カメラマン: 撮影テクニックに左右されないプロの論理!
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カメラマン目指す人がこだわる撮影テクニックに反論!
写真は、カメラとレンズと光があれば撮れる!
小手先のテクニックにこだわり過ぎるのは作者不在!
こんにちは。
今日は、プロカメラマンが、
「むやみにテクニックを使うな」
と警告をしている一文を見ましたので、
それを取り上げてみました。
実は、私も、最近、折にふれそのことを考えるように
なっていましたので、上の一文が目についたのだろうと思います。
カメラ雑誌上で、たまたま書いておられたプロカメラマン
「江口慎一」 さんが発言しておられた一文です。
● 「テクニック無用の写真術」
「江口慎一・(62)」さん。
(マクロ~風景写真を撮る
ユニークなカメラマン)
「江口慎一」さんと言えば、
身近な小さな自然をモチーフに、光が操る自然の美しさや不思議さを
とらええ、光の祭典として、画と創作詩 なども織りなす魅力的な
写真を見せてくれる風景写真家です。
写真を撮る時、「アクセサリーは、不要だ」 とおっしゃっています。
さらに、
「 特別なフィルターや、多重露光、その他、
小手先の技にこだわり過ぎると、それは、
作者不在の表現になる 」
ともおっしゃっています。
そして、安易な手法に頼ることをいましめておられるのです。
「 モチーフと真摯に向き合うことによって、
創作意欲も湧き ”表現””作品”の幅も広がる。」
という意味のことをおっしゃっています。
これは、美大で、数年間リトグラフ(版画の一種)という創作に
取り組んできた人だからこその言葉でしょう。
ちなみに、在学中、モダンアート展や他にも入選されています。
以前、女性カメラマンの「梅佳代」さんがライターの
田原総一郎さんと対談していたことを取り上げたことが
ありましたが、
彼女は、いろいろある撮影テクニックをほとんど使いません。
田原総一郎さんと、東京浅草を漫歩しながら、楽しく
語り合うなか、歩いているとき、撮りたいものが、目に入ると、
首に下げた一眼レフでさりげなく 「サッ」 と、
撮ってしまうらしいのです。
「ボカス」とか、「構図」とか、「ピント」とか、
いっさいわずらわされず、「オート」 で、一瞬に
撮ってしまうのです。
木村伊兵衛賞を受賞した時の写真もほとんどが、
そういう写真だったと聞いています。
私は、カメラ雑誌における入選写真を調べてみましたが、
「オート」 で上位入選している写真がけっこう
ありました。
風景、人物、初級、中級を問わずです。
下の①②③のオートで撮った入選写真です。
①
②
③
そういえば、海外のいくつかの国から、写真芸術に関する
名誉ある賞を受賞した写真家を知っていますが、
この方は、日本を代表する写真家「三木淳」氏に、
初歩的カメラ操作を教わっただけだそうです。
複雑なカメラ操作は、一切しないということでした。
私の手元にいくつかその写真がありますので、
3枚挙げておきましょう。
①
(鮮やかな夕日の色は約束の色。 朝日の晴天を告げる)
②
(青から橙へと変わりゆく空の合間に雲が走る)
③
(軒下に情熱の花が咲いていた)
上の写真はすべてオート(自動)操作で、ただシャッターを押して
撮ったものです。
じっくり味わってみてください。
複雑な一眼レフの操作に惑わされず、オートモードでもこれほどの
写真がとれるのです。
すべて国際的評価されている写真です。
時間のない中で頑張ってる、独学のみなさん、
被写体と、語り合ってみてください。
それでは、今日は、この辺で・・・・
また、次回でお会いしましょう。
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by Rebwili (2019-06-16 23:22)