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風景画像①.jpg


         

アサヒカメラコンテスト次々1位:6人の主婦が歩んだ写真道!

アサヒカメラ月例コンテストで1位を獲得した

6人の主婦を、現役のプロカメラマンが取材しました。



最近カメラを持つ女性が増えていると言われています。

私の関わる地域の写真グループにも12人中

5人 が女性です。


各種のカメラ雑誌(アサヒカメラ、日本カメラ、

フオトコン、風景写真・・・・・等々)

でも、月例年度賞(4~5位以内)を受賞する人が

増えてきているのが分かります。


有名なところでは、人気風景カメラマンの

「米美知子」 さんはなどは、年々活躍の場を

拡げています。


たぶん、ご存知の方も多いことでしょう。


このように、女性カメラマンの進出は

とみに、増えてきているようです。


今回ご紹介する6人の主婦も例外ではありません。




月例コンテスト華麗なる主婦たち!


主婦6人.jpg
(フォトグラファー列伝ヨリ)


この人たちは、6人そろって

「月例コンテスト年度賞1位」

を獲得した人たちです。


それだけではありません。

他誌の「1位」や各種の全国的な「写真コンテスト」にも

多く入賞しているいわば 「ツワモノ」 ぞろいです。


プロフイールを見ると、そのキラヤカな経歴に

圧倒されそうです。


コンテスト: 主婦6人の歩み!




上の写真、主婦は、皆 50~60代前半の方たちです。


参考までにそれぞれの受賞歴を挙げてみますね。


便宜上、写真左から A、B、C,D,E,F, の皆さんとします。




Aさん)

・アサヒカメラ年度賞=2回
・日本カメラ= 1位
・ニッコールコンテスト長岡賞・最高賞(100万)



Bさん)

・アサヒカメ = 1位
・日本カメラ = 1位
・ニッコールコンテスト=大賞(50万)
 



Cさん)

・アサヒカメラ= 1位
・個展 4回
・写真集出版



Dさん)

・アサヒカメラ=    1位
・フォトコン・レデイス=1位
・フォトコン白黒の部= 1位
・写真集出版
・個展開催




Eさん)

・アサヒカメラ= 1位
・フォトコン白黒=1位
・日本カメラ = 2位
・個展1回




Fさん)

・アサヒカメラ=  1位
・フォトコンカラー=2位
・個展開催



以上ですが、スゴイでしょ!


一つの賞をとるだけでも大変なことです。

それが、ご覧の通りですから・・・・。



この人たちの歩みを取材レポートを通して

よくよく注意を払ってみました。



そうすると、この主婦の皆さんは、ごく普通の

主婦ではありますが、これだけの実績をあげるには

やはり、それなりの共通点がありました。



何だとおもわれますか?



それについては、申し訳ないですが、

次回でお伝えしますね。



それでは、今日はこの辺で・・・・・・・・。








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独学で写真を学ぶOL!どん底の彼女を救ったかけがいのない一冊!

嬉しい電話


昨日、独学で写真を学ぶ京都のOL「K」さんから電話がありました。

「えっ?!」

驚きました。


直接、読者の方から電話を受けるのは、これで 4度目 です。



私は、このブログの他に「健康ブログ(現在休止状態)」

を持っているのですが、立ち上げて間もなく、名古屋の

主婦の方から、「病気治療」の相談電話をうけたことが
あるのです。

たぶん8年ぐらい前のことでした。


この時は、ブログを初めて間もないころでしたので、
ほんとうにビックリしましたね。


2度目は、韓国のテレビ局からです。

「取材の申し込み」 でした。

私は、ちょうど「ガン」で入院する直前でしたので、

残念ながらお断りしました。


そして 3度目 は、これも「韓国」からでした。

家族と夕食をとっているさなかにかかってきて、

「何やら分からないコトバ」でペラペラしゃべるのです。

途中で通訳が代わってくれましたが、「一日一食」という

健康法に興味があるということでした。


この時も、驚きましたが、家族も、「何事???」 と

私以上に驚いていたようです。



このブログの読者の方も 「ブログ」 を持ってる人は多いと
思うのですが、同じような経験をされた方もいるかも
しれませんね。



というようなわけで、昨日の「K」さんからの電話は、

4度目 となります。


よほど、話したい理由があったのでしょう。


その女性については次の項で。




独学を始めた女性を救った一冊




電話をかけてきた女性「K」さんは、今年 の初め頃に

一度「メール」を下さった「ОL」なのです。


その頃 

「対人恐怖症」

で、とてもに悩んでいて、人目を避けるようにして生活を
しているというのです。

職場にいるのも苦しく、転職を考えてネット上をあれこれ

探していたらしいのです。


対人恐怖で道を行き交う人を見ることも苦しく、

どん底をさまよっていると。



そんな時に私の「ブログ」に出会ったというのです。


「写真なら、一人でもやっていけるかもしれない。

多くの人と合う必要はなさそうだ・・・・・」


と考えて、私にメールをよこしたというわけです。



なんという偶然でしょうか?


実は、私もかつて 「対人恐怖症」 に苦しんだ

経験をもっていたのです。


なので、他人事とは思えず、とりあえず写真の

「入門書」
「カメラ雑誌」

を送ってあげました。



しかし、よく考えてみれば、彼女の場合写真を始める以前の問題

があったのです。


つまり写真というのは、「対人恐怖症」を抱えていても

やれる仕事なのか?  ということが、マズ 彼女にとって、

大きな問題のはずです。


それを払拭してあげることのほうが先決問題じゃないか?


 
私は、かつて似たような理由で 「写真をは始めた人」 を

思い出しました。

対人関係が苦手の中年男子「S」さんのことです。


こんな人もいるのか?!


と、最初は驚きましたが、なるほど人間関係に苦しむ人には、

写真を撮るという行為は、人物写真以外、べつに、

他人を気遣う必要はありません。


この「S」さんは、「シラサギ」 を撮り始め、

1年、2年とガンバリました。

たまに、入選したりすると、ハズミがついて増々

「シラサギの魅力」 にハマっていくのでした。

それから、数年、様々なコンテストで最高賞を獲るまでに

なったのです。

それどころか、「美しいシラサギの写真」はいろいろな

企業からも、「使用したい」 という要望が増えてきたのでした。

個展も、日本だけではなく、海外でも注目されました。



私は、その頃の「S」さんの記事を自前の「切り抜き帖」に

貼っていたのです。


4冊 持っていた 「切り抜き帖」 は淡路大震災でダメになり、

辛うじて、一冊が残っていました。


その中に運よく「S」さんの記事が残っていましたので、

前回取り上げた本「一生懸命フォトグラファ~~」

と一緒に送ってあげて、



一生懸命.jpg




「とにかく現状を打破してください」

との願いをこめてメールを送りました。



それから数か月。


私の頭のどこかに「K」さんのことは、

ズーッと消えないで浮遊していました。



そんなわけで、今回、電話があったというのは、

ひょっとして「いいことでは?!・・・・」

というかすかな期待感がありました。


果たして、期待通りの「コトバ」が返ってきました。


ハズンダ声を聞いて、私まで元気をもらったようでした。


「 私は、カメラマンになる決心をしました。

特に、送っていただいた ”一生懸命・・・・” という

本は、むさぼるように読みました。


普通の主婦や、80歳を超える高齢の人たちの生き生きとした

姿に感動すらおぼえました。

”シラサギ” のSさんの存在も印象的で、

ひょっとして、この人たちのように、私も、

”スゴイ写真” を撮れるようになるかも?!・・・・

そんな思いが広がって、体が震えるような感動を

おぼえてしまいました!  (笑)


私もガンバってみます。・・・・・・・・」



私は、胸があつくなりました。


働きながら、独学で学ぶのは容易ではないでしょう。

増して、「対人恐怖症」 とも闘わなければなりません。

前途多難な道であることは間違いないでしょう。


しかし、私は思うのです。


難があればこそ、やり甲斐も生きがいも感じることができます。



最近、

「自由になりたい。 好きなことを好きにやって生きたい!

遊んで暮らしたい。趣味に生きたい!」


稼ぎ系ブログの運営者のプロフイールなどをみますと、

こういう人が多いのに驚かされます。



もちろん、私も、

「自由に生きたいし、好きなことをやっていけたら

素晴らしいと思う人間の一人です」



しかし、先の「自由になりたい」という意味は

私の考える「自由」とは少し違うのかなと

思うフシがあるように思います。


このことは又いつか言及する機会があろうかと

思います。



とりあえず、今日はこの辺で終わりますね。



今日の記事では、


一生懸命フォトグラファー列伝 [ 神立尚紀 ]


を再度お伝えしたかったのです。



「6人の主婦」については次回で取り上げますね。






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写真月例コンテスト:アサヒカメラ年度賞1位主婦6人の写真魂!

アサヒカメラ月例年度賞とは




今回は、カメラ雑誌「アサヒカメラ」主催の写真コンテスト

年度賞「1位」を受賞した主婦6人をご紹介します。


「月例」とか「年度賞」をご存知ない方のために、簡単に

説明しておきましょう。


「 ”アサヒカメラ”では毎月 1月~12月 まで

写真コンテストを行っています。

その月に入選した人たちには「点数」がつけられており、

12月までの点数を合計した総合点でその年の

順位(1位~4位ぐらいまで)を決めて表彰します。」



他のカメラ雑誌(日本カメラ、フオォコン、風景写真

・・・・・等々)も基本的には大体同じです。


このコンテストは、県や市町村、などで行う

各地域の写真展と違い、全国エリアで行われているため、

「レベル」は相当高いものです。

上位入賞者には、プロにも勝るような人も珍しく

ありません。


事実、年度賞上位を獲得して「プロ」になった

カメラマンもけっこう出ています。


これまでも何度か取り上げた風景カメラマンの

「米美知子=よねみちこ」 さんなどは、

そのトップランナーでしょう。



さて、ここでご紹介する6人の主婦は皆

その難関を克服した「ツワモノぞろい」です。

それでいて、写真を始めた最初はホントに、

ごく普通の主婦だったのです。


まずカメラの使い方を知るところから始めた

主婦たちだったのです。


私が、この主婦たちを取り上げる意味は、

実は、ココにあります。



主婦に限らず、ふつうの健常者であれば、

誰でも必ずコンテスト上位に入賞するほど

のウデマエになるということ知って

いただきたいからなのです。





写真仲間の必要性




私は、

「各カメラ雑誌の月例コンテスト」

をこれまでたぶん「20数年」ぐらいは、こまめに

読んできたと思います。


また、時には、雑誌主催の撮影会などにも、

参加することもありました。


大学の先輩から譲りうけた古いカメラ雑誌の

バックナンバーなども、非常に興味を

そそられたものでした。


これまで、時々書いた


「フォトアート」誌は、


ほんのその一部でした。


それらの月例で名を馳せた人達の中には、

今でもプロとして活躍している人が少なくありません。


さらに、私自身がプロになって以来接触してきた

数え切れないほどのカメラマンには、「月例コンテスト」を

修業の場として、励んだという人もけっこういました。



そう言う経験を積んでいるうちに、


一つだけ、「月例コンテスト」 に欠けるものが


あるのでは? と思い始めたことがあるのです。


 それは、「中間」 です。


もちろん、それぞれの地域には

いろいろな写真クラブが存在しているようですが、

その在りようは、千差万別、レベルも様々です。


群れを避けて、

独学をしている人も多いようです。


いずれにしても、「やる気」の高揚や「技術向上」

には、「仲間」 がいるといないとは、かなりの開きが

生じるようです。



最近、自分の地域の写真展や幾つかの写真グループ

の人たちと交流しているうちに、仲間の存在の大きいことを

改めて感じています。


しかし、

写真グループに参加している人たちの中でさえ、

「なかなか写真が上達しない」

という人がいます。



そんな時、私は一冊の本を紹介します。

それは、



一生懸命フォトグラファー列伝 [ 神立尚紀 ]



という本です。




この本は、多くのアマチュアを取材したものです。


「何を撮ったらいいかと迷う人」
「テーマ作りの参考にしたい人」

「コンテスト応募に行き詰った人」
「自分にはどの分野が合っているのか?」

「人はどんな撮り方をしているのか?」
「プロになった人はどんなひとなの?」


悪戦苦闘しながらも、一歩一歩前進するカメラマンたちの

日々の歩みを追ったルポです。



私は、前にも書きましたが、

自分を鼓舞するために、

「苦労してカメラマン名なった人」

「これはと思ったカメラマン」

「カメラマンへの夢を追ってガンバル学生」


などなど、見つけた新聞記事、雑誌記事を

カタッパシから切り抜いて大学ノートに貼りつけました。


当時、夜のアルバイトが終り、帰りの公園で

いつものように「スナップ」の練習を

繰り返していました。


下宿に帰って、フトンの中でその切り抜きを

幾度も幾度も読んだものでした。

4冊の「切り抜き帖」は、一部手あかで黒くなって

しまいましたが、疲れきった体もこの「切り抜き」の

おかげでずいぶん癒されていたようです。




でも今なら、こんな「切り抜き」をしなくとも、
  
それ以上に スバラシイもの があるのです。


それが

一生懸命フォトグラファー列伝 [ 神立尚紀 ]


なのです。


もしよかったら一度読んでみて下さい。

決して無理にとはいいませんが、あなたの写真人生に

何かを感じ取っていただけると思います。



先に話した「アサヒカメラコンテスト」年度賞の

1位を受賞した 「6人の主婦」 も、実は、

この本の中に出ている人たちなのです。




では、次回で6人の主婦たちについて取り上げたいと

思います。




それでは今日はこの辺で・・・・・・・。





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写真コンテスト:入選できなかった意外な理由はコレでした!

こんにちは。


このブログは、不具合が起きて、記事や、画像の

配置がおかしなことになってしまいました。


いろいろ、操作を加えてきましたが、どうしても

以前のような形には戻ってくれません。


もうブログ会社に相談する気も萎えてしまって、
そのまま、続行しています。


近いうちに、新規のブログを立ち上げようと思っています。



このブログを読んで下さっている人たちの求めておられること

も大分分かってきましたので、少しでも、それにお応えできる

ようなブログに様変わりして、新たなブログを作ってみたいと

思います。


出来上がるまで、少し時間がかかると思いますが、

それまでお待ちくださいね。


このブログの読みづらいところは、もうちょっとの間、
ガマンして読んでやって下さい。


申し訳ないですが、どうぞ宜しくお願いします。




入選できなかった理由とは




前回、写真コンテストで惜しくも入選できなかった

「アジサイ」の作品について、今日、説明したいと思います。

日がたっているので、忘れておられるかもしれませんね。


もう一度、掲載してみましょう。




「杉林の花嫁」
ajisai2.jpg
(フォトコン誌バックナンバーヨリ)




どうでしょう? 

「あーあー、 あれかー!」 と、


思い出されましたか?



この作品は、


前にも書きましたが、手前のアジサイが見事に

強調されて、構図的にも成功したものです。


この写真では、画面がスッキリしていませんが、

原画のほうは、「ピント」 もバッチリ決まり、

バックの 「ブルーと白のアジサイ」 が適度に

ボケていて、手前の一輪が浮き彫りにされた成功作

と言ってよいでしょう。



審査員 「吉住志保=女性カメラマン」 さんも、

「ウマイ作品」と、

ホメています。



では、何故入選できなかったのでしょう?


あなたは、どう思いますか?




吉住志保さんは、 

「タイトルと写真が合っていない」

と言っています。


そして

「 ”花嫁” を表現するには、 一輪の花が

強すぎた 」


というのです。


つまり 「タイトル」 のつけ方が誤っていた

というのです。


一点の作品としては、入選できたものが、

「タイトル」 でその作品の印象がガラリと

変わってくるのです。



こういう例は、時々みられますが、審査員によっては

入選とする人もあるようです。


いずれにしても、作品として見る場合、

「タイトル」 が、とても重要な「要素」となることを

忘れないでください。



特に、写真コンテストで、同点が2点並んだ場合は、

「タイトル」で

その優劣を決めることが多いのです。



ゆめゆめ 「タイトル」 をおろそかにしないように、

心がけていただきたいと思います。




それでは、今日はこの辺で・・・・・・。




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幻影の傑作! 一瞬 「ハッ!」 と目が行き場を失いました!






nobajisai.jpg
  (読者「N」さんの作品です)



こんにちは。


記事を書く前に、久しぶりに寄せていただいた 「N」 さんのブログ。

ググーっとスクロールしていると、 ハタ! と手がとまり、

幻影のような 一輪の 「花」 が、目を射抜きました。


決してオーバーではありません。



ジックリご覧下さい。

後ほど、記事を追加したいと思います。




・・・< 続きです >・・・




では、記事を追加しますね。



上の写真ご覧になりましたか?

感想はいかがですか?




以前にも、ご紹介しました「N」さんのブログから

拝借した作品です。

(許可は事前に得ておりますので・・・・)




私は、時々、ネット上のブログを散策します。

もちろん、「皆さんどんな写真を載せているのかな?」

という軽い興味からです。


この程度なら、たぶんブログ運営者さんの怒りをかうことは

ないだろうと思っています。



さまざまなブログを一巡してみたところでは、

正直、「ハッ!」 とする写真は少ないですね。


ただ、これは、私の個人的触覚から感じている

感想ですので、人によっては、「そうでない人」も

いるかもしれません。



その辺は、了承の上でこの記事を読んで下さいね。




今回の写真について



それでは、上の写真について、私の勝手な感想です。(笑)



「N」さんの写真は、これまでも何度かご紹介してきました。

この2年ぐらいのうちに、感性、技術共にかなり伸ばして

こられた感じがします。



私が「N」さんのブログに出会ったのは、

たぶん3年ほど前だったでしょうか?

そこには、近場で、日々撮った写真が、つらつらと

掲載されていました。


花あり、川あり、公園ありと身近な素材が、

一杯でした。


たぶん、誰でもが 「いいなあ・・・」 と感じるような

写真が並んでいたようです。

事実、多くの読者が、好意的「コメント」を

残していたように思います。


そんな中、おこがましくも、ちょっと「辛口コメント」を

書いた記憶があります。



その写真の多くは、いい素材が扱われているのですが、

一枚の写真に、たくさんの小物がつめこまれていて、

今一つ、「グーッ!」 とココロ惹かれるものが

なかったように思います。


それから、時々「N」さんのブログに立ち寄るように

なったのですが、最近は、N さんの作風が変わって

きたように感じます。



早い話が、上の「アジサイの写真」です。


この写真は、もし、仕上がりの


「精度」がよく、

「手前一輪」を少し左に寄せれば、


雑誌中の「広告」や、エッセイのタイトル下にも

使える写真になりそうな気がします。



この写真のポイントは何といっても


一番手前の白く輝く 「一輪のアジサイ」 です。

そして、その下でホンノリと光を受ける

「葉の静かなたたずまい」。



ここに、フオーカスして、あとのアジサイが

順に、ボカされて奥に消えていくかのような様は、

見ている者を陶然とさせてしまいます。



余分なものを排除した 「フレーミング」 が

成功したと思います。


ただ先にも言いましたが、手前の花をわずかに左に持ってくると、

遠近がもう少しでてくるのでは?

そうすれば、一輪は、もっと強調されてくるはずです。



光を受けて白く輝く一輪のアジサイから、

灯が消えていくようなバックの小さなアジサイに

視線が流れていきます。


この静かな空間から、何かが語りかけてくるような

気配すら、感じてしまいます。



人気の風景写真家 「米美知子」 さんは、


「 切り取られた自然の外に広がる何かを

想像してもらえたらいいな・・・


と雑誌などで語っています。


「N」さんのこの写真も、まさにそんな

写真の一枚ではないかな・・・・!

と私は感じます。



では、次の写真をご覧ください。

この写真はコンテストで落選した作品です。


(タイトル「杉林の花嫁」)
ajisai2.jpg
(雑誌「フオトコン」バックナンバーヨリ)


Nさんの写真とよく似てるでしょ?

手前のアジサイの迫力はみごとです。

この場合、縦の「構図」がウマくいってるようです。


しかし、落選しています。

何故でしょう??



どうか審査するつもりでこの写真を、考えて見て下さい。






では今日はこの辺で・・・・・・・。



追伸)

落選した 「杉林の花嫁」 という写真が何故落選か?

一見、良さそうに見えます。  

ケータイで撮り直したものですが、原画 の画質はハッキリと

出ております。

奥行きもしっかり考えて撮ってあります。

構図はナカナカのものです。


この写真を審査したプロは、「吉住志保」 さんという

まだ若い女性カメラマンです。


風景写真で知られた「竹内敏信」さんのお弟子さんでもありました。

現在独立してアチコチで活躍しておられます。





タグ:傑作 幻影
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