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風景画像①.jpg


         

セルフポートレート撮り方!構図・フレーミング無視の超面白写真!

セルフポートレート(自撮り)の撮り方は自由奔放です。
構図・フレーミングなど無視の超面白い写真が海外でも
話題。 カメラマンは89歳の主婦だと知ってビックリ!




超面白いセルフポートレート(じどり)写真!



先日テレビでとても面白いセルフポートレート写真を

見ました。


ひょっとして、あなたも見ているかも知れませんね。

海外でも話題になった写真の一部をご覧ください。



jidori②.jpg





jidori③.jpg





jidori④.jpg




以前にも少し触れたことがありますが、これらを撮ったのは

89歳の主婦カメラマンのセルフポートレート写真です。



jidori①.jpg
主婦(89)カメラマン




撮影者が「89歳の主婦」と知れば、見る人はきっと

おどろくことでしょう。


70代で写真を初めたそうですが、5年前に夫を亡くして

本格的に始めたそうです。


とにかく、自分が好きな恰好をして撮ることが

大好きだと言います。


自宅の周りにあるものでも面白いものは

何でもカメラを向けるそうです。


一人暮らしになってから、自由奔放に、好きなものを

撮るスタイルが「スゴク気に入っている」とのこと。


月に1、2度 写真教室に通っていて、教室の

人気者のようでした。


好きなことを、好きなようにして生きている今が

「最高に幸せです」 とインタビューに応えていました。


写真集も出版されております。


「好きなことを自由にやって生きる!」

テレビでこの人のいかにも嬉しそうな顔を見ながら、


ちょっと、羨ましい気がしましたね。



構図・フレーミング無視の型破りの撮り方



この主婦は「西本 喜美子」さんという

アマチュアカメラマンです。


今回、この人を取り上げたのは、じつに自由奔放に

写真を撮る 「LIFEスタイル」 を知っていただきたい

と思ったからです。



西本 喜美子さんは、いわゆる


「構図」 とか、

「フレーミング」とか、

「レンズ」 などには、


全然こだわりがありません。


「発想」 もこれといって特別なことはありません。


思いついたり、身の回りでこれは面白いと思った物を

自在に撮って来る。



道に落ちている物でも、

「面白そう」

と感じたものは、家に持ち帰って、机に置いて撮る。

カメラにも執着はなく、基本的には、何でもよいと

言います。


今はニコンの一眼レフを使っていたようです。



言ってみれば、

実に 「行き当たりばったり」 という気が

しないでもないですが、

ホントに、「型破り」 なタイプのカメラマン

といえるでしょう。



写真を撮る人にとって、この人の存在は、

大きな「刺激」になるのではないでしょうか?





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スナップ:方法・コツは様々!プロから主婦まで参考例を集めました!

<スナップ記事いろいろ == 参考にしてみて下さい>



sunappu①.jpg



スナップの手法は実にさまざまです!




スナップの手法は、「人」や、「カメラ」、「レンズ」、「性格」

などによって、随分変わってきます。


「人なつっこい」 人はすぐ人と仲良くなれて、

対話をしながら、撮っていきます。

こんな時、相手の自然な顔や、動きを撮ることができて、

スナップ写真としては、良いものが撮れます。


逆に、人嫌いの人 もいます。

そんな人は、また別の「スナップ手法やコツ」を考えます。



そんな人たちのいろいろな手法を、人物と共に、

このブログでもお伝えしてきました。

それらは、今のあなたに、少しでも参考にしていただけると

思っています。


そこで、これまでの記事で「スナップ」に関する主なものを

まとめてみました。

中には、多少修正を加えたものもあります。


まだご覧になっていなかった人も含めて、今一度復習のつもりで、

ご覧ください。



・よく入選するベテランの「スナップ法」、

・スナップを極めたかのような主婦、

・コンパクトカメラで見事なスナップを撮る人、

・「ノーフアインダー(フアインダーをのぞかない)」

 で街を撮るベテランカメラマン、


・・・・・・・・・等々、その撮り方の中に、あなたに合う

スナップ手法があるかもしれません。



それでは、以下をご覧ください。


(順次、追加していきますので宜しくお願いしますね)





 土門拳賞受賞者のスナップ撮影スゴワザを公開します!
      http://00naoki.blog.so-net.ne.jp/2016-08-20


 スナップ極めた主婦の傑作!絶妙の瞬間です!
      http://00naoki.blog.so-net.ne.jp/2017-04-29


③ スナップ写真のコツ! 私の選んだ「28ミリ」手法!
      http://00naoki.blog.so-net.ne.jp/2014-04-29


 バカチョンカメラが人生を変える!歴史に残る老夫人の渾身の記録! 
     http://00naoki.blog.so-net.ne.jp/2017-04-30






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写真撮影:初心者が入選できない意外な理由の一つフレーミングです!

写真撮影において、ナカナカ入選できないと悩む初心者
が多いようです。入念にしらべてみると、以外な理由が
ありました。その一つは「フレーミング」だったのです!



フレーミンぐの失敗をみなおす!




ある程度写真を経験してきている人でも、

「ナカナカ入選できない」というアマチュアが多いように

感じます。


初心者の方は、無理もないと思うのですが、

3年、6年と写歴のある方にもけっこうおられることを

ある写真グループの雑談に加わって知りました。


そこで、いろいろ調べてみたのですが、その理由が

浮かび上がってきました。

前回書きましたように、「フレーミング」 が

ウマくできていないことが、その理由の一つ

ではないかということです。


そこで、「フレーミング」 の重要性を熱く語っていた

プロがいましたのでそのことをお伝えしたいと思います。




suga①.jpg



「菅洋志=すがひろし・72」氏がその人です。

前回書きましたように写真界の超ベテラン写真家です。


日本カメラ誌バックナンバーの

「カラーの部」 で、

審査をされているのですが、

「総評」で、次のように述べておられます。


かなり長文なので、重要なところを抜粋してみますね。



「・・・新聞写真のように、漫然と物事をとらえる方向でいると、

いつまでも何を撮っているかが稀薄になり、

作者の言いたいことが伝わりません。

そう言う意味では、ファインダーの中での

”フレーミング ” 


が非常に大事です。


一歩前に出る、一歩引いてみるアングルを変えてみる。

自分の撮りたいターゲットを絞りこみ、

メッセージとして一枚の写真に盛り込むことを

しっかりと学んでほしい・・・。 」



つまり、伝えたいメッセージをファインダーの枠内に

盛り込むことが、とても大事であり、

まず最初になすべき操作なのです。


そのあと、盛り込んだ材料を「主役」とか、「脇役」とか、

「アクセント」とかを自分なりに配置していくわけです。

ころが、初心者の方や、なかなか入選しないと悩んでいる人の場合、

この最初の段階で、つまずずいている人が多いのです。


例えば次の写真をご覧ください。



② 
mihon①.jpg




こんな場所に出会たら、誰でも、

すぐカメラを向けたくなりますよね。


きっとあなたもそうだと思います。


しかし、カメラを向けたはいいが、


左はどこで切ろう? 右は? 上は? 下は?


と迷いながら、あれこれ考えたことはないですか?


つまり、どのように「フレーミング」すれば、よいのか、

定めることがナカナカできないのです。

私も、初心者の頃しょっちゅう迷いました。

でも始めの頃のは、仕方がありません。


知識が増え、体験しているうちに、身についてきます。


それまでは、勉強しながら、

とにかく写真を多く撮って下さい。



それでは、上の写真① について少し触れてみましょう。

これは、「フォトコン誌」 の初級コースで入選した写真です。

図柄を見るとすぐに

山の上の光(夕日)にパッと目がいきますね。

これが「遠景」です。

つぎに「中景」の山々が見え、手前の赤い花々が「近景」として、

バランスよく、並んでいます。


作者は、構図の知識は持っている人だと

いうことが大体わかります。


特に、赤という色は原色として、非常に人目を引く色です。

そこで、ややアングルを上から見る形(俯瞰=ふかん)にして、

赤い花をグーと手前まで入れるように「レーミング」しますと、

赤絨毯のような見事な赤い原色の広がりができます。


そのぶん空が少し削られるフレーミングになりますが、

赤絨毯の見栄えは、一気に増し、素晴らしい赤い原野を

見せてくれます。


多少空の部分をカットしても、

それをおぎなって、なお余りあるでしょう。

どうですか? イメージできますでしょうか?



こういう「フレーミング」は、

最初ナカナカできないものですが、

経験を積み、場数(ばかず)が増えるうちに

だんだん分かってくるものです。





では、次の赤ん坊の 写真例③ はどうでしょうか?




akannbo①.jpg



この写真の「切り方」は表情は良かったのですが、

「フレーミング」 としては失敗です。


これが何故失敗かは、多分あなたもお分かりだと

思います。


バックですね。


左の暗部と右とが分断されています。

これでは、赤ん坊そのものが、浮上してきません。

カメラを少し右に寄せ、暗部をフレーム外に出してしまいます。

右のフスマをバックに入れると、赤ん坊の姿がクッキリと

前面に出て、同時に笑顔も強調されるでしょう。

内容に触れれば、まだありますが、ここではフレーミングのみに

しておきますね。



さてそれでは、次の女の子の写真はどうでしょうか?



onnnanoko①.jpg



審査員は、とてもこの「フレーミング」をほめております。


頭の部分を適度にカットしたため、可愛い顔が引き締まり、

背景もボカシて、うまく取り入れております。


ただ 1点 残念なのは、すぐ後ろの柱が少し入り込んだことです。

女の子をどう撮るかに気がいってしまい、ちょっとしたミスに

気付かなかったのかもしれません。


ちょっと、右に寄れば、柱は女の子のうしろのかくれてしまい、

写真全体が、栄えたものになったことでしょう。



以上、風景と人物の例を挙げ「フレーミング」について、

見てみましたが、いかがだったでしょうか、



私の感想としては、初心者に限らず、「入選しない」と

悩んでいる方の多くは、欲張って、いろいろと枠ないに、

取り込みすぎる傾向があるように見受けました。



結局、「主張したいもの」 が「浮き上がってこない」

言い換えれば、「ハッ!」 とするような何かが

目に飛び込んでこない写真になっている。


というような印象を受けました。


ちょっと、まだ言い足りないところがあって、もう少し

お伝えしたいなと思いますが、今日のところは、

最小限、「フレーミング」 の要領をお伝えして

終わりたいと思います。



それではこの辺で・・・・・・・・。





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フォトンテスト・初心者入選しない悩みを解消するコツは?


写真コンテストに入賞しないと悩む初心者は多いようです。
そこで入選作を徹底分析して分かったコツをお伝えします。
おそらく多くの皆さんが気づいておられないと思います。



初心者が気づいていない入選しない理由!




夏は、何かとイベントの多い月ですが、

「写真展」もけっこうアチコチで開かれるようですね。


この夏、私の住む伊丹市で行れた写真展に、

私も何度か足を運びました。


伊丹市には、初心者も含めて「10数人」ぐらいの写真グループが、

4つぐらい在ります。


ある写真グループが主宰した写真展では、


終わったあとグループの何人かに雑談に誘われました。

写歴は三年から6年位の人ばかりのようでした。


ほとんど、趣味として写真を楽しんでいる人ばかりで、

全くの初心者をちょっと出たかなと思える主婦も2~3人

いました。



いろいろ話が出ていましたが、

その中で


「フォトコンテストになかなか入選できない!」


というのが、口々に出てくる悩みでした。




私は、初心者が入選できる「テクニック」というものを

ベテランの入選作を分析して、コツの幾つかを

以前に書いたことがありました。


誰の作品かというと、数年前、

カメラ雑誌「アサヒカメラ」「日本カメラ」「フオトコン」

3誌を制覇したサラリーマン「四方」さんの作品です。


sikata1.jpg
(四方伸季さん)


その時の記事です。
http://00naoki.blog.so-net.ne.jp/2016-06-18



覚えておられる方もあると思います。


しかし、その記事で書いた「コツ」以前にもっと

基本的なことがあることに気がつきました。



初心者がカメラを構えてまず成すことは!



前述の「基本的なこと」、それは


「フレーミング」 です。


グループで、「ナカナカ入選しない」 という人たちの撮った写真を

それぞれ、見せてもらいました。


また、カメラ雑誌に出ている「入選落ちの写真」を

入念に調べてみました。

さらに、ネット上に挙げておられる写真などにも、

目を通してみました。


やはり、そうでした。

そこには、今まで誰もが見落としがちなポイントが

あったのです。


そうなんです。

それが、「フレーミング」 なんです。


写真を撮るコツとして、


カメラ、レンズ、アングル、構図・・・など、


いろいろ言われていますが、「フレーミング」 について、

やかましく言うひとが意外と少ないことに気がついたのです。

もちろん、それらは大切なのですが、


フレーミング」 も非常に大事なポイントです。


カメラ雑誌のバックナンバーをかなり遡って調べてみたところ、

ありました。

「フレーミング」 の重要性を強く述べた記事が。


書いている人はプロカメラマンの 「菅洋志(72)」氏です。


suga①.jpg


「土門拳賞」他、複数の「賞」も取っており、多くの

著書も出しておられる写真界の超ベテランです。



それでは、「菅洋志」 の言葉と「フレーミング」を

実例を含めて次回でお伝えしたいと思います。

「写真コンテストにナカナカ入選しない」という人とか

初心者の方はどうぞ次回の記事も併せて読んでみて下さい。





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写真を撮る人は多い!撮る意味は?ムツゴロウやムーミンに教わった!

写真を撮る人は最近とても多くなってきております。
写真を撮ることは、そこに伝えたいという何らかの
思いがあってこそ、意味があると感じています。




人は何故写真を撮るのか?




前回、

「写真は感動や思いを伝えるために撮っている」

「写真を撮るということの基本は、”伝える”ことにある」

と書きました。


前回と、その前に「女性戦場カメラマン」について

投稿した記事は、二つとも、いつもの2倍ほどアクセス

が伸びました。

それぞれ「2千近く」あったでしょうか。


「えっ? どうして?」


ちょっと驚きました。(驚)


もう一度、二つの記事を読み直してみました。


「写真を撮ることの意味は伝えることにある」

という内容でした。

意識するとしないとにかかわらず、

写真を撮る人の内面には


「伝えたい」

という思いが必ず働いていると私は思っています。



すると、昨日ですが、次のような反応を示した

「M」さんのメールが届きました。



ーーーーー


「・・・僕は、写真を撮り始めてまだ日が浅い者ですが、

人に伝えようとして、撮ったことはありません・・・・」(抜粋)


ーーーー


写真を撮ることは伝えるこだという理由!



いつ頃からか、私は、


一般に

「いい写真を撮るとはどういうことだろうか?」

ということをよく考えたことがありました。



① 
そんな時、ある雑誌で 「ムーミン」 の作者が

「無人島」に住んでいることをしりました。



mu-min①.jpg



妻らしい女性と二人で住んでいて、そこで創作を

続けているというのです。


詳しいことは分かりませんが、そういう意味のことが

書かれてあったように思います。


「フーン、そうなん!?」


深く考えることもなく載っている写真をボンヤリと

眺めていました。




すると、思い出したのが、 

時々テレビや雑誌で見受けるムツゴロウ(畑正憲)さんです。



mutugorou①.jpg



この人も一時「無人島」に住んでいたらしいですね。


私は、「奇人変人」みたいな人だなーぐらいの印象しか

持っていませんでした。

そんな孤島で、彼も創作(小説&エッセイ)を

続けていたんでしょうね。




実は、ここで私は、「フト」 思ったのです。

「無人島」というのは、人が住んでいない島を無人島と

いうのだと思います。



mutugorou②.jpg




つまり、前述の二人は他人のいない所で

「絵」を描いたり、

「小説」を書いたり、

しているわけです。




でも、「もしも」 ですよ。



これが普通にいわれている「無人島」ではなく、

「地球」 に、

彼ら以外は誰も住んでいないという場合はどうでしょうか。

もはや、無人島は意味をなさなくなると思います。


彼らは、自分たち以外、誰もいない地球に住んでいて、

「無人島」という島に住んでいるわけです。


ここからが、問題なのですが、自分たちだけしかいない

地球に住んでいて、果たして


「絵」を描いたり、

「小説」を書いたり、


するでしょうか?


おそらく、それは無いでしょう。


よく言われることですが、「人間」 という漢字は

人は人と人の間に会ってこそ意味をなすということ

らしいのですが、

簡単に言うと、複数のひとたちが、

互いに関係しあって成り立つのが、「人間社会」 だと

いう意味だろうと思うのです。



ハッキリ言って、

「人は一人では生きていけない」

ということです。



言い換えれば、多くの他人がいてこそ、

個人のそれぞれも生きていけるということなんです。


ここまでくると、もう解っていただけると思うのですが、

前述の、「ムーミン」 の作者も、「ムツゴロウさん」も

自分の「絵」を見てくれる人や

「小説」を読んでくれる人がいるからこそ

創作をしているのであって、他に読んだり観たりする人が

誰もいなければ、おそらく創作などしないでしょう。


これは、

「写真」

にも言えると思うのです。


「写真」を撮る人は、その写真を観る人がいる

からこそ、写真を撮っていると思うのです。


大ざっぱに言えば、

我が子のかわいい写真を撮るのは、家族がそれを

観て、嬉しいからでしょう。


学生が友人の写真を撮るのは、友人にその写真を観て

喜んでもらうために撮るのでしょう。



要するに、

「写真を撮るということは」

それを観る人に、何かを感じてもらうために

撮っているといえると思います。


さらに言えば、

「写真を撮るということ」 には、

撮る側の奥に、何かを 伝えたい という何らかの想いが、

必ず潜在していると、私は思うのです。


「伝える」ということが、撮る人の奥底にある

基本中の基本だというのは、そのことなんです。



結局、「いい写真を撮るということは」 何を伝えるか?

それを常に考えているのと同じではないかと思います。




Mさんも、折をみて、「伝える」 ということを

考えてみて下さい。



きっと、思い当たることがあると思います。




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写真撮り方:人物と祭りでコレだけは外せぬ基本中の基本を伝えたい!


写真の撮り方は、写真を撮っている人は、常に考えて
おられると思います。今回は人物と祭りを例にとって、
コレだけは絶対ハズセナイという基本について
お伝えしたいと思います。



写真の撮り方としてはまず伝える思いがあるかです!



前回、


① 「写真は自分が感動したことや思い」

を伝えることが原点であることを、

「女性・戦場カメラマン」 

を一例として、お話ししました。


「そうではない」と言う方もいるかもしれませんが、

私は、ズーットのように考えてきましたし、

今でもそれに変わりはありません。



人物を絵で表現したい人は画家を志すでしょう。

音楽で自分の想いを表現したい人は、

音楽の道を選ぶでしょう。

また、文章を書くことが得意な人は「小説家」

への道を進むかもしれません。


いずれにしろ、自分が見聞きしたり、さまざまな

体験の中で、起こって来る

「気づき」

「感動」

「思い」

「内から沸き起こるイメージ」


などを誰かに伝えたいからこそ、画家や、音楽家、小説家

などが存在します。


写真家もやはり同じです。

「人物写真」「風景写真」「動物写真」「山岳写真}

などいずれを問わず、そうです。



しかし、

「大森大道」とか

moriyamamati①.jpg



「アラーキー」とか、

あらーきー.jpg



「篠山紀信」 

sinoyama③.jpg


のような、ひと時代を越えてきた


大物写真家は、

「気の向くまま撮っているんだ」

というようなことを、本気か、ウソか、

対談などで話しているのを読んだことが

あります。



彼らにしてみれば事実そうなのかもしれません。

でもそれは、これまで、何万、何十万枚と、数え切れない程

撮ってきた超ベテランだからこそ言えることではないでしょうか?



それでも根底は 「伝えようと思う」 からこそ撮っていると

私は、思います。


人物であれ、

ヌードであれ、

街であれ、

祭りであれ、


その他何を撮るにしても、カメラを向ける行為には、

「何かを伝える」

という意味がそこには、潜んでいるはずです。



この 「伝える」 ということが写真の基本中の基本

だという「認識」を持っていただければ、


「写真の撮り方」も自ずと決まって来ます。

それは、人物でも風景でも花や山でも同じです。


その「認識」をふまえたうえで、今あなたが撮ろうと

している対象に向かってみて下さい。


きっと、何かが変わって来ると思います。



では、次回でより踏み込んで、

「写真の撮り方」 を祭りを例にとりながら

お話ししてみたいと思います。



それでは、今日はこの辺で・・・・・・・・。






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女性戦場カメラマン:美談ではなく、現実を報じ続けることが使命!


戦場カメラマンとして、またジャーナリストとして、
活躍する女性カメラマンが砲弾に倒れ、死亡しました。
2012年、5年前のことです。死の直前まで「人間」
を撮り続けた執念のフオトジャーナリストでした。




一つのことをひたすら追い続ける勇気!




戦場カメラマンとして使命を全うして亡くなった女性は、

当時、新聞、テレビなどでも盛んに報道された

「山本美香=45」 さんというフオトジャーナリストでした。



senjyou①.jpg



山本道子さんは、戦地の普通に生活する人に

目をむけていたそうです。


「 そこには、老人、子供、主婦など。

常に死と隣り合わせで、それをを受け止めているとはいえ、

人間としての喜びを放棄しているわけではありません。

戦場には、結婚式だってあるのです。」


山本さんは、インタビューにそうこたえています。




senjyou2.jpg




「私は絶対死なない!」


というのが口癖だったそうです。


またそう言えたのは、

周到な準備をしていたからだそうです。(写真②)



しかし、シリア軍が放った弾丸は、彼女の首を

貫通し、一瞬にして彼女の命を奪ったといいます。


テレビなどでは、「戦場カメラマン」 を

興味半分のように取り上げている部分もあるように

見受けますが、現実は、厳しくも、残酷です。


さて、冒頭から、女性の「戦場カメラマン」について、

述べてきましたが、山本美香さんは、

父親がジャーナリストであった為、

その影響でジャーナリストの道を選んだそうです。


彼女の場合は、カメラマンでもある「フォトジャーナリスト」

として活躍してきたのでした。


厳しい道を選んだ彼女には、戦場における「現状」を

伝えることを「使命」としての決意がみなぎっていました。



ここで、私があなたに聞いていただきたいのは、

「伝えることを」 使命としていたというところです。

 

まあ、これは、少し言い過ぎかもしれません。(苦笑)



言い換えれば、あなたが様々な事象から受けた

「感動」

を、自分の写真で伝えていくんだという気概を

持っていただきたいのです。


もちろん、

これまでもそういう気持ちで撮っておられたかもしれません。


しかし、ここでもう一度原点に返っていただけたらと

思うのです。


要するに 「伝える」 ということを、新たに意識して

いただきたいなと思うのです。




それでは、続きを次回でお話ししたいと思います。


とりあえず、今日はこの辺で・・・・・・・。







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ヨシダナギ(写真家)何故タトゥーなの?彼女の本音は何かを問う!

ヨシダナギさんは、アフリカの黒人をと撮る写真家として、
いまじゃスッカリ定着した感があります。最近では、肩に
掘っタトゥーまで話題を呼んでいるようです。しかし彼女
本音は、見る者の思惑とは異なり、深い所にあるようです!




本音は、タトゥーでなく、あくまで他にある!




つい先日、テレビで、写真家の「ヨシダナギさん」を

久しぶりに見ました。


yumeなぎ.jpg



ヨシダナギさんは、明るい黒人を撮る写真家として、

スッカリ定着したような感がありますよね。


国内では、写真展が評判になり、写真集も

手掛けていて、これもよく出ているようです。



最近では、ヨシダナギさんの 肩付近に入れたタトゥーが、

話題沸騰のようです。



yosidatato-.jpg
(ヤフー検索ヨリ)



① アフリカに行くようになって、ヨシダナギさんは、

暗かった性格が、明るくなったと、現地人に

感謝している主旨をインタビューで答えていました。




 また、現地人とのあたたかな交流ができ、そういう温もり

のある幸福の輪が平和裏に進んでほしいと願う気持ちも

強くなったそうです。




①、②の意味も含め、


さらには、クリエイターや、デザイナー的要素も込めて、

タトゥーを彫ったのではないのでしょうか?


私は、これまでのヨシダナギさんの歩まれた軌跡をあれこれ読んだり

見たりしているうちにそんな印象を受けております。



ちなみに、ヨシダナギさんの肩に彫られた図は、鳳凰(ほうおう)と言う鳥で、

中国の伝説の鳥です。



この鳥は、

「出発」とか、

「繁栄」とか、

ひいては、

「調和」を意味するそうです。



ヨシダナギさんは子供の頃、

「アフリカの黒人になりたい」という「夢」

強く抱いていました。

しかし、成長につれ、その夢は、

かなり変化してきたようです。


事実、インタビューに応えて、ヨシダナギさんは、

「黒人とは、結婚はしません!」

とハッキリした口調で語っていました。


結婚はしないけれど、黒人たちと築き上げてきた

親密な関係は、続けていきたいし、これからも深めていきたい!

という意味のことを暗に示していました。


タトウーはそれらの気持ちの表れとみても

よいのではないでしょうか。



今の彼女には、

「写真家としての表現者」

として生きる決意のようなものを

私は強く感じています。


彼女は、心から撮りたいものを、懸命に

追っかけてきて、今があります。


この撮りたいものを必死で撮り続けてきたことを

私は、あなたにも、感じてていただきたいのです。



写真が、ウマくなるためにも、

一回きりのあなたの人生の為にも。




では、具体的に何をどう撮るかについて

次回でお伝えしたいと、思います。



それでは今日は、この辺で・・・・・・・。






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写真コンテストの1位の写真が良いかどうかは審査員の感性による?

写真コンテスト1位なら、傑作と安易に言えるだろうか?





こんにちは。


前回、首から上を無くした写真について書きましたが、


足開女.jpg



この写真は、多くの人が興味を持たれたようです。


次の文はKさんというサラリーマンの方のメールの

一部を抜粋したものです。



「カメラ雑誌のコンテストに1位として受賞しているのに、

太助さんは、自分なら、その写真を1位にはとてもできない、

それどころか、入選にもできない・・・・と書いておられましたが、

それって、どうなんでしょうか?

私にはよくわかりません。


カメラ雑誌で「1位」にまで選ばれた写真ですから、

それは、素晴らしい写真として大いにみならって

いくべきだと、私は、思っていました・・・・・・。」



全文ではありませんが、こういう内容でした。


あなたは、どう思われますか?


前回、コメントを下さった方は、

「私はこうは撮れない・・・」

とおっしゃっていました。



「首無し写真」を良しとするかしないかは、

見る側の「感性」とか、「好み」とか、「性格」

に、大きく関わって来る問題だろうと思います。



私は、これまでに、3点ぐらい、これに似た入選作を

見たことがあります。

カメラを持ち始めてまだ1年もしない頃だったでしょうか。


その時は、

「へえこんな写真もあるんだ・・・・・」

ぐらいで通りすぎてきました。


しかし、それから、多くの時間を経た今、

そういう写真を受け止められないということは、

社会経験を積んできたことが、大きく関係していると

思います。


よく言えば、いや、悪い意味も含めて、自分がいろいろな意味で

「進化」してきたからと言えるかもしれません。




例えば、


① 
ノーベル賞を受賞するかもと評価の高かった

作家の「割腹自殺」の映画をズーッとのちに見ました。

jiketo①.jpg


作家の「首」も切り落とされていました。

別の人に(介錯=かいしゃく)されたのです。




年末にはかならずといっていい程、放映される、

映画かテレビドラマがあります。

時代劇の名 作「忠臣蔵」 です。


いつかは、覚えていないのですが、そのうちの一つに

「仇討ちを済ませた47士の」 生首が河原にさらされていた

シーンを撮った作品がありました。

それを見た時、私は、「ギョッ」 として、思わずマユをしかめた

覚えががあります。



上記の二つの例は、

私の脳裏のどこかに鮮明に残っていて、


「1位」になった「首無し写真」を見た時、

「後藤健二」さんのイメージと、

上記の二つのイメージが、一度に思い出され、

見た瞬間、思わず、目をそむけてしまったというわけです。



いずれにしろ、「首無し写真」 が良いかそうでないかは、

選ぶ人によるということです。


前回の審査員(プロ写真家)は、良いとみたわけです。

もちろん、首のないところ以外も含めてですが。



極めて特異なカメラマンとして国内外に知られた

プロカメラマンの「アラーキー(荒木経惟・アラキノブヨシ)」氏

なら、「首の無い写真」 を平気で撮るカメラマンでは

ないかなと想像しています。


ara-ki-.jpg


私は、彼の写真をそれほど多くを見ていませんが、

グロテスクな作品がけっこうありますので、

ひょっとしたら、既存の作品にあるかもしれませんね。



araki②.jpg
(ヤフー検索より)



arakisakuhin1.jpg
(ヤフー検索より)


②,③は、アラーキーの作品のほんの一部にすぎません。



今日は、この辺で、置きたいと思いますが、


いま述べてきた問題をあなたなりに、考えてみることは、

写真を撮るうえで、これから先、

きっとプラスになると思いますので、

これを機に、一度考えてみて下さい。




それでは・・・・・・・・・。



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人物写真の撮り方:首無し写真も撮り方のコツになるのか?不可解!

首無し写真でも1位になれるのか?



人物写真の撮り方で首無し写真が1位になったことがあります。

これも人物写真撮影のコツなのでしょうか?

次の写真をご覧下さい。


足開女.jpg



この写真は、カメラ雑誌「フォトコン」のバックナンバー

自由の部で、推薦(1位)に選ばれた写真です。

ご覧のように女性のちょうど首辺りから上が、チョンギッテ

撮られています。



参考までに、

審査員の「評」をポイントのみあげてみましょう。


「謎めいている」

「不思議な写真」

「大胆さに目を奪われた」

と、高い評価を受けて、推薦に入賞しております。



参考までに、この写真を撮った人のコメントも

ご紹介してみましょう。


 花火大会でのこと・・・・・・。

そうこうしているうちに、携帯を打っている時の
様子が印象的だったので、その様子を表現するために、

”首” から上を無くして撮りました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。


とありました。



このように首無しの写真で、上位に入選している写真は、

これまでも時々見かけました。

あなたは、この写真をどう感じられたでしょうか?


首から上がない人物像です。


たしかに、「謎めいた不思議な」 写真かもしれません。


しかし、私は、この写真を見た時、目をそむけたくなりました。


一瞬、イスラム国のテロの犠牲になった

ジャーナリスト「後藤健二」さんが

脳裏に浮かんだからです。



gotou①.jpg



2年前、黒覆面の男が、縛られた後藤さんと

小高い丘のような場所に現れたのを私はテレビで見ました。


おそらくあなたもご覧になっていただろうと思います。

日本中の人たちが、かたずを飲んで見守って

いたことでしょう。


でも結局、殺害されてしまいました。

しかも、「」 が「胴体」から切り離されていました。

その「首」は横たわる胴体の腹の上に、頭部を上にして、

無造作に、載せてあったのです。



のちに、インターネット上でそれを見た時、

思わず

「ハッ!」

としました。

「後味の悪さ」が、深く尾を引いて残りました。




もしもですよ。

私が、写真 ① の審査員だったとしたら、

この写真は、推薦どころか入選すらできなかったと

思います。


釈然としない私は、

それからしばらく考えこんでしまいました。

「人物の撮り方としてこれでいいのだろうか?」


首無し写真について思う




首無しの写真について、状況的には、非常に面白く、

見る者の共感を呼ぶとしても、

首のない写真が、果たしてよいのだろうか?



古い家族の写真を何枚か取り出して、たまに見ると、

懐かしいものですよね。

中年になってから、小学時代の卒業アルバムなど見ると

つい、笑ってしまったりすることがあります。


この時、誰かの首だけが無かったりすると、

どう感じるでしょうか?


あなたは、どう思いますか?



写真は、記録です。

それを見て小学生に戻ることもできます。

そうなんです。

写真は生きているのだと思います。

その頃を思い出して涙を流すことさえあるのです。

写真に写っている人物は、皆生きていると思います。

いや、私は、そう感じているのです。



だから、

「”首” から上を無くして撮りました。」

なんていうのはあってはいけない!

と私は、思うのです。



では、写真①の場合はどうなのでしょうか?

首無し写真が 「1位」 とは?


それをウマく解決してくれる物が現れました。


エッセイストであり、大学の先生でもある木村治美さんの

一文でした。


それは、ある「差別」について書いたものでした。

「ニート」「ひきこもり」「オームレス」などなどに

ついて。



次のようにありました。


「 私は、差別的だとは感じないけれど、感じる人も

いるんだと思います。

人間には、それぞれいろんな 「キズ」 がありますから、


ある言葉とか、

ある絵とか、

ある写真とか


を見て、「痛み」 を感じる人もいるし、

感じない人もいる。


一方的に決定できないんですよね。


はっきりした ”基準” なんてないわけです。」  と。


私の モヤモヤ は、雲散霧消しました! (笑)









タグ:人物写真
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