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アラーキーの写真の撮り方!これこそ写真の本質であり奥底です!

アラーキーの言葉が いまいち・・・?




前回のアラーキーの記事を読んで下さった人から

メールをいただきました。

趣味で写真をやっている方で「G」さんといいます。



要点のみを少し抜粋させていただきますね。



ーーーココから


「 ・・・・ 前回のアラーキーの記事 興味深く読みました。

ただ、抽象的でどう受け止めたらいいのか?

解釈に迷う自分がいました。

できれば、太助さんの感想をお聞きしたいと思うのですが

参考にしたいのです・・・・・・・・・・・。 」



ーーーーココまで



という一文です。



他にも「Ⅿ」さんという方がメールを下いました。

カメラマンを志望しているそうです。



「G」さん「M」さんのお二人とも、下さったメール内容は

ほぼ似ていました。



私としては、原文のままのほうが、文脈から率直な意味を

感じられるのでは? と思ったものですから、

そのまま読んでいただきました。



しかし、お二人は写真を始めてめてまだ日の浅いようですので、

「アラーキーの一文」には、理解しにくい点があったのかもしれません。



私自身も、初心者のころを思い出してみますと、

「何もかもが、チンプンカンプン???・・・・・」

だったように思います。 (笑)


とにかく、

写真のイロハが全く分かっていませんでしたからね。


でも、これが良かったのかもしれないと、

今では、逆にそう思います。


乾いた「砂地」に巻いた「水」は

すぐ吸収されていきます。



右往左往しながらも、その頃得た知識や経験は、

無知な私の体に 「頭の先から足の先」 までしみ込んで

いったように思うのです。



アラーキーの写真の撮り方!これこそ写真の本質であり奥底です!


アラーキーの写真の撮り方はまさに写真の本質!




前回記述したアラーキーの一文で、

彼が言いたいことは、次の部分でしょう。



「・・・・結論を言えば、「ヌード」 は、相手の「恥部」と

自分の「恥部」をさらけだすものだと思っている。」




この結論は、単に 「ヌード」 だけではなく、

写真全般に言えることだと、私は思っています。


つまり、

「風景写真」・「人物写真」・「山岳写真」

を問わず、

「広告」「報道」「心象」・・・等々、

すべての分野においてです。




それでは、結論の

「相手の ”恥部” と自分の ”恥部” をさらけだす」

というのをもっと平たく言いなおしてみましょう。



「被写体の最も撮りたい部分にカメラを向けている、

それに対し、撮る側の自分の心の内を深くエグリダス!」




さらに、言い換えますと、


「対象を撮るということは、自分がどうしてもここを

撮りたいと、心底、ココロが感じているものにレンズを

フオーカスするということ」


になります。




結局、

「 自分が最も刺激を受ける被写体を観察しぬいて、

絶大に心が動かされる部分を切り取る(フレーム)」

ということなのです。



ですから、「 被写体は撮る者の 心 そのもの 」 なのです。


これは、とりもなおさず 「被写体=自分」 ということを表しています。


被写体を撮るかのようであって、その実、自分を撮っている

ということなのです。


どうでしょうか?  

分かっていただけるのではないでしょうか。




アラーキーが 「 相手と自分(この場合恥部)をさらけ出す 」 

と言っているのは、こういうことだと思います。




そして、さらに

「写真の本質」 は、

つまるところ、自分を撮るということだと私は思っています。



以上が、私の感じている 「写真の本質」 です。




メールを下さった、「G」さん「M」さんも自分なりに、

今一度、自分の考えを検証なさってみて下さい。

よろしくお願いします。 


ガンバってくださいね。



それでは、今日はこの辺で・・・・・・・・。






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カメラマン:写真の本質は究極「自分」!アラーキーの本音!

こんにちは。


今日は、早速「本題」に入っていきましょう。



「写真の本質」 についてです。





これまで、「写真を撮る」 ということにおいて、

様々に言われてきたように思います。



「記録のため」 とか、
「時代を撮る」 とか、
「一瞬の空間を切り取る」 とか、
「伝達のため」

・・・・・・・などなど。



写真評論を仕事にしている人はもちろん、

美術の専門家やプロカメラマン、

はたまた弁のたつアマチュアカメラマン、

・・・・・その他、多くの論客が思い思いに

「写真」 を語ってきました。



それらの多くは、多分、まちがってはいないでしょう。

これからも、時代を追って、なおいろんな議論が

なされていくことでしょう。




これは、写真を撮り始めて、まだ日の浅い方には興味の

ないことかもしれません。


なぜなら、そういう議論以前に、まず撮ることに

追われているからです。


もちろん、それはそれで良いと思います。

初歩の人も、社歴が進むとともに、あれこれ考える時期が、

やがて、やって来ると思います。


「写真を撮ることの意味」や「写真の本質」とは?


などというのは、その時に考えてみて下さい。




「好きだから撮ってる」
「面白いから撮ってる」
「撮ることが楽しい」


そう感じて撮っておられるなら、

それは、すばらしいことだと思います。




ちなみに、私の最初の頃は、写真を撮ることに

「生きがいを感じて」 いました。



自分でいうのもおかしな話ですが、

とにかく「無我夢中」で、写真を撮っていました。


今思えば、

「アホとちがうか?!」

と思うぐらい、写真に熱中していました。(笑)


多分2~3年は続いていたと思います。


上述したようなお偉いさん方の「ご意見」は

読んだり、聞いたりしていても、「馬耳東風」のごとく、

跡形もなく、右から左へ飛んでいってたようです。 (笑)
 


まだ、20代前半の 「駆け出しカメラマン」 にとっては、

目の前の「課題」をこなすことに夢中であり、それで

充分、満たされていたのです。



しかし、「鬼才」 と呼ばれるようなスゴイ・カメラマンになると、

ちがいますねえ~!



その人は、

第一回の 「太陽賞=新人の登竜門」 を受賞した

アラーキー(荒木 経惟・77)です。


「雑誌対談にて」(週刊文春ヨリ)
荒木阿川.jpg
<(左)荒木*阿川>

(写真におり目が入っていて、ちょっと見にくいですが、
ガマンしてくださいね。)




受賞時、アラーキーは 24歳。


この若さで、すでに写真に対する確たる 「持論」 を秘めていました。



その持論を次にご紹介して、さらに「写真の本質」

に迫ってみたいと思います。




注)

年1回・太陽賞の受賞者は、
すでに30数名排出しているようです。

私は、あまりその人物を知りませんが、

次の人が印象に残っています。


アラーキー (東京と子供)
土田ヒロミ (発達障害者) 
南良和    (農村の現状)


アラーキーはこれでデビューしたようです。




<記事の追加が後ほどありますのでしばらくお待ちください>

追加は次回(19日)に回しましたのでそちらをご覧下さい。
宜しくお願いします。




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寒暖の差で体調がガタガタでした!1か月でやっと回復・・・

お元気でしょうか?

ご無沙汰してしまいました。



寒暖の差が激しい日々がつづいています。

ぐずついた季候の変化に体がついていけませんでした。


体調をくずして、寝たり、起きたり、コロンダリ。

ガタガタ~~でした。(笑)



2~3日前から、やっと、調子が戻ってきました。




久しぶりに、パソコンを開くと、

ブログの更新が 「1か月」と少し 止まったままでした。


それでも、読んで下さっている人の数が100人余り

記録されています。


正直、随分「アクセス」が落ちましたが、

それでも有難いことです。


ホントに、ありがとうございました。


昨日、兵庫医大で定期検診をうけたところ、

結果は、良好でした。



今日から、気を取り直して、又更新を続けますので、

よろしくお願いします。




次回で、ユニークな写真家「アラーキー」を取り上げて、

前回からそのままになっていた


「写真の本質」


について書いてみたいと思いますので読んでみて下さい。


彼の 「ビックリするような」写真に出会いましたので

ご紹介してみようと思っています。


どうぞ、楽しみにしていてくださいね!(笑)




それでは、今日のところはコレで・・・・・・。






タグ:体調 寒暖差
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