写真家 仕事
プロになった女性カメラマン大石芳野さんが、
どんな道を歩んだか、収入を求めて、
仕事の注文をどうして獲得していったか、
少し詳しく見てみましょう。
実のところ、学校を出ていきなりプロカメラマンになった場合、
仕事を得るのはとても困難です。
日本大学芸術学部写真学科を出てすぐ、
プロカメラマンとして活動した
女性カメラマン大石芳野さんの足取りを、
追ってみましょう。
大石芳野さんはいいます。
「 注文をとる為に、自分の写真をもって、
営業にまわるんですが、
その中身は、営業の相手によって変えていきました。
仕事で撮った印刷物がたまっていけば、
また別にまとめて、あとまわしにしたり、
様々な方法で営業しました 」
「 でも一回営業に行ったからって、すぐに仕事が、
くるはずがありません。
もう、手帳が真っ黒になるくらい、色々な人に、
紹介してもらったり、会いに行ったりしていました。
それでも何十件に一件くらいは、仕事をいただけたので、
それで息をつないで、
また次の仕事に繋げていってました 」と。
仕事がないかぎり、収入もないわけですから、生活も大変です。
さらに、続けて、
「 バスには乗らずに歩く。
喫茶店には入らずに、公園の水道水を飲む。
バス代もコーヒー代もフィルムや現像液を買うための、
費用にしていました。
定価の洋服なんて買ったことなかったですね。 買ってもバーゲン。
だから、父が、見かねて何着か、買ってくれたことも、ありました (笑)。
とにかく、倹約、倹約でしたね 」
大体こんなところです。
「大石芳野」さんの苦労の一端が、
おわかりいただけたでしょうか。
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フリーと言う立場は、仕事が入り、収入になるまで、
とにかく大変です。
では、今日は、この辺で。
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2013-12-03 14:49
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