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カメラマンになるには?報道写真を仕事に選んだ私の収入を伝えます! [カメラマン・仕事と収入]

カメラマンになるにはどうしたらいいのだろうか?
報道カメラマンを選んだ私は、全くズブの素人でした。 
いや、むしろマイナスからの出発といってもいい程の
カメラ音痴でした。 そんな私でもプロになることができました。 
今回は、そんなカメラマンの仕事や、収入についてお伝えします。




こんにちは。


「カメラマンになるには、どうしたらいいですか?」

先日、地域の写真クラブへ、入った新人の大学生「Ⅿ」さんは、
遠慮がちに、小さな声で仲間に向かって尋ねました。

横にいたサラリーマンの「K」さんが、にこにこしながら、


「カメラマンになるには、 ”カメラ雑誌” 一冊あればいいです!
あっ、それから、 カメラと・・・・・・。 」

と、彼に答えたのです。

「Ⅿ」さんは、

「えっ?  それだけでいいんですか?」

ちょっと、ひょうしぬけした感じでした。

大爆笑が起こって、その場が一気になごみました。 


カメラマンになるには、専門学校とか、写真関係の大学に
行くのが普通と考えていたようです。


そのあと、いろいろとしゃべり合っているうちに、
報道写真家の、仕事や、収入の話になってきました。

私が報道写真をやっていたせいもあると思いますが、
やはり、カメラマンの 仕事内容や 収入 のことになると、
話がはずんできますね。(笑)



① 報道カメラマンの 仕事&収入は?



報道カメラマンの「仕事」の場合は、大ざっぱに分けますと
次のようになります。


① ニュースカメラマン

  これは、テレビ、新聞、ラジオ、一般週刊誌など。


② ドキュメンタリーカメラマン

  実際にあった事件を 「記録的」 にまとめたもの。


③ フォト・ノンフィクションカメラマン  

  実際の出来事を「写真と文章」でまとめたもの。



④ フォト・エッセイカメラマン。

  エッセイと写真で表現したもの。(広い意味での場合)
  

  体験などのエッセイを写真で表現したものなどが
  入るでしょう。
  
  この分野は、報道的なものとそうでないものに
  区分されるかなと思います。

  
この他、「張り込み」や「盗撮」 などもあるかと思います。



  
  < 具体的な 仕事 について >



① ニュースカメラマンについて 
  

政治ニュース、企業ニュース、芸能ニュース、さらに、事件ニュース
などを、直接現場へ行って撮るのが、主な仕事となります。



② ドキュメンタリーカメラマンについて


例えば、


・ 戦場のドキュメント撮影など。


最近では、イスラム国のテロを何日も追いかけたもの
が際立っていますね。 

その他外国の戦地や人物を取材したもの。


ドキュメント女.jpg
(桜木奈央子・38=ドキュメントカメラマン・左)


桜木奈央子さん(上写真)は高卒後3年ほど働いた後、「立命館大学」に
入っています。  写真を趣味として始めたのはこのころ。

入学後、学生交流があって、アフリカのケニアに行くことになったと言います。
それが、きっかけで、何度かケニアに行くうち、「紛争地」の衝撃を目の当たりにする。

カメラマンになる動機はそこにあったようです。



・ また、東北地震や、熊本地震など。

被害を受けた住民の有り様を数日、あるいは、
数か月にわたって記録したもの。

これは、現場で特定の「人物」などに焦点をあてて、その人の
日常生活を連続的に撮影していくことが仕事となります。

人物に密着して、密度の濃い撮影がなされる場合も多く、
精神的にも、肉体的にも、かなり厳しいといえるでしょう。


水俣病を追い続けた「福島菊次郎」さんなどは、
ドキュメントカメラマンの最たるお人だったと思います。


ドキュメントの場合、(録音・筆記)も兼ねることが多く、発表は、
週刊誌、テレビ、または、個展や本などとなります。


その他、「ガン」の特集、「覚せい剤」の特集、「特定した芸能人」を長期にわたって、取材したもの等々。

こうして、挙げていくと、いくらでもあります。



③ フォト・ノンフィクションについて。


最近は、この形をけっこう見受けます。



例1)

スキーヤーの「エベレストへ、80歳で登頂に成功した
三浦雄一郎さんの」実体験を写真と文章でまとめたもの
など最たるものといえましょう。


miura.jpg
(三浦雄一郎=プロスキーヤー)


例2)

ある冒険家が、その体験を写真と文章でまとめたり
します。

この場合、冒険家は、カメラマンでもあるわけです。

数年前に、一人の冒険家が、「北極の単独行」に成功し、

その写真集によって、たしか、新聞社主催の
「フォト・ノンフィクション賞」を受けたことがありました。



例3)


ちょっと、気がひけるのですが、私も、「ヨガで病気改善した体験」
「ノンフィクションと写真」とで構成し、出版社の
募集に応募したことがありました。(下)



(タイトル=「泥沼からついに脱出」)
水泳.jpg
(海で・泳ぐ生徒=ヨガのプログラムの1つ)=(6枚組の1枚)



さいわい、「1位」 受賞できて、ちょっと、
自信めいたものが、ついたかなと思います。


「フォト・ノンフィクション賞」をいただいてから、
収入も、アップしてくれました。

また、私事で申し訳ないのですが、この記事は、
のちに「業界新聞」にも紹介され、「健康雑誌」からも掲載依頼がきました。

数人の合同個展という形で、「個展」にもなりました。

私にとっては、初めての個展でした。

そんなわけで、「賞金=100万」「雑誌掲載料」そのほか、ちょこちょこと
プラスアルファが入りましたので200~300万ぐらいの収入になったのでは
ないかと思います。

「賞」をもらうと、こういう特典があります。

これは、カメラ雑誌の「月例コンテスト」でも例外ではありません。


のんひくしょん1位.jpg
(雑誌に掲載されたものです)




④ フォト・エッセイカメラマンについて 


必ずしも「報道」とは言えない場合もあります。


例1)


企業・「メットライフ」が毎年募集しているのですが、

次の写真は、4年前に「1位=賞金100万円」」
に入賞した作品です。   
  

「作者の母(91歳)がカヌーに挑戦した時」
の写真と短いエッセイ。
(下は写真のみ)


カヌー冒険.jpg
タイトル=おみやげ話)


この題材は、やり方によって、ドキュメント部門にもなり得えますね。



② カメラマンの収入について




カメラマンの収入については、正直、決まりがないと言ったほうが、
いいのではないかと思います。


でも、それでは、話になりませんので、大ざっぱなところを、
私なりにお話してみたいと思います。



① 企業に勤める場合。
② フリーで、どこにも所属しない場合。


大きくいってこの二つに分かれると思います。




① の場合。


主に、出版社、新聞社、テレビ局・・・などがあります。

この場合の収入は、一般の社員と同じ収入と思ってください。

出版社、新聞社、テレビ局などは、未経験者を採用して、
先輩に一から教わるような仕組みになっているようです。




② フリーの場合。


これは営業次第です。

たとえ、写真学校を出ていても、写真大学を出ていても、
肝心の写真の依頼者(買い手)がなければ収入はゼロです。

フリーとして、企業にやとわれたり、独自に開業すれば、
仕事に応じて、収入が入るようになります。


フリーのカメラマンの場合は、

「夜景カメラマン」とか、
「旅行者の記念写真専門」のカメラマン、

など、さまざまなカメラマンがいます。

多くの「結婚式」

だけを請け負って出張するかめらまんなども
入るでしょう。

(これは、私も経験があります)


自分の作品作りは、余暇を使って撮っている人が、
多いようです。




<参考>  

月収100万を稼ぐカメラマン



素人かプロか、わからないカメラマンもいます。


ちょっと、面白いカメラマンをネット上で知りましたので、
その人「B」さんを取り上げてみましょう参考にして見てください。


Bさんは、月収100万を稼いでおられるカメラマンです。

自称、「素人カメラマン」と名乗ってておられます。



次はBさんの手記から、引用させていただきました。


 写真の勉強は、旅に出てから独学で始めたので、
プロの方から言わせれば「下手くそ」でしかないと思う。

カメラの扱い方など細かいことを言われると、全然わからない。

もちろん写真に対する思いは真剣そのものだけどね。


こんな僕らですが、写真で稼いでるお金だけで月収100万円以上。

自慢できるような数字ではないけど、単純に素人の僕らでも
これくらいのお金は稼げるのだと、自分たちでも驚います。


どうやって売るの?
どういう写真が売れるの?


僕らが常々心がけていることは、暑苦しいほどの写真に対する思い入れと、
熱意と、勇気、、、、そんなところでしょうか。


絞りがどうの、
シャッタースピードだ、
露出だ、

なんてことは今の時代、必要ないですね。

なにせカメラが高性能すぎて誰でも簡単に美しい写真が撮れる時代です。

数パターンあるそのカメラのシーン選択を覚えるだけで
一通りの写真が取れてしまう時代です。

すべて ”オート”、 自動でこれらの調整をしてくれる時代です。


そんな時代に、わざわざ古めかしい技術を勉強し遠回りする必要はありません。

その時間があるのなら、被写体に接近するための
技術を身に着けたほうが断然良いと思う。


僕らが人物を撮るときの距離は

その人物から 60cm~せいぜい 2メートル

望遠レンズで隠し撮り、

なんてことも初めはしてきたけど、そんなのでは納得いく写真が撮れず、

今はこのスタイルに落ち着いています。



以上ですが、こういう写真家もいるというわけです。



初心から、中級ぐらいの人にとっては、非常に
参考にできる部分があったのではないでしょうか。







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