」


読んでいます。



----------------------



以上、抜粋ですので、理解しにくいかも

知れませんが、熟読してみて下さい。


このあと、まだ少し加筆したいなと
思います。

理解の手助けになるかもしれません。

自身のオリジナル作品を創造する大きなヒントに

なる部分だと思います。


とりあえず、今日は、ここで終わりたいと

思います。


それでは、次回で又・・・・・・・・。






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カメラマン:傑作&芸術!究極は自分で見つけるしかありません!

カメラマンが傑作を撮り、芸術の域にたっするには、
模索のあと、究極、自分でみつけることになります。
人から写真を教わることは、「馬が水を飲むために
池まで連れて行ってもらう」 のと同じです。
飲むことは、自分にしかできません!



大きく反省させられました!



反省①.jpg
<ヤフー検索ヨリ>



お元気ですか?


関西はもう少しで冬を抜け出しそうです。

皆さんの所はどうですか?


今回は、私が、このブログに関して、

非常に反省させられたことを書かせていただきたいと、
思います。


最後まで読んでやって下さいね。



つい先日ある本を読んで気がついたのです。


著者は、「高橋源一郎・66」という作家です。

さまざまな「文学賞」を受賞している中堅の

作家です。 


「エッセイ」なのですが


その「まえがき」に書かれた一文です。



ーーーーーーーーーー


・・・・・・・省略


他人に、小説の書き方を教える必要なんかないでは、

ありませんか。

だって、「先生じゃない」 のですから。


・・・・・・・。


ーーーーーーーーー



短い抜粋ですが、小説の書き方について、

述べた「一節」なのです。

ここを読んで、

「ハッ」 

としたのです。


「先生じゃない」という部分です。



私はこのブログで「働きながら写真を学ぶ人に向けて」

「写真のウマくなる方法」をお伝えしているつもりでいました。

しかし、考えてみれば、私は「先生」ではありません。


「自分が、多少プロの経験があるからといって、人に

「写真を撮ること」 に関する講釈をたれているのでは?


ふと、そう思ったのです。


上記の「エッセイ」は、自分の「傲慢さ」を指摘されているようで、

恥ずかしくなってきました。


私が、「反省させられた」というのは、ここでした。


今回の「タイトル」は、傑作とか芸術とかいうコトバが

はいっております。

こんな言葉も一般には、ちょっと「上級」に聞こえる

コトバだろうと思います。

それを私は、無造作につかっているように思えてきました。

これまでも、かなり、使ってきたように思います。


一流でも、有名でもない、ただ一介のカメラマンでしか

なかった自分が、「写真をウマくなる方法」などと言って、

シャーシャーとこのブログを書いてきたのではないだろうか?


それは、「上目線」から、

教えるという態度ではなかっただろうか?


とすれば、「なんと傲慢な態度」だろうか!


先ほどの作家の一文に触れた瞬間、私は自分を

振り返ってしまいました。

そこで、思ったのです。



このブログは、


「 多少は、プロカメラマンの経験をしたことのある人間が、

実際に体験したことや、見てきたこと、知ってきたことを、

読者の方に、同じ目線でお伝えしていこう!


と改めて、考えなおしたいと思っています。


作家 「高橋源一郎」 さんに「気付き」を

与えられ、ほんとに良かったなと思っています。


そういうことですので、これからも

どうぞ宜しくご愛読下さい。


「カメラマン:傑作&芸術!究極は自分で見つけるしかありません!」

というタイトルの内容については詳細を、

次回でお伝えしたいと思います。



それでは、今日はこのへんで・・・・・。






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