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カメラマン: 独学者必読!「一生懸命フォトグラファー列伝」が熱い!




カメラマン希望者、特に働きながら独学を続ける人。
学校に行く時間とお金の無い人に不可欠なものがあります。
彼らには共に語り合える写真仲間が極めて少ない。
それを補うのが「一生懸命フォトグラファー列伝!」




こんにちは。


先日、私の住む地域(伊丹市)の「カメラグループ」の写真展を見てきました。


アマチュアカメラマンが撮った写真ばかりですが、
かなりレベルが高く、中には、プロとしても通用できそうな
写真もありました。


特に、外国の美術館から賞をもらった人の写真もあり、
グループとしては、多彩な印象を受けました。


展示会には、グループの人たちも数人来ており、別室で
自分たちの写真について、感想を述べ合っているのです。

喫茶風のその部屋では、コーヒーなど飲みながら、
写真談義に花をさかせていました。
さいわい、知っている人もいましたので、私もその中にいれてもらい、
いろいろ、話を聞かせていただきました。



「撮影の話」「独学」について、「テーマ」について、「カメラ」、「撮影地」・・・
・・・・・・・・・・・等々。


何気なく話されている中にて、学ぶことが多いことに、
気づかされます。


とにかく、楽しい雰囲気は、うらやましいぐらいで、
話の尽きることがありません。


働きながら、独学を続けている人には、こういう体験が
少ないです。



私の場合で言いますと。


何分、あまりにも、写真について、無知であった為、
そういう仲間に入るには、かえって、気が引けて、
話さえ出来る状態ではありませんでした。


そんな私が、速く、確実にプロになるにはどうしたらいいのか、?
ほんとに、考えました。

1週間ぐらいは、考え続けたように思います。

「カメラマンのアシスタントか? 写真の通信教育か?
写真家に弟子入りするか? スタジオの見習いになるか?」
「それとも写真学校に行くか?」


一度は写真関係の大学に入れましたが、
結局、私は在籍のまま「独学」 を選びました。


時間もなく、金もなく、師匠もいない私がやれる方法は、
誰にも強制されず、自由に学んでいける 「独学」 
一番いい!

そう思いました。

やってきた過程については、

以前にも書きましたので、省きますが、

独学 を進めるうえで、一つ大きな壁がありました。

それは、写真について、語り合える友人がいないことでした。

これは、独学者が味わう唯一の欠陥かもしれません。


私は、そんな時、思い出したのが、会社員として働いていた頃、
初めて見たカメラマンの新聞記事でした。  下の写真がそうです。


カラス・カメラマン.jpg




北海道の南端で、一人、カラスの生態を撮り続けるカメラマンの生きざまでした。

プロフィールにも書きましたが、この時の衝撃は、今でもハッキリ覚えております。

「そうだ、あれを使おう」

私はそのカメラマンの 「切り抜いた写真」 を今でも、手帳に入れて持っているんです。

少し黄ばんでしまってますが。(笑)

時あるごとに、私を叱咤激励をし、勇気づけてくれます。


そんなわけで、独学を始めるにあたって、
私は、「切り抜き」 を始めることにしました。



切り抜きは最高でした!




新聞、雑誌、グラビアなど、カメラマンを紹介したものや、

目についた写真に関する記事をかたっぱしから切り抜きました。

これらの記事は、その後の私にとってどれほど役立ったか知れません。


アルバイトを終えて帰宅途中、私は、夜の公園で スナップの練習を
したものでしたが、 クタクタになって、自室に帰ると疲れて、
もう何もする気が起こらないような時がたびたびでした。


そんな時、「切り抜き」 帳をひらくのです。

さまざまなカメラマンの実像が語りかけてくれます。

皆、それなりの苦労を乗り越えてきたカメラマンたちです。


「負けたら、アカン、元気を出そう!」


なえた体が、シャンとしてきます。


この 「切り抜き」 は、

私が、のちにプロとして、働くようになるまで、

ホントニ、助けてくれました。

「切り抜き帖」 は最良の仲間でした。


そんな経験から、独学する人には、切り抜きによる 仲間づくりは、とても役立つと思います。


以前にも書いたことですが、学校に行かず、働きながら 独学をしている人たちには、共に話し合える写真仲間は
本当に大事だと、痛感しています。


そんな仲間と話し合い、切磋琢磨しながら、やっていくことは、
一人、モクモク とやりつづけることと比べ、上達に大きな
開きが、でてきます。


私は独学を続けながら、そのことを強く感じたものでした。

あの人気カメラマンの「米美知子」さんも、写真クラブを
主催しております。

月例コンテストで磨かれた手腕は、ここでも大いに発揮されて
いるようです。

なぜなら、このクラブから上位入選者がかなり出てくるように
なっているからです。

クラブという「チーム」の中では、
写真の上達が早いという一つの例でありましょう。



そういう意味で、前述の「記事の切り抜き」は、
私の場合、絶好の仲間づくりになってくれたと感じております。


私は、地域の写真グループにも、時々切り抜きの一部を
見せてあげます。(ほとんどは震災で消えたのですが)


中には、
・写真展を開いた高校生、
・やっと広告関係で独立したカメラマン、
・趣味からプロになった主婦!
・日本を代表する「篠山紀信」の若いころ、

・・・・・・等々。


それらを見ると、皆さん、刺激されて、やる気がみなぎってくるようです。



実は、ずいぶん前のことですが、働きながら頑張っている
カメラマン志望の人たちに向けて、私は、一冊の本を
出したことがありました。

自分の経験と、取材したカメラマンたちを紹介したものです。


私自身、カメラマンになろうと決めた時、初心者に役立つ
本を探しまわりましたが、なかなかみつかりませんでした。


そんな経験があったものですから、プロになってからのち、
独学の人たちに何とか 「励み」 になるようなものがあれば、
と、考え、出版を思い立ったのでした。


タイトルは

「私はこうしてプロカメラマンになった!!」

というものでした、


ほん123.jpg



内容は、

・ 車いすのカメラマン、

・ 旋盤工からカメラマンになった人、

・ 盲目のカメラマン、

・ コンテストに挑戦し続けて、プロになった人、

・・・・・・・・・・・・・等々。


とにかく、大きな 「苦難」 を乗り越えてプロカメラマンに
なった人たちの 「ノンフイクション」 的な本でした。

写真の独学者に 「何とか負けずにガンバッテ下さい」 と、
祈るような思いで書いたものでした。


自分でいうのも、おかしいですが、この本は、
意外とよく出ました。

とくに、写真専門学校の生徒さんが多かったようです。
それも夜間部に通う生徒さんが読んで下さったようです。




さて、話を戻しますが、このような、苦難を乗り越えた
カメラマンの話や、それらにまつわる話は
非常に励みになり、参考になり、勇気づけられるものです。


何と言っても、実在する人の体験は、グーッと胸に迫ってきます。


そんなわけで、私は、「切り抜き」 を作りましたが、皆さんは
もう、そんな、めんどくさいことをしなくてもいいです。

素晴らしい本が出ているからです。

それが、記事のタイトルにもあります

「一生懸命フォトグラファー列伝」

という本です。 

関心ある人は、一度読ご覧下さい。


19歳から100歳まで145人が、とりあげてあります

5年前に出た本ですが、現在も販売されております。


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