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風景画像①.jpg


         

フォトコンテスト:応募者の意図を問う審査員





   フォトコンテストにおいて、審査員はタイトルで
                応募者の意図や、考えをさぐっています!




こんにちは。

前回は、フォトコンテストにおいて、
審査員が応募写真の「タイトル」をどう見ているか?
について、少し触れてみました。

今日は、実際に審査員が、評価している内容について、
お伝えしてみたいと思います。
前回の写真を載せましたので、もう一度ご覧下さい。

① タイトル = 「鹿の群れ」
写真しか.jpg
審査員・吉野 信(よしの しん=動物、自然カメラマン=69歳))

これは、「日本カメラ・自然と風景フォトコンテスト」 と題する コンテスト。
雑誌、日本カメラ誌上で行われたものです。

審査員は、「吉野信」「梶原高男」。
いずれも、写真界では、知られたプロカメラマンです。

(審査員特別賞)になった上の 写真① 「鹿の群れ」 は、
「タイトル」については、次のように評されています。

「もう少し、上手なタイトルがほしい・・・・・・・」 と。

ということは、雪の原野を走りぬけようとする、多くの鹿を見て、
「鹿の群れ」 では、ちょっと味気ない感じがあったのではないでしょうか?

じゃ、どんな 「タイトル」 ならいいのでしょうか?

ここで、皆さんも、考えてみてください。・・・・・・・・・・。

この写真は雪の草原でしょうね。  空の色から、かなり厳しい寒さ・・・?
上部をメスの鹿が、下をオス鹿が急いで走りぬけようとしている・・・。

多分、こんな状況なんでしょうね・・・。
そんな感じがしませんか・・・・・?

みなさんは、どう思いますか?

たとえば、鹿の大群が、食料を求めて、猛スピードで大移動をしている・・・・?
なんて、思う人もあるかもしれませんね。

いろいろ想像してみて下さい。

その上で、自分で 「タイトル」 を考えてみて下さい。
そうですね、私も、考えてみましょうか。

「雪原、走る鹿の勇姿」  「厳寒を突く鹿のむれ」

こんなの、どうでしょう・・・・?

まあそんなわけで、「タイトル」 をもう一度、
再認識してみてくださいね。


ただ、入選するかどうかについては、「タイトル」 で決まるわけではありません。

前回、言いましたように、小説の 「タイトル」 は、非常に大事です。
しかし、作品の良非は、やはり、内容によります。

写真も同様です。

タイトル は非常に、重要です。
しかし、最終的には、応募写真の出来がどうなのかで評価が決まります。

では、タイトルが入選にどう関わっているのでしょうか?

審査員になったある写真評論家は、

「同じレベルの写真が、複数あった時や、どんな思い(意図)で、
この写真を撮ったかを知りたい時などに、タイトルを参考にする・・・・・」

と、カメラ雑誌上で、述べておりました。

もっと写真が生きる! もっと写真が楽しくなる! 米 美知子の 素敵なタイトルの付け方













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