自分にしか撮れないものを撮ることの醍醐味!
自分にしか撮れないものを撮ることが、才能を磨くことになる!
前回女性カメラマン梅かよさんを取り上げました。
彼女は、26歳という若さで,
写真界、最高賞とも言える木村伊兵衛賞を,
取得した程の才人です。
彼女の写真集を見れば、一目瞭然!
その面白さ、意外な発想は,
やはり、普通では、ありません。
これこそ才能でしょう!
最初の写真集がベストセラーになり、
それを機に、一気に人気カメラマンになりました。
仕事も増え、今や超売れっ子です。
凡人の私には、羨ましいかぎりです。
と言いたいところですが、万事塞翁が馬(ばんじさいおうがうま)。
カメラマンの世界が、梅さん一人で、成り立っているわけではありません。
凡人には、凡人にしか撮れない写真があるはずです。
つまり、自分には自分にしか撮れない写真を見つければ、いいのです。
そういう見つけるとか、模索する過程を楽しむ楽しみもあるのです。
人は、考え、模索し、思考を重ねていくうちに、「感性」 や 「センス」 も 磨かれてくるものだ、と私は、思っています。
シャッターを押した事も無いほどのド素人であった私は、
「カメラマンになりたい」 とひたすら、その道を追いかけているうちに、
そのことを、実感するようになりました。
才人は、ヒラメキとか、感性とか言われる普通には、実に、曖昧で捕らえがたい
感覚で写真を撮ります。 梅 さんなどまさに、そんな人と言ってよいでしょう。
パッと感じて、パッと撮る! それで傑作が生まれる。
誰でもが、できるワザではありません。
では、そういうワザをもたない人はどうすればいいか?
一つの方法として、さきほど言いましたように、
「自分にしか取れないものを撮る」
ということがあげられます。
たとえば、
・何十年と 「竹」 のみを撮り続けた人がいました。
・北海道で「流氷」をトコトン追い続けた人もいます。
毎月応募されてくる 「流氷」 の迫力に驚嘆したものです。
・波の魅力にとりつかれた人
また、
・横断歩道を渡る人たちを撮って、入選 し続けた人。
・一生、「白鷺」の美しさを追った人も過去にいました。
(この人は、人と交わる事が苦手で、「白鷺」 にたどり着いた人でした)
あげれば、枚挙にいとまがありません。
コレと思うものを追求していくうちに才能も技術も磨かれていきます。
今、挙げてきた人たちを知るにつけ、私は、心底、そう思うのです。
働きながら、資金もなく、学校にも行かず、独学を貫いている人は、 気をおとさず、うまず、たゆまず、コツコツ努力をしてみて下さい。
私の言っていることを、必ず感じてくださる時が来ると信じます。
次回は、今回の実例を、お伝えしてみたいと思います。
どうぞお楽しみに・・・・。
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