写真撮影:フレーミングの方法と意味は?米美知子さんの口癖みたい?
写真を撮る時、よく「フレーミング」というのが
出てきます。あの米美知子さんもしょっちゅう
使用されます。そこで、「フレーミング」 の方法
とその意味を探ってみました。
こんにちは。
昨日(日)、3月・最後のミーティングをやりました。
写真好きの人ばかりなので、やはり楽しいですね。
まあ、雑談なんですが、今回は、「フレーミング」
についての話題です。
いろいろと話しが出てきましたので、今日は、「フレーミング」
とその方法、撮り方等々について書いてみたいと
思います。
「フレーミング」というのは、「構図」として使われる場合が
多いですが、この場合「写真の枠取り」と考えて下さい。
前回の宇佐美さんの「マンダラ」の発想については、
この後になりますが、どうぞ、ご了解くださいね。
写真撮影:フレーミングの方法と意味!
皆さんは、ほとんどが仕事を持っておられるか、
主婦や、学生さんなどではないかなと思います。
限られた時間でどういう風に写真を撮っておられる
でしょうか?
朝の散歩の時。 休日、祝日、夜、・・・・・
人それぞれで、皆さんなりの工夫をしておられることと
思います。
次の写真は、このブログの読者だろうと思われる
NBさんの撮られたものですが、NBさんは、
どうも、休日や祝日を利用して写真を撮っておられる
ようです。
ここでは、NBさんのブログから、
その一枚をお借りしました。
(NBさんの写真)
NBさんは、雲をよく撮る方です。
この写真も夕日と雲を美しい感じでとらえた素晴らしい
写真だと思います。
ただ、吊り橋の支柱の部分が寂しいんじゃないでしょうか?
吊り橋がふつうの目線で写っているところに工夫を
加えると、もっと良くなるように思いますね。
3本の支柱の高さを強調するとか、少し支柱の側面より
狙うとか。
夕日に映える雲と吊り橋の対比を撮るとしたら、
「フレーミング」はいいと思いますよ。
なお、雲の美しさを強調するとすれば、もっとカメラを引いて
吊り橋をグーンと小さくしてしまったらどうでしょう。
そして、雲の形と、夕日に映える明るさを少し強調できる
のを待つとか。
その場合は、吊り橋が点景に近く、いわゆる脇役となります。
雲の状況は、秒数単位で変化しますから、タイミングが
なかなか難しいとはおもいますが。
ちなみに、「フオトコン誌」 に掲載されていた写真を
挙げてみましたので、ご覧ください。
写真①は、おもに夕景をを撮るカメラマンの写真です。
(写真夕景:吊橋①)
橋の一番手前から一番向こうまで取り入れて
その大きさが強調され、ローアングルで狙っているため
力強さが表現されています。
さらには、橋の下側に夕日に浮かぶ山と家並みや橋げたの
シルエットが、写真に変化を与えています。
さらには、明暗が斜めに2分された
「フレーミング」 が見事に、
バランスをとってくれています。
次の写真③は、橋の下に客船をいれてフレーミングを
した写真です。
写真③
生活感が、表現され、同じ吊り橋をとっていても、
写真①とはまた異なる印象を与えてくれますよね。
3枚の写真を「フレーミング」を中心に
その撮り方と写真の意味するところが変われば、
フレーミングの仕方も変わることを、ごく大ざっぱに
見てきました。
初心者のみなさんも、そのへんを意識して撮ってみられると、
写真も、変わってくると思いますね。
私などは、
他の写真を見るとき、
「自然に、フレーミングした写真の外側は、
どうなってるのだろうか?」
と、写真の外側を想像してしまいます。
撮る時も、そんな気持ちが動いているようです。
撮っているうちに、だんだんそういう風に
なってきたようです。
プロが、
「その写真からドラマを感じる!」
などと、よく言うじゃないですか。
コンテストの入選作の「評」などにも、
そんな言葉が多々、見られるますね。
きっと、みなさんも、一度や二度は、そういう評に
出会っていると思います。
私は、そんな言葉に出会っているうちに自然に、
そういうイメージを持つようになったようです。
もう一つは、普段、簡単な「瞑想」をやってきたことが、
イメージを抱きやすくなってきたようですね。
米美知子カメラマン:「フレーミング」について!
風景カメラマンとして人気の高い女性カメラマン
米美知子さんは、「フレーミング」 について
どう見ておられるのでしょうか?
ずいぶん前ですが、私は、「米美知子」さんの
撮影セミナーに一度参加したことがありました。
どんな撮り方をされるのか、非常に興味を持って
参加させていただきました。
よく動く方だなという印象が強かったのですが、
一番印象にのこったのは、
「切り取る」
という言葉をよく使っておられたことです。
つまり、これは「フレーミング」のことです。
カメラ雑誌・フオトコン誌上で、「米美知子」さんは次のように
語っておられます。
(写真米④
上の写真④について、述べた件(くだり)です。
要約を抜粋しますね。
「選者によって、違うかもしれないが、余白があった方が
有利だと思います。
・・・・
余白がいいのか、余黒がいいのかは、写真の内容
にもよるが、黒のほうが、締まった感じになり、
白は明るいイメージを持ちます。
そこで、余白を付けると、それだけ、黒い部分が
小さくなり、写真そのものが小さく感じられて、不利だ
ということを聞きますが、(だから、余黒にしたという写真が
上④です)
それによって審査員の見方が変わることは、まずないでしょう。
私は、余白や、余黒を付けた方が作品性が高まると
思っています。」
つまり、写真によって、「余白」 もあり、
「余黒」 もある「フレーミング」をするべきだ
とおっしゃってるのだと思います。
どちらにするかは、人それぞれだということですね。
それでは、今日はこの辺で・・・・。
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