プロカメラマン、女性の志!
最近、プロカメラマンになりたいという女性が、
増えてきました。
さきごろ、戦場の取材で、亡くなった女性は、
雑誌社勤務の人でした。
「どうしても取材したい!死んでもかまわない!」
と言っていたそうですが、そこには、
強い使命感のようなものがあったと、
私は、思います。
お金の取れるプロとして、やっていくには、
相当の覚悟が必要です。
今は、そこそこのカメラ(4~5万ぐらいの一眼レフ)
であれば、充分、良い写真が撮れます。
日本のカメラ技術はすばらしいです。
よほどの撮り方や、分野をえらぶのでなければ、
カメラや、機材に、悩むことは、まずないといってよいでしょう。
高い機材ももちろんあるにはありますが、
それは、やはり、特殊な分野が多いと思います。
ちなみに、戦場カメラマンとしてテレビでお馴染みの 渡部陽一さんの
カメラは50万ぐらいするそうです。
また、学ぶ本も、普通のカメラ雑誌で充分だと私は思っています。
プロカメラマンになるには、そんなことより、志とか、
願望とか、やる気の問題の方が、大きいと、私は思っています。
いずれにしても、プロカメラマンを目指す
女性は、このところ、確かに増えてきております。
そこで、これまでに、とても印象に残っている、
カメラマン志望の女性がいますので
今日は、
プロになってまだ日の浅い、Ⅿ さん(29)のことを、
取り上げてみたいと思います。
(メールもくださったことがあります)
写真学校を出たあと、ある女性カメラマンの元に、
入門した人なのです。
彼女が、日ごろ、書きためたエッセイのようなものを、
読んだことがあります。
それによると
「 ・・・プロにカメラマンになる女性の数は、
男性よりもはるかに少ない。
体力的にもかなり厳しく、時間も不規則なことが多い。
結婚して、子供でも生まれたら、断念して、家庭に入っていく弟子仲間も多い。
正直なところ、自分も、適齢期をむかえて、かなり悩んだ・・」
というような意味のことが、書かれていました。
それでも、なお、彼女が、プロカメラマンになるのを、
諦めなかったのは、何故なのだろう?
みなさんは、どう思いますか?
彼女は、言います。
「・・・自分の生き方に悔いを残したくなかった!」
「せいいっぱい、自分を燃焼して、生きてみたかった!」
彼女は、キッパリと、言い切りました。
いつだったか、「人生いろいろ」 なんて歌がはやりましたが、彼女は、
彼女なりに、真剣に考えに考えた上で、
選んだ写真家人生だったんですね!
<ご参考までに>
私は、スナップが多いので軽量のペンタックスを使用してきましたが、
最近覚せい剤の取材をした写真を、雑誌社で採用してもらいました。
(こんなカメラです。それも中古で買ったものです。)
http://item.rakuten.co.jp/refort/k30-wkit-cbl/
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